【本】藤井聡太はAIに勝てるか?
新しい情報は別にないんじゃね?と思いつつ読んだら、予想外に面白かった。
話は時系列で進む。
佐藤天彦名人がポナンザに敗れた電王戦から始まって、藤井聡太が朝日杯に優勝して六段に昇段するまで。
藤井の話は少ない。
プロ将棋界vs人工知能の話が中心。
プロ将棋界の出来事でも、現地に行ったときの様子など、いちいち臨場感ある。
コンピュータ将棋選手権の話は2回ともあまり知らんもんだったし。
電撃退会しちゃった永作さんの話も収録されていて、これも(・∀・)イイ!!
これ↓と同じなので、未読の方はぜひ。
藤井四段を目指す子供たちを育てたい...指導者として蘇った「伝説の棋士」永作芳也の棋士人生をたどる
欠点は長いことかな。
俺は面白く読んだけど、最近の新書にしては厚くて350ページもある。
どうも松本さんは毎回長く書きすぎてしまうらしい( ̄w ̄)プッ
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コメント
本はこれから買って読んでみようと思いますが、タイトルの問いに対する客観的な回答としてはほぼ絶望、ですね。
人間対AIで一旦抜かれたら後は差が開く一方、と言われています。
実際、将棋ソフトは毎年レーティング(棋力)で200点くらいずつ強くなっており驚異的な伸びです。
人間が強くなっていく過程は、対数曲線のように強くなるにつれてレーティングが伸びなくなりますが、ソフトはまだ線形を保っているようです。ここ1年の伸びはちょっと少なかったみたいですけど。
もはや人間は完全に置き去りにされている印象です。
投稿: | 2018年3月14日 (水) 21時05分
将棋世界4月号によると藤井6段の将棋倶楽部24でのレーティングは2000点スタートで3000局ほど指して勝率ほぼ5割で最高レーティングは3100点にギリギリ届かないくらいの点数とのこと。
投稿: | 2018年3月22日 (木) 15時49分