【麻雀本】現代麻雀の神ワザ
トイレなどで読みつつ、ようやく読み終えた。
これは労作であり名著だわ。
素晴らしい本だ。
本を書くって、どんな本であってもすげー大変なんだが、これもまたすげー手がかかってるなぁと思う。
大量の名手が実戦譜から集められている。
それが1つ1つなるほどなーって感じ。
納得感のある面白い打牌だ。
読んでて、俺が鳳南で勝てないことに納得した。
こりゃかないませんわ(;・∀・)
文章もうまく、ずっと退屈せず読める。
ただね、これを読むには強者じゃないと苦しい。
鳳凰卓の中で勝てる人と勝てない人って話だから。
あと、天鳳プレイヤーじゃない人がどう受け取るかは俺にはわからない。
アマゾンのレビューに、「カンチャンドラ1なら即リーチ」みたいな普遍性がないってあった。
そういう普遍性があるセオリーって、一定レベルまでだよね。
一発で役に立つロジックを求めてる限り、まだ上級者ではないよって思う。
天鳳位とか十段がいっぱい登場するんだけど、じつは著者の好みによってけっこう選ばれてる感じ。
たとえばzeRoさんなど出てこない。
著者の好みとして、ただひたすら正確な打牌を続けよう的な強者は、あまり評価が高くない。
玄人好み的な強者が好きなんだよな(←同語反復っぽいw)
俺の牌譜は残念ながら全然出てこないんだが、俺の本の一節が出てくるみたいなのはいくつかあった。
たとえば、
* * * * *
何の本だったか、「成績上位者は下位者に比べて和了率が高く、アガリ打点が低い傾向が強い」というデータが出た。
いま考えればそれは、弱者と同じ回数満貫をアガりながら、弱者よりも多く安手をアガっている、くらいのことだと思うのだが、その言葉が一人歩きして、最速手順を踏むことこそが正義だという風潮が強かった。
しかし、棒テン一本鎗の時代はもう終わったといって良い。
というよりも棒テン一本鎗が流行っていた時代においても、本物の強者たちはしっかりと打点を作りに行っていたように思う。
* * * * *
など。
『おしえて』や俺のコンビニ本のことだよな。
つーことは、量産型デジタルを大量に発生させたのは俺なの?(;^ω^)
これまたアマゾンレビューに「文章と牌図が違うページにあったりして見にくい」というのがあった。
竹書房の本などは、そういうことが起きないように、そこで文章を切ってしまって、空白にしてしまう。
だから空きスペースがいっぱいあり、そのぶん文章が少なくなる。
そっちの方がいいのかな?
重要なのは、全体の量なのか、同じページにある見やすさなのか?
これも考えさせられる。
この本では、最後のあとがきで自分のID名を明かしている。
この姿勢もいいと思った。
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コメント
>文章と牌図が違うページにあったりして見にくい
個人的にすべての書籍においてこれはマストですね。
図表が豊富でも解説が同一見開きになければ、
ぜんぜん頭に入ってこないですし。
投稿: | 2018年11月 7日 (水) 15時27分
こんだけ天鳳の本読んで、6段って戦術本役にたつの?
それとも人間は、どんだけ知識を取り込もうが中身は変わらないってこと?
こういう本に登場する様々な打ち手には、何かしらのお金は発生するわけ?人の牌譜に著作権みたいなものはあるの?
投稿: | 2018年11月 7日 (水) 16時14分
確かに、この本が役に立つのは鳳凰卓で苦戦してる人であってそのまま他の場所で役にやつとは限らない。タイトルからしてそうだから人を選んで当然。いいんじゃないの。
てかちょっとググればわかること聞いてくるやつなんなん?
投稿: | 2018年11月 7日 (水) 17時21分
>てかちょっとググればわかること聞いてくるやつなんなん?
こんだけ天鳳の本読んでっていう言葉で、この本一冊に限定してないことぐらいわかれよ。ふくちんこは、今までに出版された天鳳関連の戦術本すべて読んでるんだから、それで6段というのは、戦術本って本当に役にたつのかという疑問だよ。
てかちょっと考えればわかること批判してくるやつなんなん?
俺への批判ついでに、これを答えてくれ
牌譜の著作権は天鳳にあるらしいが、この本を出版し、印税が入るとき、牌譜を引用した天鳳サイドにお金が入るのか?打ち手にはいっさいお金が入らないのか?
投稿: | 2018年11月 7日 (水) 19時59分
お気持ちプリウスが突撃しているコメント欄
投稿: | 2018年11月 7日 (水) 20時02分
>牌譜の著作権は天鳳にあるらしいが、この本を出版し、印税が入るとき、牌譜を引用した天鳳サイドにお金が入るのか?打ち手にはいっさいお金が入らないのか?
尋問する対象を間違えてね?
訊くならこの本の著者か天鳳のつのに質問すべきであって、そんな内部事情に等しいことを外部の福地が知ってるわけないだろう。
投稿: | 2018年11月 7日 (水) 21時02分
いや、あなた強者じゃないやん
投稿: | 2018年11月 7日 (水) 22時01分
こういう本こそ福地編集で書けよ
投稿: | 2018年11月 7日 (水) 22時52分
「押し引きの教科書」のほうが名著だわ、
と、ある麻雀プロが言ってました
投稿: | 2018年11月 7日 (水) 23時47分
1000点を8回上がればトップになれる、とはぐっさんが良く言ってましたね。
これも、流すことは重要だけど安手主義ではないですよね。
ぐっさんはかなり低打点タイプでしたが。
投稿: | 2018年11月 8日 (木) 00時36分
>こんだけ天鳳の本読んで、6段って戦術本役にたつの?
重要なのは実戦でどう打てるかだから、知識だけでは意味がない。
それを実戦で活かせないと。
ただ、知識がまるでなくても勝てるかっていうと、それも苦しいんじゃないかねー。
>こういう本に登場する様々な打ち手には、何かしらのお金は発生するわけ?
発生しない。
>人の牌譜に著作権みたいなものはあるの?
まだ判例はないけど、定説としてはないとされてるね。
>牌譜を引用した天鳳サイドにお金が入るのか?
入らないよ。
投稿: 福地 | 2018年11月 8日 (木) 03時55分
牌譜(上)とか牌譜(次頁)とかやたら多かった
読みにくかったけど少しでも多く載せようとした結果だから許せる
どちらかというと大文字で「自分を信じよ」だけ書いてあってすっかすかなページがあるほうが嫌だ
投稿: | 2018年11月 8日 (木) 23時22分