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2016年12月20日 (火)

【麻雀本】印税5%の衝撃

今回の押し引き本の印税率と額が決まった。
それが5%。

1200円×0.05×6000部=36万円

俺の収入は36万円となる。

いやはや、このクラスの本(値段や部数)で、単著で印税5%は聞いたことがない。
衝撃を受けたわ。

2色で、240ページもあって、1200円という定価設定に無理があったのかも。
定価とかページ数とか、出版社の担当と相談しつつ自分で決めたので、誰かのせいというわけではない。

イラスト、デザイン、校正、セカンドオピニオンに、まっとうに金を使うのがプロの著者であり編集者だと思ってきたけど、そんな立場じゃなかったんだな。

俺がやってるのは仕事じゃなくて、仕事ごっこに近いんだと痛切に思わされた。
一人前のプロのつもりだった自分が情けない。
今どき、本を書いて金を得ようって発想がズレてるんだね。

雀荘勤務を本業にして、副業で本を書くって立場の方が、はるかに格上であり健全だとわかった。

1年半前、竹書房からみーにん本を出したとき、俺の書いた本文は表紙イラストの1.6倍の価値しかないって査定されたときも衝撃を受けたけど、そのとき以来の衝撃だ。

今回のコンテンツの価値は36万かあ。
ほんと衝撃だわ。

人口が減っていく社会って、こーゆーもんなのかもね。

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コメント

もしかしたら本の出版というのは、著者の知名度を上げるための宣伝広告であり、名前を売ってからは別の収入方法を探った方がよいのかも。

投稿: のくろ | 2016年12月20日 (火) 23時41分

本を作るのにかかった時間も教えてもらえませんか?
どういう作業があったかもあると嬉しいです

投稿: | 2016年12月20日 (火) 23時53分

知名度があるからこそ出来る商売だけど佐藤秀峰みたいな
出版社に頼らない方法を模索する時代かもね。


音楽もメジャーレーベルに所属してJASRACに登録して売れないで食えないよりも
自分たちで全部やって、大金は稼げないけど十分やっていけるってバンドが増えてるしね。

投稿: | 2016年12月20日 (火) 23時59分

近麻は買ってるけど、最近麻雀自体は打ってなくて福地さんの本買ってなかった。色んな形で楽しませてもらってるから何か申し訳ない気持ちになったな(これは勿論買いましたw)

投稿: | 2016年12月21日 (水) 00時12分

福地先生の本は10年前から全部買ってる者です。てっきり収入より体裁を重視してあえて本の出版にこだわってるのかと思ってました。
そんな報酬じゃファンとしても辛いです。

ネットで有料コンテンツ作りませんか?
今は色々できるようになってますし本より明らかに表現の幅も広がります。
他の方も書いてるように、本を入口にしてネットでキャッシュポイントを作ることもできます。
もちろん、今までにないものを作れば反応も色々で軌道に乗るまでは苦労もあるかと思います。

福地先生にはこれからも良いものを作っていただきたいし、ご自身も相応に稼いでもらいたいです。

投稿: | 2016年12月21日 (水) 00時33分

>名前を売ってからは別の収入方法を探った方がよいのかも。

他の業界で名を売ってる人が宣伝ツールの1つとして本を出すのはよくあります。
ぼくの場合は、出版社を通さないルートをいろいろ模索するのが先行きの道でしょうね。

>本を作るのにかかった時間も教えてもらえませんか?
>どういう作業があったかもあると嬉しいです

時間は見当つかないですけど、けっこう早いです。
ネマタ本やウザク本は、けっこう作業途中のブログ更新が多かったので、メイキングが見られたかもですけど、今回は公開が少なかったかも。

>大金は稼げないけど十分やっていけるってバンドが増えてるしね。

最近、「ヒットの崩壊」って本を読んだら、そんなことが書いてあって、すごく感心しました。
あー、そうなんだーって。

>色んな形で楽しませてもらってるから何か申し訳ない気持ちになったな

ありがとうございます。
このブログにしても無料ですし、コンテンツをお金に換える能力なさすぎですわ;;

投稿: 福地 | 2016年12月21日 (水) 00時35分

出版社ってゼニに関して曖昧っつーか、後から数字を出して無理やり納得させるってよく聞くけど、こういうのはキチンと文句言った方がよいのでは。

投稿: | 2016年12月21日 (水) 00時41分

>こういうのはキチンと文句言った方がよいのでは。

この出版社とは深く長い関係なので、だまされたとか言いくるめられてるとか、そういうのはないです。
でも明日、話してみようと思います。

投稿: 福地 | 2016年12月21日 (水) 00時56分

たぶん、いろいろなところでコストがかかったなどの理由で出版社側からしても仕方ない面はあるんだとは思いますが、
こういう状況では出版社から本を出版する以外の選択をする優秀な人が増えてしまって結局先細りするのかなという気もしますね。
分野や規模によるとは思いますが、電子書籍の自費出版であったり、webに公開して広告で稼ぐなりという選択肢などもあるでしょうし。

投稿: | 2016年12月21日 (水) 00時59分

おそらく木原さんのブログの方が経済性高そう。

投稿: | 2016年12月21日 (水) 01時02分

紙の本が好きな人間としては、悲しい現実です。近い将来、全てが電子媒体に変わってしまうのでしょうか。とりあえず、先生の本は買いますわ。

投稿: | 2016年12月21日 (水) 01時07分

>こういう状況では出版社から本を出版する以外の選択をする優秀な人が増えてしまって結局先細りするのかなという気もしますね。

そうですね。
今回みたいなときは、気のきいたやつなら自前で売るよなって思い、自分の無能さを思い知らされますね。

>おそらく木原さんのブログの方が経済性高そう。

間違いないですね。

投稿: 福地 | 2016年12月21日 (水) 01時07分

印税って、本の企画の段階で決まるものでは、ないんですね…。
初版は、5%にしても、増刷分については、きちんと貰うように交渉できないものでしょうか?

