【本】『棋士の一分』を読んで
読んだ。
意気込みは買う。
事実を一通り追ったあと、自分の意見を示してほしいけど、著者はドキュメント屋じゃないから、そういう文章を書けといっても無理だと思うので、それはよしとしよう。
つーか、ハッシーが語ったものを内池さんというライターがまとめた本のようだ。
なので瞬時に読み終わる。
全体として、棋士がコンピュータ将棋と関わっても1ミリもプラスはないという意見には賛同できないなあ。
著者は電王戦の人気を、棋士が負けるのを見て笑いものにしたいからだと思ってるらしい。
そういう要素もあるかもしれないけど、だとしても、それも含めての興業であり、成立してる職業だ。
あらゆる職業がコンピュータのせいで消滅するかも…という時代にあって、その象徴となったから電王戦は大人気イベントになった。
そういう世の中側のニーズが見えてない。
つーわけで、著者の意見には賛成できない。
アマゾンレビューにウルトラ保守派と書かれてたけど、厳しくいうならそうなるね。
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コメント
世の中のニーズって、そんなん一過性のもんやん。
コンピューターが勝ちました。そりゃ最初は興味持つだろうよ。でも2回目以降はもう興味が薄れる。コンピューターがかって当たり前だろって。
それなら、コンピューターとは打たずに、どっちが強いんだ??って延々と長引かせとけばいいとおもうけどな。
フクッチは今少し売れればいいのかもしれないが、刹那のブームにのって稼ぐみたいなことやってどうすんねん。
投稿: | 2016年12月15日 (木) 14時11分
アマゾンのレビューみて、スルーしてました。
米長さんの方針が良かったですよね。
投稿: | 2016年12月15日 (木) 14時56分
>フクッチは今少し売れればいいのかもしれないが、刹那のブームにのって稼ぐみたいなことやってどうすんねん。
世の中のニーズに応えず、ガラパゴス化した集団になってって、それでいいの?
棋士も世の中の一部なんだから、世のニーズと無縁ではいられないんじゃ。
投稿: 福地 | 2016年12月15日 (木) 15時19分
ネット麻雀界に対する少し前までの連盟みたいだな
投稿: | 2016年12月15日 (木) 15時56分
>世の中のニーズに応えず、ガラパゴス化した集団になってって、それでいいの?
本当これだわ。ガラパゴス集団じゃ、じいさんか一部のマニアックな人しか将棋見る人いないよな。いつまでたってもライト層が増えない。
年寄りかマニアしかファンがいないプロ集団じゃ、未来はないでしょ。興業が成り立たないじゃん
てかハッシーって若い棋士なのに時代の流れに乗れない古い考え方なんだ。残念だな
千田翔太っていう22歳のすげえ若い棋士が、「新しいものが出てきたのにそれに対応しないというのは怠慢ではないかと考えております。」ってめっちゃ良い事言ってたわ。こういう人が新しい技術の発展に貢献するんだと思う。
投稿: | 2016年12月15日 (木) 17時31分
麻雀もコンピュータ最強になって、打ち筋の一致率が高い人が強いって時代になるのかなあ
投稿: | 2016年12月16日 (金) 07時56分
千田もAO戦決勝までいってるし、最もコンピューター将棋に精通してる棋士だからな、まあ三浦の事件で株はガタ落ちだけど
爆打も鳳凰卓までは余裕で行けるレベルになってるから、もしかしたら数年後に麻雀もソフトが最強の時代がくるかもな
投稿: | 2016年12月16日 (金) 11時20分
そうなってもおかしくはないけど謎理論を繰り出してでも頑として認めないのが麻雀界という気がする
今でさえ運だ流れだって言ってるぐらいだし
更なるオカルトがどんなものか楽しみではあるけど
投稿: | 2016年12月16日 (金) 16時06分
>世の中のニーズに応えず、ガラパゴス化した集団になってって、それでいいの?
一部のニーズに答えられるのであれば
別にガラパゴス化しても良いような気がしてきた。
投稿: | 2016年12月16日 (金) 21時13分