どなたかコメ欄に書いてくださったのが、えれーレベル高かった。
すげー納得。
なるほどね~。
この人は一介の素人なんだろうか?
なんでこんなに幅広く深く解説できんの?
俺と思考回路が似てて、俺が説得力を感じるだけなんかね…?
俺は金融に限定した論には、あんま興味ねーからな。
以下、3つのコメを合わせてコピペ↓
* * *
EU離脱がイギリスで支持される理由は、以下のように説明されます。
http://netgeek.biz/archives/76287
その上で、なおこれらの問題の解決は「EU離脱」という方法でしか対応することができないのか?という疑問符は付くでしょう。
確かに問題自体の根本的な解決にはなるのですが・・・
社会科学者が国民投票後の動向を予測している記事もどうぞ。
http://kazutosuzuki.blogspot.jp/2016/06/blog-post.html?spref=fb&m=1
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リンクを貼った者ですが、自分は離脱には懐疑的です。
社会保障費や医療費の圧迫は、一つは緊縮財政の結果です。
働きに来る移民は若く、医療費への負担は相対的に小さいこと、移民へのNHS利用料の徴収も強化されたばかりであること。
そもそも移民は税金を一定額以上払えなければビザの格付け(Tier)に影響し、場合によっては更新されないなど、移民への応分負担を求める制度は既に(過剰な程に)存在していること、などの反論が存在します。
そもそも医療費の負担増大は高齢化の影響が中心です。専門家の間ではこのことに異論は無いでしょう。
長くなるので割愛しますが、社会保障費は更に分かりやすく緊縮財政の結果です。賃金水準の停滞も同様です。
各論では移民の影響はある程度コントロールできている、というのが残留派の主張であり、これには根拠があります。
そもそも、移民がイギリスの労働力を下支えしたという側面は無視できません。
移民の存在が一概にマイナスであるという発想そのものに疑問符が付きます(これも残留派の主張です)。
その上で、離脱派が賛同を得る理由も正直よくわかります。
リンク先にもある通り、イギリスはセーフティネットが分厚く、ソーシャル/リベラルの軸では比較的ソーシャル寄りです。
それに対して、EUは経済的リベラリズムそのものと言っていい。
つまり、元々イギリスとEUの政治風土や政策方針は折り合わないところがあったわけです。
現政権が緊縮に振れているのも、移民が入ってくるようになったのも、EUによる自由化の影響です。
「イギリス的な価値観がEUによって脅かされている」という感情があるわけですね。
労働党のコービンも本心では離脱を支持しており、それは(イギリスの主権を抑制する)EUの官僚に対する不信があると言われている。
表面的な移民への反感の裏には、もう少し根深いEUへの反感が有るのではないでしょうか。
実際、数年前まではイギリスで多文化主義が約70%の支持を得ていたと言われています。
それが今は逆転している。
合理的、理性的判断をするなら「政治的に不安定になり」「経済も失速するリスクがあり」「そもそも離脱しなければ解決できない問題があるのかも疑問符が付く」状態で、離脱を支持する説得的理由を構成できるのか、個人的に甚だ疑問です。
勿論EUやイギリスの現状に問題が無いとは全く思いませんが、一足飛びに離脱は飛躍だと思います。
EU離脱を主張するならそれはそれでいい。しかし、感情に任せた闇雲な主張は、極右や排外主義に利用されるだけではないか。
もうちょっと冷静になってほしいもんです。
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付け加えますと、今回の「騒動」の本質は、
EUによる経済的な自由化と、ドイツ発の緊縮財政がもたらした「経済的格差」への反発
にあると考えます。
不幸なのは、それが「移民」という日常の中にあるEUの象徴に焦点化されたことで、排外主義と結合してしまったこと。
複数の専門家が「時間が経てば、国民も冷静になるのではないか」と(恐らくは)願望込みでコメントしていますが、私は尾を引くと思っています。
何故なら、世界的に政治的ポピュリズムが退潮する兆しがまるでないから、です。
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…というわけだそーな。
なるほどね~。
なんでこんな優秀な人がわざわざ麻雀ブログなんぞにコメントくれんの?( ̄∇ ̄?)ハテ?
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