投稿: | 2016年12月21日 (水) 01時12分

>近い将来、全てが電子媒体に変わってしまうのでしょうか。

かなりストックの性格が強いものは紙の本が向いてるでしょうが、読み物などフロー性が強いものはかなり電子に変わっていきそうですね。

>印税って、本の企画の段階で決まるものでは、ないんですね…。
>初版は、5%にしても、増刷分については、きちんと貰うように交渉できないものでしょうか?

ふつうの相手なら、序盤にある程度は提示すると思います。
ぼくはツーカーの関係で、他の人にいろいろ頼み払う必要が発生するので、あとから決まったという。
交渉余地はふつーにあって、だまされるみたいなことはないので、大丈夫です。

投稿: 福地 | 2016年12月21日 (水) 01時18分

「出版社から本を出版する以外の選択をする優秀な人」というのは、「そういう選択をするのが優秀な人である」という意味ではなくて「(物書きとして)優秀な人の中にそういう選択をする人も出てくる」という意味で書きました。
福地せんせーを無能だとか言いたかったわけではないのでもしそう読めたならすいません。

投稿: | 2016年12月21日 (水) 01時38分

>福地先生の本は10年前から全部買ってる者です。てっきり収入より体裁を重視してあえて本の出版にこだわってるのかと思ってました。
>そんな報酬じゃファンとしても辛いです。
>ネットで有料コンテンツ作りませんか?

ありがとうございます。
それが急務です。
ほんとそう思います。
ノロマすぎて、ほんと情けないですわ;;

>福地せんせーを無能だとか言いたかったわけではないのでもしそう読めたならすいません。

いやいや、そんなふうに受け取ったわけじゃないです。
大丈夫ですw

投稿: 福地 | 2016年12月21日 (水) 01時59分

ところで福地さんは年間を通して主にどんな仕事をして収入源を確保しているのかが結構謎なのです。

投稿: YESか農家 | 2016年12月21日 (水) 02時02分

>ところで福地さんは年間を通して主にどんな仕事をして収入源を確保しているのかが結構謎なのです。

雀ゴロを始めたとき、出版の稼ぎが少なすぎるから副業のつもりだったので、それがなくなった今、ちゃんとしてる状態とは言えないです。
子どもの扶養義務がなくなったから余裕こいてるだけで、そんなに稼いでないです。

投稿: 福地 | 2016年12月21日 (水) 02時05分

なんだろ。
いいコンテンツを投入しているのに部数絞られ、税率まで下がるとは…
普通の会社が合見積りをするように、福地さんも色々な出版社と交渉してみてはどうでしょう。

その額でその仕事、ボランティアみたいなもんですよ!これからも福地本読みたいので、しっかりと支払いをしてくれるとこと出会えるよう、祈っています。

投稿: 洋泉 | 2016年12月21日 (水) 02時31分

でも木原さんのブロマガみたいなスタイルだと乗り遅れたときが辛いなぁ
記事が多くなりすぎたときの参照性はもちろんだけど、
ちょっと見せの部分だけで本当に自分に合ってるのかというところを判断するのは辛い。
本の補足を有料媒体というのが自分としては一番ありがたい。

投稿: | 2016年12月21日 (水) 04時39分

やるなら早いほうがいいと思うよ。
先に先鞭つけた人のほうが絶対的に強いし麻雀本ってニッチな業界の
トップではあるわけだし
デジタルコンテンツに慣れた層が主な購買層だろから読者もついてくると思う。

木原さんみたいにブロマガ形式は手軽だけどコンテンツが膨大になると
辛いって問題があるから。
本の形態は保ったほうがいいと思う。

投稿: | 2016年12月21日 (水) 05時39分

あと単純に本の値段を上げるってのも手だと思います。
もしかしたら1500円にしたら逆に印税8%とかになってた可能性もあります。
配分に余裕ができるので。

これからは薄利多売ではなく、いかに付加価値を売っていくかの時代だと思う。
多少値段が上がっても、良い本なら買う人は買う。

投稿: のくろ | 2016年12月21日 (水) 06時22分

身内の同情で本が売れてるうちは、アマチュア呼ばわりされてもしかたない気がする、、、。

投稿: | 2016年12月21日 (水) 08時50分

マネタイズ! マネタイズ!
福地さんが、フリーミアムしだすのか、第三者市場(広告収入)しだすのか、今後の成り行きが楽しみです。

投稿: K-yoshi | 2016年12月21日 (水) 09時54分

1800円くらいならかうなー。既存の情報の再構築とかじゃなくこの本じゃなきゃ書いてないことが書いてあるんだし。
狭い世界(スケールメリットが効きづらい)ってのも消費者もわかってると思うよ。
2300円でも買うなあ、俺は。

投稿: | 2016年12月21日 (水) 23時09分

刹那的な記事ですね。でも、こーゆーのに惹かれる麻雀ファンは多いと思います。麻雀も不幸を味わうゲームですし。

逆に印税ウハウハになったら、それはそれで終焉が近いような気がします。麻雀ライターの役目は終わったというか、麻雀の底が見えたというかw

投稿: | 2016年12月22日 (木) 04時08分

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