【麻雀プロ】小島先生の思い出その2
これは直接のできごとじゃなく、過去の連盟プロから聞いた話。
過去の連盟プロとは、田中英知さんという人。
こんな人→ 【麻雀】危険なお仕事
田中英知さんは小島武夫最後の弟子とされ、一時は一緒に暮らしていたという。
彼は俺と同い年で、今の年齢で50代前半。
これはかなり意外なことで、というのは、その世代にとっては小島さんはもうカリスマじゃなかったんだわ。
その世代にとって、プロ連盟では安藤満、荒正義が圧倒的にカリスマだった。
すでに、「小島さん? あれじゃ勝てないでしょ」という感覚だった。
俺は英知さんの半生を書いたことがあって、その取材のとき、小島武夫最後の弟子とされ一時は一緒に暮らしてたって事実を、意外だなーと思いつつ聞いた。
英知さんは中学まではむちゃくちゃ勉強できて、高校受験で慶応高校に入ったけど、麻雀を覚えてから成績は急降下。
高校時代の後半は、小島先生と親子みたいな感じになって半分一緒に住んでる状態になった。
学校帰りにいつも、どこだかの焼肉弁当を買って帰るのが日課になってた。
第2期最強戦(1990年)で小島さんが優勝したとき、そのときはもう小島さんは過去の遺跡みたいな立場だったから、ハレー彗星が戻ってきたかのような復活扱いだった。
その裏で、そのとき英知さんがヤバい借金をこしらえてて、小島さんが優勝賞金を受け取るや、こっそりと英知さんに「ほら、お前借金がヤバいんだろ。これで早く埋めてこい」と手渡したという。
プロ連盟の人間関係ってそんな感じのところがある。
同じ釜の飯を食ってる感覚が強くて、生活も金も一緒にしてしまうようなところ。
良く言うなら、体育会的な気持ちの良さだし、悪く見るなら、人間のクズ同士が同病相哀れむ感覚とも言える。
第2期最強戦当時、小島さん54歳、英知さん25歳。
小島さんの優勝賞金は、英知さんの借金返済に消えたと、その後数十年たってから聞いたのだった。
そういえば、なんかのタイトル戦決勝が終わった瞬間に、安藤さんが会場に来てた人に優勝賞金を手渡してるのを見たこともあったな。
昔はそういうの多かったw
優勝スピーチで「皆さん下のバーで一緒に飲みませんか。もちろんおごりますよ。」って有名なエピソードはもしかしてポケットマネーだったってことですか?
— 五代ゆうさく (@usak5dai) 2018年6月1日
だとしたら色々凄いですね。
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コメント
良いお話ですね。
田中英知さんて、めっちゃ強くて、安藤満をして「あいつとはやりたくない」と言わしめた人ですよね。
今どうしてるんだろう。
投稿: | 2018年6月 1日 (金) 19時31分
はじめて知った話!
小島先生は、ずっとスター扱いなのかと思ってた。
小島先生のこういうハートフルな話は、いいですね。
投稿: | 2018年6月 1日 (金) 20時29分
絶対に勝つ定石の漫画だと、安藤さんは宵越しの銭は持たない感じの性格だから、納得の逸話だな。
小島先生は、akiに載ってる亜樹のノートで鼻かんだシーンを思い出したw
投稿: | 2018年6月 1日 (金) 21時19分
最強戦の賞金はその日の打ち上げで使い果たしたんじゃなかったっけ
投稿: | 2018年6月 1日 (金) 21時30分
自己破産2回だよねえw
投稿: | 2018年6月 1日 (金) 21時34分
>最強戦の賞金はその日の打ち上げで使い果たしたんじゃなかったっけ
どっかの漫画の落ちにそう書いてあったよねw
たぶん、こっちがほんとなんじゃw
投稿: 福地 | 2018年6月 1日 (金) 21時40分
良くも悪くも昭和の人
投稿: | 2018年6月 1日 (金) 23時15分
確かに昭和の銀幕スターの豪快エピソードっぽい。
時代的な流れで、こういう人は輩出しにくい世の中にはなりつつある。
福地先生も、豪快エピソード作るために、ボクらにポイント排出お願いしますm(_ _)m
投稿: | 2018年6月 2日 (土) 11時32分
3ピンも当たり前にあったものね。
時代が違うというか。
暴力団も幅をきかせてたから、本当に雀鬼にあるような話はあったとか。
背負ってるものの重さは今とは違って重かったね。
投稿: | 2018年6月 2日 (土) 12時49分
よく知らんけど、死んだら神様扱いなんすね、福地さんは。立派な仏教徒じゃないですか。
俺にはその感覚がいまいち理解出来ないですね。
投稿: | 2018年6月 2日 (土) 13時13分
小島のことをハートフルとか勘違いする馬鹿ってなんなんだろう。都合のいいように家畜化されてしまった哀れな奴隷としか思えんよ。
投稿: | 2018年6月 2日 (土) 14時10分
福地さんは朝鮮人ですか?
