【本】不屈の棋士
非常に面白かった。
なぜ、将棋棋士vs人工知能の話は何冊読んでもこんなに面白いのか?
全11人の棋士のインタビュー集。
人工知能否定派の佐藤、行方の意見はやけに感情的に見える。
糸谷が一番共感できた。
定跡を外しての力戦形が増えるとか、戦法の使い捨てになるなどの予測は面白い。
思うに、こういった本を面白いと感じられるのって今だけなんじゃないか。
あと数年したら、なんとも思わなくなるのでは。
そろばん名人vsコンピュータみたいなイベントって今では成立しない。
勝てっこないから。
拮抗してるからドラマになる。
われわれは人間にしか興味ないので、人工知能には勝てなくなっても、変わらずに人間同士の対戦を見るんじゃなかろうか。
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コメント
暗算VSそろばんみたいな時代もあったんかな
投稿: | 2017年1月 7日 (土) 15時32分
確かにいまだけの気がします。
だから、まだまだずっとAIに対抗できる、確率という不条理な戦いを含む麻雀は、ずっと趣味の一角を占め続けられますよ。
投稿: | 2017年1月 7日 (土) 17時03分
現役棋士で佐藤姓は6名いるからややこしい。
投稿: | 2017年1月 7日 (土) 17時07分
>だから、まだまだずっとAIに対抗できる、確率という不条理な戦いを含む麻雀は、ずっと趣味の一角を占め続けられますよ。
そうですかね?将棋より変化が多い囲碁ですらあっという間に席捲されている現状を見ると、とてもそうは思えません。
投稿: | 2017年1月 7日 (土) 17時10分
麻雀=不完全情報ゲーム
囲碁・将棋=完全情報ゲーム
全然違いますよ。
投稿: | 2017年1月 7日 (土) 19時28分
AI開発者同士による拮抗したタイトル戦へと移り変わりそう。
投稿: おろし蕎麦 | 2017年1月 7日 (土) 20時29分
麻雀は将棋みたいに人生かけて研鑽されてないから
グーグルとかが本気出したら一瞬で抜かれるやろな
あの歴史と数と時間が半端じゃない囲碁ですらやられるんだから
投稿: | 2017年1月 7日 (土) 22時02分
爆打ですら量産型よりは強いんじゃね?
投稿: | 2017年1月 8日 (日) 00時14分
将棋は実際はもう数年前から人間が勝てなくなってますよね。
最強ソフトのポナンザは一敗もしていないし、団体戦にして弱いソフトと戦わせて、しかも貸出ありで人間が勝つ将棋はバグをついたようなもの。
多くのプロ棋士は勝てないことを認めたいと思っていると思いますが、将棋連盟としてなかなか認められないのは見てて痛々しいものがあります。
投稿: | 2017年1月 8日 (日) 02時31分
話は少し変わりますが、三浦九段の一件について
福地さんの見解を聞かせてください。
投稿: | 2017年1月 8日 (日) 02時43分
すでに凸本で、待ち読みの精度をコンピューターと著者が募った人間有志数十名と競わせてコンピューターが 人間を上回った件も記されてましたし、天鳳で6段前後の実力があるフリーソフトがあったりと、人口知能の足掛かりは既にある。麻雀が制覇されるのも時間の問題でしょう。
投稿: | 2017年1月 8日 (日) 10時41分
不確定なゲームであるっていうのは、例えばAIがむちゃくちゃ強くなっても10半荘とかなら人間が勝つこともあるって意味なら利点だけど、得意不得意でいうと人間が凄く苦手で機械有利な分野で、真の実力で言うなら研究が進んだときには差がつきやすいゲームなんじゃないかと思う
投稿: | 2017年1月 8日 (日) 16時43分
面白そうなので、注文しました。
あらためてアマゾンに入る形にしたので、ここ経由になりませんが。
投稿: えけい | 2017年1月 8日 (日) 23時06分
>暗算VSそろばんみたいな時代もあったんかな
暗算VS電卓はありました。
1990年前後ですがね。
もちろん、その頃は既にコンピューターに暗算は勝てないんですが、電卓の手打ちと暗算の処理速度と正確さはどちらが上かみたいな。
個人的に暗算が上だと思いますね。
電卓相手なら。
ただし、珠算有段者に限りますが。
今は電卓使いませんからね。
脱線しましたが、すいません。
暗算好きなおっさんの独り言でした。
投稿: 純黒裏メン | 2017年1月12日 (木) 02時46分