【麻雀】昔の麻雀マンガ
昔の麻雀マンガ(片山まさゆき、かわぐちかいじ以前)というのは、こういう世界だ。
主人公は麻雀打ちなる謎の職業。
賭け麻雀の勝ち金で食ってるってことだろうけど、経済的&社会的な立場が不明確。
なぜか麻雀にだけは鬼のような執念を持つ。
麻雀、酒、女、たまに競馬のことしか念頭にない。
勝負する理由は、ばくぜんと日本一になるため。
大阪に「まむしの竜」という凄腕の雀士がいるから勝負しに行く的な感じ。
なぜ勝負するのかの理由も不明確。
闘牌も今のようなパズル的なトリックなし。
勝負所で、すごい迷彩の純チャン三色カンをリーチして打ち取り ( ・´ー・`)どや。
あるいは役満。
たまに出るオカルチックな必殺技。
たとえば「瞑想打ち」。
合理的な理由はないけど、すごい手をアガるか、相手の手を一点で読み切る。
勝負以外では、行きずりの女となぜかうまくいき一発やる。
ストーリー展開としては、
ご当地に到着
→ 酒場か雀荘で女ができちゃう
→ 一発やったあと女が凄腕の雀士の所に案内してくれる
→ 麻雀を開始
→ 相手の必殺技にたじたじ
→ 逆転勝利して終了
って感じ。
完全に黄金パターンができあがっていて、その世界観を暗黙の前提として共有できてる人じゃないと意味不明。
誰のマンガを読んでも同じようなもんだ。
片山まさゆき、かわぐちかいじ両氏の作品以降は、初めて主人公が麻雀打ちという謎の職業じゃなくなり、麻雀を打とうとする理由が描かれるようになった。
つーわけで、1985年より前の麻雀マンガの歴史なんて意味がない。
単なる暗黒の中世だわ( ̄w ̄)プッ
とはいっても、すでにそれから30年経ってるんだな~。
そんな昭和麻雀漫画を読みあさって育ってます。ガッツ麻雀とか麻雀ゴラクとかw https://t.co/Hcobt9lYb0
— 上野の健 (@nogamiken) 2018年3月30日
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コメント
この手の古臭い漫画って自動卓の登場と同時に消えた感がある
投稿: | 2018年3月30日 (金) 16時03分
>この手の古臭い漫画って自動卓の登場と同時に消えた感がある
全自動卓が登場して5~10年以内って感じ。
すぐに全部が消えたわけじゃない。
投稿: 福地 | 2018年3月30日 (金) 16時07分
>経済的&社会的な立場が不明確
>たまに出るオカルチックな必殺技
主人公の立ち位置とかイミフなビタ止めとかまさにこれが当てはまる現代のご長寿麻雀漫画があるんですよ。「天牌」っていうんですけどね。
投稿: | 2018年3月30日 (金) 16時11分
なるほどね、そりゃ確かに意味もないかも
投稿: | 2018年3月30日 (金) 16時31分
昔の漫画は知らないけど今もこんなもんじゃね?と思ってしまった
投稿: | 2018年3月30日 (金) 18時40分
読んでて面白いもんじゃないよね。
今も面白いのは片ちん漫画。
片ちん描かないキンマはいらん。
投稿: | 2018年3月30日 (金) 18時43分
なぜ「だったら麻雀で勝負だ」になるのかと片チンが突っ込んだのは、ぎゃん自己だったか、スーパーヅガンだったか。
当時、あ、そうだわと思った記憶。
投稿: | 2018年3月30日 (金) 19時02分
むこうぶちの傀なんかはここで言われてる観念的麻雀打ちの戯画ないし亡霊だな。この麻雀観は現在でも変形しながら生き残ってると思うけど。麻雀放浪記辺りからの系譜なんじゃないの。腕一本、博才や悪知恵、冷血さで弱肉強食の世界を生き抜くというさ。
投稿: | 2018年3月30日 (金) 21時50分
片山まさゆきは、なぜ近代麻雀に描かないのだろう
何かあったのかな
嶺岸信明&来賀友志が去り、片山が描かず、
押川雲太郎も切られた
最近は立ち読みすらしなくなったな
ところで福地誠は北野英明についてどう評価しているんだろ
当時としてはマシな部類だったと思うけど
投稿: | 2018年3月31日 (土) 16時26分
ネット麻雀ばかりしてても女はできない。
正直似たようなもんだろうと思うが何が違うのやら。
投稿: | 2018年3月31日 (土) 22時15分
最高の麻雀漫画はかわぐちかいじの「プロ」
これ読むと片山まさゆきの漫画は落書きに思えてくる。
投稿: | 2018年3月31日 (土) 23時30分
>昔の漫画は知らないけど今もこんなもんじゃね?と思ってしまった
近麻に載ってる漫画のほとんどはこれだわな。有名所の兎やカイ(漢字忘れた)だってそうだし
鉄鳴きの麒麟児が希少な例外よ
投稿: | 2018年4月 1日 (日) 16時41分
様々な理由を持った打ち手が、謎の麻雀打ちに敗れる理不尽漫画が傀だよね
投稿: | 2018年4月 6日 (金) 20時39分
暴れん坊将軍や水戸黄門みたいな話の流れが決まってる作品ばっかりだったんですね。まあそっちの方が話を作るとき楽なんでしょうけど。
投稿: | 2018年4月 8日 (日) 14時07分