【麻雀本】何切る作者のこだわり
何切るを作るとき、人によって方針が違う。
たとえば俺なら、役牌トイツの手牌を作るとき、場風や自風は使わない。
実戦で場風や自風だった手牌は、三元牌に変えてしまう。
見た瞬間に、役牌だってわかるようにするため。
だから、俺の作る何切るでやのトイツが出てきたら、ほぼダブかダブだし、やのトイツがあったら、かならずオタ風だ。
以前、がトイツの問題で、子としか書かれてなかったやつは、「西家かどうかわからない」と言われたことあるけど、俺からすると「そんな勘違いしそうな問題を作るわけねーだろ」となる。
一瞬意味がわからず1秒くらい立ち止まってしまう箇所を、可能な限り排除していくのが俺の編集術だから。
それがウザクさんだと違うんだよな。
むしろ、場風や自風が多い。
その理由は、「フリー雀荘にいるオッサンは今でも役牌を絞ったりするんですよ。なので、鳴くことを前提にした問題は、鳴きやすく感じられるように三元牌にはしないですね」と。
いろんな考え方があるもんだと驚いた。
今では、三元牌も場風も自風も、鳴ける率は大差ないってのがほぼ常識化されてるけど、それはネット麻雀で取ったデータが元になっていて、たしかにオッサンが多いフリー雀荘のデータは存在しない。
つーわけで、ウザク本では最初、場風や自風を全部三元牌に変えかけたんだけど、その理由を聞いて元のままにした。
いろいろあるもんだわ。
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コメント
なるほど
こういう裏話もっとしてほしいです
投稿: | 2016年8月24日 (水) 16時42分
ネマタ本か何かで西対子があってドラが北の牌姿があって、「これはドラ表で西が1枚使われてるのは考慮するのか…?」「いや、ドラ北はドラは考えなくていいということだろうから考慮しなくていいのでは…」と変に考えてしまったことがある気がします(笑)
投稿: | 2016年8月24日 (水) 16時47分
自風対子には、防御として優秀な効果がある。
三元牌とは仕掛けやすさがまるで違うよ。
特上民でもそれぐらいは知ってる。
投稿: | 2016年8月25日 (木) 00時11分
フリー雀荘の役牌絞りは厳しいメンツになるほど多くなる気がします。
投稿: | 2016年8月27日 (土) 20時53分