【麻雀本】次々と本が出る時代に
こんな質問が↓
* * *
最近出版される本のペースが早すぎて
自分の中で完全消化する前に次の本を買っていくジレンマに少し陥っています
買うべきかそうでないかは下見して決めているつもりですが
何かコツというか対処方法があれば、教えてください
* * *
こういう声はよく聞く。
次々と本を出す元締めみたいな立場なので、これは俺が答えるべき質問って気がするわ。
受験勉強で考えてみると、良いとされる本をいろいろ買いあさって、全部3分の1くらいしかやらないのは、典型的な落ちるやつとされる。
定番だったらどれでもいいから1冊買って、それを3回くらい繰り返すのがいいとされる。
色をつけたり、自分なりに知らないこと、知るべきことを整理しつつ。
そうすると2回目以降はスピードも上がっていく。
というのが、いい方法だとされている。
麻雀本もガチなやつは同じなんじゃないのかな?
本自体には書き込みしてなくて、ずいぶんきれいに使ってる。
夏はそうめんさんは、初学者の頃のレベル低い書き込みが邪魔すぎて、もう一度、新しいネマタ本を買おうかと悩んでた。
自分のレベルが上がるとそういうことも起きる。
すごく時間が経つと、自分の書き込みしてることの意味がわからなかったりする。
ただね、これくらい使い回す意味があるのは、情報密度が高い本だ。
麻雀の戦術書は、そこまで情報密度が高くない。
ネマタ本1やウザク本みたいなやつは例外だ。
読むときに知らなかったことに赤線を引いて、そこを見返す程度で十分だったりしない?
麻雀本じゃないんだけど、俺が最近読んだ覗くモーテル 観察日誌という本↓
面白かったとか、印象に残ったとか、俺にとって何か意味があった箇所に赤線を引き、ページの端を折る。
こんな感じ↓になる。
あとからそこだけ見返す。
それ以上のことは面倒くさくてできん。
麻雀本も同様だ。
俺は若いころ、麻雀本を全マスターする気でガチに読んでたけど、そのときも同じ方法だった。
面倒なので、付箋つけたり書き込みしたりしなかった。
受験勉強に関しても、俺はそんな感じだったな。
名高い参考書を1回ずつやってって、ほとんど復習しなかった。
俺はかなり記憶力が良かったから、このやり方が一般的にいいかは疑問だけど、俺はそれでできるようになった。
麻雀本って、受験勉強とは違って範囲が広い。
単なる技術や知識だけじゃなく、考え方や自己啓発みたいなものも含む。
そういうのは一読でもいい。
3分の1程度読むだけでも十分意味があったりする。
というわけで、消化不良を感じているなら、食べる量を減らせっていうのが、やはり王道を行く答えになるんじゃないかと思う。
次々と麻雀本を出している俺にとっては、自己否定であって書きにくい内容だが、まっとうに考えたらそうなるよな。
ただね、俺自身は消化できない本がいっぱいあっても、あまり気にしないけどね。
常にいろんな分野の消化しきれない量の本を買ってて、そういうもんだと思ってるので。
金はかかっても、とりあえず向上心を形にするのも悪くないんじゃね?と。
一番難しく、一番大切なのは「自分」なんだよな。
自分の意欲だったり、自分の能力だったり、持ち時間だったり。
なので、「自分」の外側の部分で悩んだり、セコセコ考えるのは無駄じゃね?って思ってるので。
真剣に生きてたら、自分以外のことで悩む暇なんてないんじゃねーの?
