【つぶ】交差する人生

俺は頭を使うことはすごく得意。
アイデアや着想で食ってるという意識があるから、いつも頭を鍛えようって感覚がある。

問題集の校正をやってて、英語や数学を何ヵ月もやってなくてもできちゃうとき、ああ、俺ってこーゆーの得意だったんだなーって改めて思う。

最近になって知ったことだけど、世の中の人って、体を鍛えることには興味あっても、頭を鍛えることに興味ある人は少数派だよな。
たしかに、体は見た目で影響あるけど、世の大半の人は、受験期を過ぎちゃうと、頭の良し悪しで人生が変わることってないもんな。

その一方で、俺は体を使うことに関してはセンスも蓄積もない。
幼少期からバレエをやってる知り合いが先生やダチで何人もいて、パッと見に、「あ、俺とは違うわ」ってすごく感じる。
すごいって尊敬する。
俺が持ってないものだから。

数年前まで、そういう能力にはまったく興味なかったのに、不思議なもんだ。
自分とは違う方向の人生を送ってきた人を心底尊敬できる。

今になって、まったく違う生き方について考えることがあるんだなー。

そーいえば、俺の姉は画家になっちゃった人なのだが、そっち系は、いまだによくわからん。
音楽や絵については、姉とはガキの頃からセンスが違いすぎてたなぁ。

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