【麻雀本】ボロカスまえがき
もうすぐ発売の三麻本のまえがきから。
(前半、この本がいかに素晴らしいか――省略)
* * * * *
耐えられないつまらなさ
さて、ここまでは本書の長所でしたが、ここからは短所になります。長所が大きい一方で、短所もだいぶある本なのです。
本書の最大の短所、それはつまらなすぎることです。教科書的な無味乾燥な文章が続いてゆき、読んだ瞬間にすべてを忘れます。本書で三麻の戦術を学ぶのは苦行であり、三麻の技術以前に精神力が鍛えられます。ただつまらないだけでなく、どうでもよすぎる話も大量に書かれてます。誤差をいくらと見積もったらどうちゃらなど、研究的な話がやたらと出てきます。
どうしてこんな本になったのかといいますと、本書は三麻の戦術書のはずなのに、著者のみーにんさんは情報学の論文のつもりで書いてるからです。そんなものを求めてる読者は1000人に1人もいないと言っても、それでもいい!と頑として改めません。
なので読み手の側が自衛する必要があります。研究的な話はできるだけ小さな字にして枠内に囲ってあるので、そういう箇所は決して読まないことです。それは目にした瞬間に寝落ちしてしまう睡眠導入剤的な文章です。本書は素晴らしい内容が書かれている一方で、視線が合った瞬間に見た人を石に変えてしまうメデューサ的な無駄文章も大量に含んでるのです。
後継者探しのツールとして
はっきりいってしまうなら、著者みーにんさんはこの本を読者の99%に向けては書いていません。おそらく99%の方は「三麻はどう打てば勝てるの?」という意識で読むと思われますが、みーにんさんにとってこの本は「三麻のデータ研究は自分しかいない、世界一だぞ、どやっ」という存在です。
つまり、彼にとってこの本は、自己の存在証明でありアートなのです。麻雀のデータ研究がアートって不思議な話のようですが、彼の意識の中では彼は戦術書ライターではなく研究者です。もっと厨二病的な言葉を使うなら真理の探究者なのです。
さらにいうと、彼にとって真の対象読者は、いずれ将来現れるかもしれない自分の後継者です。自分が15年くらい前に『科学する麻雀』という本に出合って、麻雀のデータ研究をやるようになったように、この本を読んだ方の中から、いずれ自分の後継者が出てきてくれるんじゃないかという期待から本書を書いてるのです。申し訳ないことに本書を手に取ってる方の99%は彼の眼中にありません。
麻雀のデータ研究者って日本に数人しかいないんですよ。他国にはゼロです。膨大な時間がかかるのに、ほとんどお金にならないから、やろうとするのは世捨て人ばかりです。なので、みーにんさんは後継者探しに必死になり、自分の代でデータ研究の伝統を消滅させるわけにはいかないと焦ってるのです。
東大理系を卒業し、そのあと旧司法試験に合格した秀才が、なんの因果か麻雀のデータ研究にハマった結果が本書です。しかも四麻じゃなく三麻。そりゃ競争相手いないでしょうよ、という分野です。
(以後は主に三麻強者アバンテスさんの紹介――省略)
* * * * *
かつてここまで自分の編著をボロカス書いたことがあったろうか?( ̄w ̄)プッ
まだこのまま使うか未確定で、変更する可能性もありますが。
そーいえば、cis本で、似たようなテンションで書いたあとがき(もうちょいおとなしかった)は、角川のえらい人にボツ食らったな(;^ω^)
福地先生その前書きは攻め過ぎです。
— 金色のボブ (@mj__taka) July 17, 2019
みーにんさんと先生の間でのバトルは容易に想像できるだけに。
損得勘定で仕事しない奇特な人材を、アーティスト気取りでドヤ顔したいだけって表現するのは残酷過ぎない?
