2020年3月17日 (火)

【本】半グレ

著者の草下シンヤさんから献本していただいた。

Amazonで紹介を読んでみたら、漫画の『ハスリンボーイ』と設定がけっこう似てたw

草下さんは、麻雀本の編集者として今もっとも優秀な人であると同時に、著者としても俺などよりよっぽど売れてる人でもある。

すごいと思うのは、ノンフィクション、小説、漫画原作など、多様に書きこなすこと。
俺は漫画原作は、麻雀漫画で多少は経験してて、そっちは適性がないと思ってる。なので、多様に書きこなす人は尊敬するわ。

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2019年12月 8日 (日)

【本】cis語録日めくりカレンダー

 

cis語録日めくりカレンダーが2020/2/21に発売されます。
「今ある優位性に張る」「値動き順張り、材料逆張り」「東証は俺のサイフ!」など、cisさんの言葉がそのまま載ってます。

 

また印税をがっぽりもらいました(ウマー

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2019年1月 5日 (土)

【本】猥談ひとり旅

『週刊漫画ゴラク』で連載されてるやつ。
ウザク本パクリ問題で知り合いとなった日本文芸社の方が送ってくださった。

だいぶ面白かった。

著者のカレー沢薫さんは、ずいぶんいろんな雑誌やら何やらで、猫のマンガやらなんやら連載してるけど、このコラムでファンになった。

文章うまいね。
むっちゃうまい。
マンガは何が面白いかよーわからんけど( ゚д゚)ウム

この本で一番面白かったのは、カレー沢さん自身の話だった。

113ページ。
へそ毛が好きだが、陰毛とつながってないやつはダメ。

そんなフェチらしいけど、それはいい。
それよりも、おもらしフェチであると。

おもらしシーンが出てくる映画は、たぶん気になりすぎて、どんなマジなやつであっても観られないと。
内心拒否してるけど、たぶんおもらしマニアであると。

女にもおもらしマニアっているのかと感服つかまつった。
あっぱれでござった。

こんな文体↑が多い、この本は。

俺も読者投稿メールを送ろうかと、かなりマジで思ってる。
ネタなさそうだから、採用率95%くらいありそう。

この本ね、面白いんだけど、不満はタイトルだわ。

なんでこんな枯れたというか、昭和のオヤジ風というか、エネルギーよりまとまりを重視した系のタイトルなわけ?

もっとさ、
セックスについて語ろうじゃないか
とか
チンコとマンコの仁義なき戦い
とか、
おセックス百番勝負
みたいな気合いの入ったタイトルにしようって発想はなかったわけ?

小さくまとまりやがって…という感想を禁じえない。

たぶんないと思うけど、もし万万が一、この本の続編が出るとしたら、そのときは、

我こそは三国一のマンコなり(ドヤッ

みたいなエネルギー全開なタイトルにしてほしいわ。

表紙イラストもパワーなくてよくないけど、これはカレー沢さん自身の絵であって、こういう人だと思うので、これはこれでいい。
というか、しょうがない。

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2018年11月30日 (金)

【本】cis本

12/21発売。

個人投資家シスさんに5回くらいインタビューしてまとめた本。
俺&編集者氏が書いたやつを、本人&投資家仲間が細かくチェックしてる。

着るものにこだわらないって話で、「身につけているもので高いものはとくにない」という文章を、エルメスのカシミヤのセーターは着るから「身につけるものは高いか安いかは気にしない」に変えてください、みたいな細かい修正まで。
どーでもよすぎるわ( ̄w ̄)プッ

勝負術や考え方の話が中心。
かなり読み物的。

Bloombergのニュース→ 「しす本出ます」-日経平均動かすと豪語のデイトレーダーが本 (1) で、

書籍出版の理由について同氏はマージャン友達のライターに頼まれたとメッセージで語った。

と書かれているライターというのが俺なのだな。

この本、シスさんがツイート↓するや、

すぐアマゾン全体の1位になって、3日目の今日も1位に貼り付いたまま。

すごすぎる(;'∀')

