【麻雀本】増刷の難しさ
とある出版社の営業系の偉い人に聞いた。
「〇〇の増刷はないですか?」と。
すると、何もないときに増刷しても、取次が本屋に送ってくれないと。
そして書店も置いてくれないと。
書店から注文がくる形じゃないと難しいけど、書店はそう簡単には注文を出さないという。
なので、ただ増刷しても流通させるのが難しいということだった。
単純にほどほどニーズがあるから増刷できるもんじゃないんだな。
なるほどね。
出版社は自分のとこのすべての本を本屋に置きたいわけだが、本屋の方はパンク状態。
なので、出たばっかで売れてる最中の本だったら違うけど、ちょい前の本は増刷しても流通させるのは難しいらしい。
たとえロングセラー化してるやつでも、本屋の方から名指ししてくれない限りは。
「やるなら同ジャンルの△△を出すときでしょうね」と。
そういうときは、取次や本屋は扱ってくれるのかって聞いたら、少しはマシだと。
あの本を買いたいって過去の本について言われることもあるけど、出版社の方でも、増刷したとしても本屋に置いてもらうのが難しいのだという。
つまり、スタートダッシュしかないと。
たとえば新潮文庫みたいに本屋に棚が確保されてるやつはそこに過去の本も置いてもらえるけど、そうじゃない単行本は居場所を確保するのが難しいんだな。
本は難しいわ。
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コメント
ますますSNSなどで顔も売って、
著者自身の存在感を出さないといけない時代になったんですね。
投稿: | 2017年7月12日 (水) 13時55分
右肩下がりの市場なのに、出版点数はピークを超えたとは言え、まだ高止まりしている状況だもん。新刊が多すぎて、書店のキャパを超えちゃってる。
投稿: | 2017年7月12日 (水) 15時40分
福地さんも ラノベを書いて 棚においてもらいませう
投稿: | 2017年7月12日 (水) 18時34分
だから堀内本は在庫が無いままなんですね。
良く分かりました。
投稿: | 2017年7月12日 (水) 23時32分
堀内本電子化してくれないですか…?
投稿: | 2017年7月13日 (木) 17時11分
>堀内本電子化してくれないですか…?
洋泉社がもう出さないと決まったら、自前で出そうと思ってます。
投稿: 福地 | 2017年7月13日 (木) 17時17分
福地先生、「牌効率入門ドリル」
の電子化もお願い致します。
<(_ _)>
投稿: | 2017年7月14日 (金) 01時06分
>福地先生、「牌効率入門ドリル」の電子化もお願い致します。<(_ _)>
了解す~!
投稿: 福地 | 2017年7月14日 (金) 01時10分