【麻雀本】ゼウスの選択
鈴木たろうの本。
面白かった。
意外な打牌、意外な鳴き。
それらの説明から、たろうがどうすごいのかわかってくる。
たしかに、これはすごい。
文章も読みやすい。
本人に話を聞いたライター(麻雀プロ)が書いてて、すごくわかりやすい。
ただね、これって普通の麻雀じゃないんだよね。
競技麻雀、なかでも協会ルール、しかも雀王決定戦での勝ち方に特化した話が多い。
たろうの強さには、他の人たちが「麻雀の常識」に従っている中で、そこから離れて、雀王決定戦ならではの独自の打法を作り出している側面が大きい。
「これは別ゲーですよ」と、別ゲーならではのテクを駆使している。
たとえば。
協会ルールでは、赤がないから、鳴いた手はドラがないと安い。
一般のルールでは、スピード>打点だけど、協会ルールは打点>スピードになる。
リーチするか、ホンイツなどの高い手を成功させることが大事。
そのためには、クズ手のとき、真面目にアガろうとするよりも、ホンイツブラフをやっていくほうが、トータルで見ると得だという。
そのときはアガれなくても、他人の手を潰す効果があるし、本物の勝負手が入ったときにアガりやすくなると。
こうして、3フーロして手の内バラバラというゴリ押しホンイツが頻発することになる。
みたいな感じ。
ここらへんはちょっとポーカーっぽい。
同じように競技麻雀をやってる人にとっては、かなり使える本なんじゃないか。
とくに協会員。
でも、ふつうの麻雀しかしてない人にとっては、麻雀が強くなるための本というよりも、競技麻雀を観るときに、より深く理解できるようになるための本なんじゃないかね。
より正確なタイトルを付けるなら「雀王決定戦必勝法」みたいな感じだ。
関係ねーけど、初めて麻雀の本をキンドルで読んだわ。
なんかイマイチ本を読んだ気がしねーんだが^^;
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コメント
これ、読んだけど、
ぜんぜんよくないな、と思ったよ
結果論中心で、説明などもテキトウ
正直、副題にあるデジタル麻雀の再集計、とか、
完全に「名前負け」だなあ、と思った
名前負けってのは、
名称やメッキだけ立派で、
内実がぜんぜんズタボロの状態、ということよーーーーー連盟みたいなかんじってことだね
あとは、フクジの指摘しているとおり、
ルールも、大衆のそれではない
いまの麻雀業界は、
5割が天鳳で、4割がフリー雀荘
残りの1割が、その他と、プロなどの協議ルール
簡単に言えば、人口分布にソクしてない
ま、100点中、5~10点ってとこやな
投稿: 雀神の赤犬さん | 2015年12月18日 (金) 14時00分
赤犬ほどじゃないけど、俺もあんまゼウスの選択は良くないなと思った
まず、マイナビ本だから仕方ないけど、内容スカスカだし
あと、個人的にはインタビューアーとの対談式にされるのは非常に読みにくかった
今キンマでやってる鈴木たろうの連載もそうだけど、対話式にする必要あんのかね?
基本的には、こういうの読んでても一般人は弱くなる一方だと思うんだよな
麻雀戦術本ってよりは、鈴木たろう公式ファンブックって感じだったわ
投稿: ナナシー | 2015年12月18日 (金) 14時22分
赤犬、進歩なし、新味ゼロ
投稿: | 2015年12月18日 (金) 14時30分
無職素人童貞短小包茎カンヨンケンバジョウゴミコッパ天鳳六段赤犬は黙れよキチガイクズウンコチビカスハゲデブ。
投稿: | 2015年12月18日 (金) 15時05分
ホンイツブラフのくだりってちょっと前にツイッターで話題になってキンマの記事にまでなった両面チーのやつと繋がる話だと思うなー
投稿: | 2015年12月18日 (金) 15時37分
赤犬さん
人口分布の件のソースはどっからきたの?