初版1万部の予定だったけど、怒涛の勢いで予約が入ってきたから初版5万部に変更された。
5万部という数字の理由は、それ以上は紙が調達できなかったから。
紙の手配がついたらさらに増やすという。

生涯最大のベストセラー来たわ(ノ・ω・)ノオオオォォォ-

俺の印税は5%。

1500円×5%×5万部=375万円
は確定。

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2018年11月22日 (木)

【本】恋愛中毒

フィクションよりノンフィクション派なので、ふだん小説はめったに読まない。

なんとなく、本当になんとなく、どういう話なのか知らないままこの本を買って読み始めた。

面白いな。
40%まで読んで、ようやく何をやりたい小説なのかわかってきた。

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2018年10月22日 (月)

【本】場を支配する「悪の論理」技法

凸の新刊。
だいぶ面白かった。

凸から、こういう風に宣伝してほしいというテンプレ案まできたのだが、それは無視して自分で書く。
つか、そんなのを載せるなら、こう書けと著者に言われましたと全部オープンにするわ( ̄w ̄)プッ

1章は高校レベル、2章は大学レベルだから、3章から読み始めていいということだったけど、1~2章も面白かったぞ。

2章には感心した。
こんな風に論争テクを整理してたら、そりゃネット上の口喧嘩で無敗なのもわかるわ。

最近とくに目につくのは「対人論証」ってやつ。
Aはこんなことした(言った)から、あいつの言うことは信用できないってやつ。
やたら目について、反知性傾向が強まってるように思えてしまう。

一番面白いのは3章。
倫理学の部分。
俺は「道徳家の素顔は権力・暴力信奉者」ってやつだった。
たしかになー。

あとがきにあった「大学時代に筆者は『道徳』を卒業した」ってフレーズもすごく面白かった。

付録にあった「筆者の両親はマルチ商法にだまされ続けるだけでは飽き足らず、フランスやベルギーで公的に『最も危険なカルト』と名指しされている宗教に老年になって入っておきながら」という文も相当面白かった。

哲学はすべての学問の中でもっともレベルが低いという断言も面白かった。
まぁその通りだな。

これはロジカルシンキング系の本に分類されるんだと思うが、その分野の本にはまったく興味ない俺でも、この本はかなり有益に感じた。
建前的じゃなく、読みやすいしね。

著者が自分の仕事上の立場を損ないたくないって保身意識を持ちつつ書いてる本は、だいたいあまり面白くない。
俺は失うものはねーんだよ!って突撃してるのが面白い本だ。
この本はハンドルネームにしてることが活きてる。

ただね、ネット上で論争するときに役立つってスタンスで書かれてるけど、俺はネット上の論争には興味ねーんだわ。
このブログのコメ欄とかツイッターで明らかな事実誤認を言われても、スルーしちゃうことが多い。

思い出したのは、何十年も前に、とある会議で俺より偉い人が言った理屈。
「〇〇すらできない人が、多くの読者に△△させられるはずがない」的なやつ。
その人は雀鬼会信奉者で、アンチ雀鬼流の著者を低く見積もる的な内容だった。

バカバカしいロジックで腹が立ったのだが、その場では反論しなかった(できなかった)のだな。
その人はそんなタイプのロジックが多かった。

そんなことを思い出したりした。

ふつうの人がこういう本を読む動機って、ネット上の論争なんてどうでもよくて、仕事の会議とかプレゼンのためじゃねーの?
そういう用途なら、2章を何度もウザク本を読むみたいに読むと、かなり役立つと思う。

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2018年8月31日 (金)

【本】木村正彦外伝

この本を読んでる。
ほんと面白いよなー。

俺は格闘技ってまず観ないのに、なぜ昭和モノだとこんなに読んでしまうのか?(;^ω^)

