【本】棋士とAIはどう戦ってきたか
洋泉社で出入りの業者として校正をした。
発売までまだ2週間程度ある。
江戸時代から始まる歴史の第1章。
2~5章がAIとの戦い。
電王戦を中心に。
非常に面白かった。
知ってる話がほとんどかと思ったら、そうでもなかった。
とくにここ数年のAIの強くなり方。
こりゃもう人間では歯が立たないわ…ってよくわかった。
歴史の話もけっこう面白い。
終戦直後のそろばんvs計算機の日米対決の話とか。
著者の松本さんは、文章に品格があって前から感心してるけど、よくこうふわっと書けるよなあ。
三浦九段スマホ不正(免罪)事件など、具体的な情報も錯綜してる中で、どちらの立場に偏ることなく、ふわっと概要を書いている。
あと、やねうら王さんのこととか。
電王戦FINALの阿久津八段戦に関しては、書きにくかったのかって感じもしたけどw
囲碁の話も出てくる。
将棋連盟はAIが棋士より強いとは公式には認めようとはしない姿勢が特殊だそーな。
囲碁はもっとおおらか。
5/2発売。
第2期電王戦第1局のことまで触れられてる。
第1局と第2局の間に出すのが販売的にベストかな?って判断みたい(≧∇≦)
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コメント
電王戦はPC1台しか使えないんだっけか。
チェスのあれとまでは言わないけど2、30台使えるようにしたら結構勝てたりしないかな?
まぁ大人の事情で無理なんだろうけど
投稿: kuro | 2017年4月13日 (木) 18時11分
>電王戦はPC1台しか使えないんだっけか。
勘違いしてるようですが「AIの方が上」で格付けは済んでますよ。
佐藤名人が100数十局の練習でもほとんど勝てなかったと言ってますし、もう人智を超えています。
ポナンザと他のAIでは結構な差があるようですが。
投稿: | 2017年4月13日 (木) 18時52分
そろそろ人間には機械にはないスーパーパワーがあるみたいな事言う人種も減ってきたかね
人間も所詮物質でしかないのが明らかになってきたな
投稿: | 2017年4月13日 (木) 20時46分
「ルポ 電王戦 人間vs.コンピュータの真実」
「ドキュメント コンピュータ将棋 天才たちが紡ぐドラマ」
「不屈の棋士」
この3冊はいずれも傑作でしたね。
これらの続きを読めるというイメージでしょうか?
将棋・囲碁・麻雀のAIには興味があるので、
他にもおもしろい本があったら教えて下さい。
投稿: | 2017年4月13日 (木) 21時51分
免罪
ではなく
冤罪
ですよ
投稿: | 2017年4月13日 (木) 23時04分
これは鉄押し
投稿: | 2017年4月14日 (金) 04時47分
mtmt氏性格悪いから嫌い
投稿: | 2017年4月14日 (金) 14時55分
免罪って・・・
投稿: | 2017年4月14日 (金) 17時25分