投稿: | 2015年12月18日 (金) 16時21分
↑脳内
投稿: | 2015年12月18日 (金) 16時32分
脳内のデタラメな数値で批判するなんて連盟幹部と変わらんだろ
投稿: | 2015年12月18日 (金) 17時50分
>赤犬、進歩なし、新味ゼロ
↑このコメの人、僕の中で勝手に「一風堂さん」と名づけているw
(´∀` )
投稿: へむへむ( ´∀`) | 2015年12月18日 (金) 18時21分
鈴木たろうさんご本人が書きました感がほぼなかったのが残念だと思いました。
たろうさんの凄さはもっと深そう。その部分で出し惜しみ感も感じました。
投稿: 匿名 | 2015年12月18日 (金) 18時50分
本は読んでないけど協会ルールじゃなくても、
そこら中で結果残してるんだから雀王決定戦に
特化した打ち方ってのは違う気がする。
投稿: | 2015年12月18日 (金) 19時20分
雀王戦に特化、というよりも、このルールであればこう打つべしという基本分析がまずあって、その上でいかに効率的にピンポイントで相手の虚を突けるか、という大きなテーマで見ればかなりの良書だと思う。
具体的な戦術としては協会ルール特化であることは否定しない。
投稿: | 2015年12月19日 (土) 01時04分
まあ、良書といえば、良書かな
ていうか、「悪書」っていうと、
雀鬼流の開祖とか、連盟プロとかの、アホアホのゴミ麻雀本だけになる気がする
オカルト麻雀本は、
読めば読むほど、ヘタクソになるからね(U`皿´U)おんどれェ
すなわち、内容が間違いだらけだから
連盟とか雀鬼流とかは、
間違いと、くだらない精神論ばかりで、意味わかんねーんだよね
雀鬼流の開祖~:
「最終的に勝つのは、手役を狙って打った者なのですガハハ」
それに関する、統計データとか、もってこいよ、
って思うよね
どこぞの、半ボケの老人が、「こういうやつが勝つんだガハハ」と言い出しても、信憑性ゼロ以下だっつーに
ていうか、正確には、
統計データを「もってこれない」んだよね、そういうデータが「存在しないから」
ようするに、
手役重視で打ったやつは、もれなく全員まけている、と、それが科学データ
オカルト麻雀は、
半ボケ老人の、脳味噌の中に広がるだけの、
非現実、空虚な妄想、お花畑が、わけわかんない精神論になってしまっているだけ、という状態
投稿: 雀神の赤犬さん | 2015年12月19日 (土) 01時38分
本屋でぱらっと見たけど、俺にはまだ早いと思って辞めちゃった本。でも雀王決定戦本って言われるとちょっとなるほどって感じだわ
投稿: 家庭的の人 | 2015年12月19日 (土) 01時45分
無職素人童貞短小包茎カンヨンケンバジョウゴミコッパ天鳳六段赤犬は黙れよキチガイクズウンコチビカスハゲデブ。
投稿: | 2015年12月19日 (土) 02時22分
>協会ルールじゃなくても、
>そこら中で結果残してるんだから雀王決定戦に
>特化した打ち方ってのは違う気がする。
ほぼ雀王決定戦から牌譜を持ってきてるから、「このシステムなら~」って、雀王決定戦ならではの話になってるのよ。
投稿: 福地 | 2015年12月19日 (土) 03時01分
たろうはかなりルール対応力が高い
それぞれのルールに対応した上で、なんか気持ち悪いことしてくるって印象
投稿: | 2015年12月19日 (土) 11時49分
赤犬さんの「デジタル麻雀の再集計」ウケた笑
集計して統計的に分析すんの大事かもね!
鈴木たろうプロの思考を自分の麻雀戦術に取り入れられる応用力のある人には垂涎の一冊。ドラ1カンチャンは即リーみたいな思考停止セオリーを求める人には無意味な本。
たろうプロは様々な大会の決勝常連で、大会での勝ち上がり方(点数の叩き方)みたいなものも扱ってくれたら、フリーでトップとるみたいのと近い思考が聞けたかも。
投稿: | 2015年12月20日 (日) 12時17分