700ページもあって2段組だから、なかなか読み終わらない。
本って娯楽として安いわ。

著者と小林まことの対談が嬉しかった。
この前、漫喫で再読しちまったんだが、柔道部物語 全7巻 完結コミックセット(講談社漫画文庫)もほんと面白いよなー。
読んでてすんごいわくわくする。

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2018年7月 8日 (日)

【本】2020年 マンション大崩壊

読んでみたら、名著だった。
この分野に関して網羅的で、非常に説得力がある。
俺もこういう本を書きたいもんだわ。

同テーマのこっち↓も3分の1ほど読んだけど、こっちは業界内っぽさが高く、上の本の方がいい。

以下は抜粋あるいは要旨。

 * * * * *

今の日本では7軒に1軒が空き家。
そこに毎年100万軒の新築が供給されている。
つまり、空き家はさらに増えていく構図になっている。

住宅が不足していた時代の業界構造が今も続いている。
しかし、人口減少時代に入って、家があまる社会となり、需要の側が崩れてきている。
もはや、不動産を資産と考える発想は、旧時代のものとなりつつある。

お父さんが一生懸命住宅ローンを返済して買ったマンションを相続して住み続けたいと思う子女は、現代ではほとんどいなくなってしまっています。

「売れない」「貸せない」「子供は住まない」三重苦の「負動産」。

「最近は相続人の方をつきとめても、本人にマンションを継ごうという意識がさらさらありません。
管理費滞納が続くので請求すると、『困っているなら差し押さえでもして売ってくださいよ』と言われる始末です。
まるでやる気がありません。

日本は、和を重んじる社会というイメージが強い一方で、不動産に関しては意外にも私権が強い社会。
持ち主の権利が強くて、空き家に、周囲の住人や行政が手を出せない。
欧米だと個が尊重される一方で、コミュニティへの従属にもウェイトがあり、空き家の放置はコミュニティーを侵害するものとして、家はあっという間に撤去されることになる。

ここ10年の首都圏の新築マンションでは、なんと4分の1がタワマン。

「なぜ、この管理組合総会の議事進行は日本語で行われるのだ。
私は中国人。
このマンションの所有者の多くは中国人と聞いている。
ならば総会における使用言語は中国語で行うべきだ」
会場中がこの発言に凍りついたそうです。

マンション管理会社が口をそろえて指摘するのが、日本における「私権」の強さです。
永住者が増加する一方で、マンションという本来は共同体であるはずのものをあたかも「自分の専有物」であるかのように錯覚する人が増加しているということです。

ある大手私鉄の首脳は、
「もはや認可を受けたところで新しく鉄道を延伸することは不可能。むしろ、できることなら、現在の終着駅をもっと都心部に縮めたいというのが本音です」
と語っていました。

賃貸し住宅という「仮の住まい」を経て、最後は持ち家を持つという住宅すごろくから脱する時代になっている。
住まいは、使い潰す時代へ。

 * * * * *

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2018年7月 2日 (月)

【本】リアルサイズ古生物図鑑 古生代編

これってバージェス頁岩から発見されたってやつらだよね?

すげー面白い本があるもんだなーと思ってアマゾンで見てみたら、まだ発売されてないにも関わらず、総合36位!
大ベストセラー候補やんけ。

アイデアとビジュアルがすごいもんな。
本は売れない…のが事実ではあるんだが、それでも売れる本は売れるもんだねー!

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2018年6月30日 (土)

【本】狂気の左サイドバック

ドーハの悲劇に至るまでを、当時としてはややマイナーな都並敏史選手を追う観点から描いたノンフィクション。

賞金1000万円の「21世紀国際ノンフィクション大賞」ってのが小学館によって大々的に創設され、その第1回受賞作だった。

当時読んだけど、すごく面白かった…選手は大変やね…以上のことは何も覚えてねーわ(;^ω^)

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