— ジュニア@スンスン('ω')会理事 (@junior03071) July 17, 2019
つまらない本になった。
— ジュニア@スンスン('ω')会理事 (@junior03071) July 17, 2019
みーにんさんは芸術家気取りでドヤってるとか、前書きに書いてるのは福地さんの保身と受け取られても仕方ないと思う。
『この本がつまらなくてもワシの責任じゃない。』みたいな前書きの本より、『例え99%の人が退屈だと感じても、これは世に必要な本だ』って言って欲しかった
いや、三麻の戦術本は読みたいけど、それは福地さんがみーにんさんのデータから抽出して作ればいいんだよ。それとは別に、凸さんの研究をまとめた本のようなものは、世に必要だと思う。売れる売れないは別にして。良い本が売れる本とは限らない。
— ジュニア@スンスン('ω')会理事 (@junior03071) July 17, 2019
売れないんだから好きには作らせないって、拷問か。
【麻雀本】ボロカスまえがき - 福地誠第6期天鳳名人位blog https://t.co/NyRuCrPkit
— 平澤元気 (@hira_ajmja) July 18, 2019
「強くなった気になれる本」と「強くなれる本」は違うからこの本は後者っていう意味にも取れる。その難易度が高いってだけで。
読者の理解に配慮するウザク氏とは好対象。分かりやすく伝えるというのは本質を掴むことと同じ。承認欲求に関しては凸氏の悪影響を感じるな。
— 小林 聡 (@koba0367) July 18, 2019
【麻雀本】ボロカスまえがき: 福地 誠第6期天鳳名人位blog https://t.co/bHyy513dip
凄まじいまでの酷評😅
— Rー103 (@R10390351724) July 18, 2019
ただ、逆にどれだけ酷い内容なのか興味が湧いてくるなぁw https://t.co/FRjSvRkpKs
サンマは主戦場でも何でもないけど、ますますこの本を手に取りたくなった
— ぷらちゃん。 (@plum_m_m) July 17, 2019
( ^∀^) https://t.co/B6ZqQgapij
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コメント
本人は満足なのかわからんけどさ、「これで麻雀研究を辞められる」とか、そんなに好きじゃないけどたまたま題材として選んだって感じが隠せないんだよね。爆打の作者もそう。
麻雀打ちじゃない人は好かんわ。
投稿: | 2019年7月17日 (水) 23時44分
そりゃ他人だからボロカスに叩けるわなw
福地がみーにんのことをどう思っているかよくわかる文章だわw
投稿: | 2019年7月17日 (水) 23時47分
あーあ
またみーにんが病む
データを応用した戦術本なんて後から出せばいいだけだからねー
みーにんみたいに努力できる天才じゃないと研究をやるとこまでたどり着けないから後継者はなかなかでてこなさそう
興味があっても数学できなきゃいけないってのが敷居が高い
プログラムだけならできる人は多いんだけどね
投稿: | 2019年7月17日 (水) 23時50分
みーにんといい凸といい、こんなんばっかかよ。
統計とかそれ系の人って変な人多いよね。
投稿: | 2019年7月17日 (水) 23時59分
ぶっちゃけこの本買う奴も福地は知っててもみーにん知ってる奴は稀だろうからこんくらい書いた方が読者のためになるんじゃないの
みーにんのブログとか死ぬほどつまらないから言いたいことはよく分かる
投稿: | 2019年7月18日 (木) 00時30分
まだ借金玉の方が文学性満点の文章書けそう
投稿: | 2019年7月18日 (木) 00時54分
ご本人全然嫌がらないんじゃないのこれ。悪口はないし理不尽な言いがかりもつけてないしキレる要素なさそう。どちらかといえばシャレた文章もらって彼も本望なんじゃ。さすがいいお仕事しますね
投稿: | 2019年7月18日 (木) 01時34分
アサピンがサンマで天鳳位になれないことからヨンマよりもくだらない運ゲーであることがわかる
投稿: | 2019年7月18日 (木) 07時32分
おもしろいw「ライター」の福地んと「研究者」のみーにんさん。文章は雑なぐらいがいいという福地んと、データの取り方について注釈をつけないのはバカ、不正確だというみーにんさん。
おもしろいよ。
投稿: 草 | 2019年7月18日 (木) 10時29分
前座の煽り文としては悪くないと思います
投稿: | 2019年7月18日 (木) 22時23分
司法試験とかホラでしょw
投稿: | 2019年7月19日 (金) 04時12分
福地ブログ読む層なら眠くなるどころか興味津々になりそう
そんな俺でもみーにんブログは少しきついものがあった
投稿: | 2019年7月19日 (金) 08時55分
読み飛ばせ、流し読みしろ、むしろ読まなくていいって予防線を張りまくるいつものやつじゃん
投稿: | 2019年7月19日 (金) 14時27分
かなりイイ前書きだとおもうけどなぁ。
別に不快になる要素内容に感じたが。著者(みーにん)がどんな人柄か、この本の楽しみ方とかが詰まってて、しかもちょっとしたエンタメ性も入ってる。
結構誠実な内容の前書きと感じるんだが…Twitterで怒ってる人に微塵も共感できねーっちゅーか
投稿: | 2019年7月19日 (金) 18時40分
三麻本て天鳳民よりリア麻向けかな
地方によっては三麻の雀荘の方が多いところもあるから
投稿: | 2019年7月19日 (金) 20時29分
福地流の褒め方だよ多分(てきとー
ウザク本にも「偏執的な何切るマニアです」みたいなこと書いてたじゃん
投稿: | 2019年7月20日 (土) 19時33分
この本誰が読むんだ
投稿: | 2019年7月20日 (土) 21時07分
これは福地の賛辞に聞こえるんだけどな
本気で向き合っている本だから本気で強くなりたいやつだけ読め込めと
主戦場はヨンマだからサンマはたまにしか行かないが、正直全く別のゲームと理解してる
「科学」や「ゲンマ」を読み込んだら間違いなく強くなれるように、この本にも相当な期待
投稿: | 2019年7月21日 (日) 10時51分
>>売れないんだから好きには作らせないって、拷問か。
当たり前のような気がするけどなあ
自費出版じゃあるまいし、売れないなら好きには作らせてくれないでしょ
投稿: | 2019年7月21日 (日) 12時43分
書籍になるってことは、誰かに伝えたい、伝える価値があるものなんだろうけど、読みやすくして伝える気がないって言うなら、単なる自己満足であって、ブログでひっそりやらせてればいいのに、そんな思想を無理やり書籍にまとめて売らせるんなら、そもそも編集に問題があるんじゃないの?
投稿: | 2019年7月24日 (水) 11時52分
じゃわダンデーに本書かせろ
投稿: | 2019年8月13日 (火) 16時54分