【つぶ】文章力と読書量
長年ライターをやってきて思うのは、読書量が少ない人は、表現の幅が狭い。
とくに小説。
表現の幅って、理屈の本とか科学の本じゃ磨かれないから、そーゆー読書は別物。
小説は大学まで読んだことなくて、麻雀にハマって阿佐田哲也を読んだ。
— 須田良規 (@Suda_Yoshiki) 2016年5月1日
それから文を書き始めたので、完全に俺は阿佐田哲也の真似っこ。 https://t.co/5BnsjoRlo9
ダースーはろくに読書量ないのに、文章はめちゃくちゃうまい。
これがすごく不思議だったけど、あるとき気づいた。
彼は漫画をすごく読む。
漫画は読書なんだよね。
理屈の本や科学の本より、漫画のほうが小説に近い。
出版の仕事に携わって、最初の10年くらいは読書量は関係ないと思ってたけど、10年を過ぎてからは、かなり重要だと思うようになった。
まあ一般論としては、文章がうまくなりたいなら、小説を読むなんて遠回り。
書きたいタイプの文章をいっぱい読んで、うまいと思ったところに赤線を引いて覚え、それをパクればいい。
企画書なら企画書。
ブログならブログ。
うまくなりたい分野を研究してパクるのが一番。
ダースーの阿佐田哲也がまさにそう。
ただ、それは短期的に結果を出そうとする方法で、やはり根底で支えるのは、これまで読んできた読書の質と量なんじゃないかねー。
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コメント
語彙やイディオム、構成のパターンみたいなもののストックが読書量と比例するんじゃないですかね?
技術系だと使われるそれらに占める特殊なものの割合が多いので、他の分野と重なる部分が少ないだけで。
これだと「短期的に結果を出そうとする方法」の話になってしまうのかな。
投稿: | 2016年5月 2日 (月) 10時56分
>文章がうまくなりたいなら、小説を読むなんて遠回り。
>それは短期的に結果を出そうとする方法で、……
最近でもないけど人生でたくさん文章を書きたいなって思う。仕事にできればもっと良いなと思う。それで何かを書こうとして拙い文章を書いてしまうと、もっと読書しとけばよかったなって思うことが多くて、悔しい。
だから、両方のことばを覚えておきたいと思います。福地さんの意図したことではないと思うけど、すこし感動しました。
投稿: 家庭的の人 | 2016年5月 2日 (月) 15時22分
成岡さんは図書館の本は辞書以外は読んだとおっしゃってましたね。
投稿: | 2016年5月 2日 (月) 17時16分
須田や吉田光太みたいな文章書けるようになりたいなんて思わないw 作家になりたいわけじゃ無かったら一般人が読めたら問題ない。作家はいっぱい読書してください。
投稿: | 2016年5月 2日 (月) 18時07分