投稿: | 2018年6月 2日 (土) 21時14分
良いところでもあり、悪いところでもある
昔の一時代を築く人は大抵こういうタイプだよね、勝新とか
現代では成功者にはなり得ないよね
大谷に代表されるような超ストイック型じゃなきゃね
時代によりけりだね
投稿: | 2018年6月 2日 (土) 23時07分
>小島のことをハートフルとか勘違いする馬鹿ってなんなんだろう。
亡くなった数日後にこんなこと書くなよ
投稿: | 2018年6月 2日 (土) 23時11分
小島武夫を馬鹿にしてる人間って、小島武夫のことをほとんど知らない奴ばかりだろ。
この人を中心に、打ち手が集まったり、新撰組が出来たりしたわけで、そんだけ魅力的な人間だったという証明だろ。
時代が変わればニーズも変わる。昔の映画技術が蓄積されて、今の映画技術があるわけで、昔の映画だけを見て古くさいと一刀両断しても意味ないだろ。
投稿: | 2018年6月 3日 (日) 13時44分
小島武夫って阿佐田哲也人気のおこばれなだけだろ?実力もないんだから馬鹿にされるのもわかる
投稿: | 2018年6月 3日 (日) 13時53分
亡くなったら、みんなもれなく聖人扱いすか?w
くそくだらねえ価値観をお持ちのようで。
なるほど、世の中にはこういうクソみたいな価値観を持っている人が結構多い、そのことは勉強になりましたね。
投稿: | 2018年6月 3日 (日) 15時44分
つか、これまでの福地さんなら、ようやくあの老害がくたばったか、ぐらい言っても良さそうなもんだけどね。所詮その老害と同類ってことか。
投稿: | 2018年6月 3日 (日) 15時48分
安心したまえ、君が死んだ時は回りの皆、「クズが死んで良かった良かった」とちゃんと思ってくれるよ
投稿: | 2018年6月 3日 (日) 16時06分
まったく・・・ 叩くやつら、故人に対して少しは口を慎めよ・・・
投稿: | 2018年6月 4日 (月) 12時32分
小島武夫は勝つ事だけに拘る麻雀じゃなくて、
プロである以上、見てる人が面白いと思えるような麻雀を撃たなければダメだと
常にそうやって打っていたんだよ。
強くても、つまらない麻雀だったら見てる人間は楽しくないだろ。
プロは対戦相手だけじゃなく、観客に向けて麻雀を打たなければダメなんだよ。
その意思を理解できない精神的に未熟な雀士が多すぎる。
投稿: | 2018年6月 4日 (月) 23時42分
福地さんって在日なの?
通名?
帰化人?
投稿: | 2018年6月 5日 (火) 00時33分
>小島武夫って阿佐田哲也人気のおこばれなだけだろ?実力もないんだから馬鹿にされるのもわかる
小島武夫のほうが先に有名になってるし、阿佐田哲也の小説のネタ元にもなってる。小島武夫の小説や漫画もあるのに。
お前の人生を、小説や漫画にして、いったい誰が買うんだ?
>亡くなったら、みんなもれなく聖人扱いすか?w
お前みたいな人間は、批判しかないだろ。いつもどこかで誰かを批判するしかない人間なんだと知れ。お前の人生が上手くいかないのは、お前に原因があるんだ。
投稿: | 2018年6月 7日 (木) 11時54分