本当に貧乏だったら話は違うけど、金がどーたら…とか言うやつって、要するに言い訳を作ってるケースが多いと思う。
ここらへんは自分自身と対面して考えることで、他人にどうこう言うような領域じゃないな。
本を作ることを仕事にしてるやつが、山ほど本を買えって布教するのはどうなんだ?とも思うので。
@fukuchinko 福地誠って書いてたら買い
— 犲狐 (@psycho_shr) 2017年5月1日
連盟とか協会とかプロ団体の名前が書いてたらスルー
どちらでもない場合はウザクの評価が90点あれば買い
@fukuchinko いつ絶版になるかわからないのでとりあえず買っておけが正解ではないでしょうか。必要にならなかったら積読でもいいわけで。
— 特命社長 (@tokumeishatyo) 2017年5月1日
つーわけで、結論としては、
・使いやすいやつに絞れ
・麻雀に気合いが入りまくりなら、気にせず買え
になる。
これだけやれば絶対合格みたいな本は中々存在しない。家庭教師が付きっきりで解説してくれるなら別だが、そうでなければ色んな考えに触れる必要がある。全部の本を何回も繰り返すのは物理的に不可能なので軸だけ繰り返して他の本は使い捨てにする。
— 夏はそうめん (@somen_72) 2017年5月1日
好きな著者なら応援の意味も込めて適当に買っといて、中身の濃い本だったり自分の琴線に触れるものだけ繰り返し触れば良いんじゃないか。全部完璧に読んでる人なんて作者以外でほぼいないでしょ。
— 夏はそうめん (@somen_72) 2017年5月1日
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コメント
本人だと言いづらいでしょうから・・・
とりあえず買っておけ。
これ。
今読まなくても時期が来れば読めばいい。
欲しいときに買えるとはかぎらんぞえ。
スキマだからなw
投稿: | 2017年5月 1日 (月) 16時15分
>単なる技術や知識だけじゃなく、考え方や自己啓発みたいなものも含む。
>そういうのは一読でもいい。
この考え方の本ってのが大事でほんとはこういうのも読んだほうがいい
頭がいいやつはちゃんと考えて打牌してるけど
ほとんどの人が効率の悪い打ち方してる
なぜそうするのかを理解するために
下手なやつの本を読む必要もある
そうすればなぜこの下手糞はそれを切るのか理解できるし
何かの役に立つかもしれない
投稿: | 2017年5月 1日 (月) 16時16分
>本人だと言いづらいでしょうから・・・
>とりあえず買っておけ。
>これ。
いや、どんどん出る本がレベルアップしてるから、そうも言えないんですよね…。
>この考え方の本ってのが大事でほんとはこういうのも読んだほうがいい
ただね、こういうのは本で得るのは難しく、効果的に書かれてる本も少ないという。
認識方法や精神論こそ、じつは大切です。
投稿: 福地 | 2017年5月 1日 (月) 16時23分
「現麻本は読みにくいから真面目に勉強する気になれなかった」っていうのも言い訳でしょうか?
投稿: | 2017年5月 1日 (月) 16時32分
>「現麻本は読みにくいから真面目に勉強する気になれなかった」っていうのも言い訳でしょうか?
いや、実用性はすごく重要。
中身よりも、使いやすい本じゃないと続かないとすら言えます><
投稿: 福地 | 2017年5月 1日 (月) 16時37分
受験参考書もそうだと思うんですけど、買った側から通読しなくても、とりあえず手元に置いておいて、いつでも必要な瞬間を逃さずに参照できる環境つくっておくのが大事かなーと思いますね
若い人は本にそこまでお金を使うのは(保管コストの面などでも)ハードルが高いかもしれませんが...
投稿: | 2017年5月 1日 (月) 16時54分
あんま読解力なくて間違って覚えてたりするんで、何度も読みます
(´∀`;)のー・・・
まあ、すでに持ってる本とかぶりそうなのは購入を避けたりしてます。
投稿: へむへむ( ´∀`) | 2017年5月 1日 (月) 18時27分
一冊しぼるの賛成。
私も受験でその効果を実感した。
いまなら確実、白ネマタ本を推奨。
しかし、福地本は全て買います。
投稿: | 2017年5月 1日 (月) 18時42分
参考書ほどはどの本がいいかとかの情報がないですし、さらっと1週読んでみて、ちゃんと読むか本棚の肥やしにするなり捨てるなりするか決めるというのが現実的なんじゃないですかね。(ある程度の数は読むという方針の場合)
どんどんレベルがあがって常識が変わってる部分があっても改版されたりはしないという面も参考書とは違う気がしますね。
投稿: | 2017年5月 1日 (月) 20時55分
>定番だったらどれでもいいから1冊買って、それを3回くらい繰り返すのがいいとされる。
ムツゴロウと同じこと言ってんな
投稿: | 2017年5月 1日 (月) 23時01分
次の福地本のネタは、「溜まった麻雀本の消化方法」で決まりですね!
まぁ半分冗談ですが、でもこういうのってとても重要。
勉強法にも通じるところがあるというか、ほとんど同じというか。
投稿: weismel | 2017年5月 2日 (火) 09時22分
福地んの言っていることは、良い意味でおっさんにならないと分からないことでもある。「金がかかるとか、読みきれないは逃げだ」とか。こういうのは良い意味でおっさんにならないと実感とか理解とかはできない(苦笑)某大手予備校の講師が予備校の出版物で、勉強法に悩むのって楽なんですよ、答えでないから、でも勉強に関することをやっている気分にはなれる。でも無意味です、そんなのより年号1つ覚えろって思うみたいに書いてたのを読んだ記憶がある。でもこれ俺当時はむかっときたもんw今となっては正しいんだけど。
あと、だれも書かないから俺が書く「福地ん、どこに赤線引いてんの」(笑)拡大して読んじゃったw
投稿: ウォッチャー | 2017年5月 2日 (火) 10時00分
国立国会図書館が近所にあればなー
全部一読して、消化できそうで参考になりそうな本だけ買うのに。
投稿: | 2017年5月 2日 (火) 13時18分
本を選べという割には自分ではたくさん書いて売り出しているじゃねえか
結局麻雀を教えるつもりのオ○ニーと儲けたいだけでしょ
投稿: 第一投稿者 | 2017年5月 2日 (火) 18時33分