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2014年7月14日 (月)

【麻雀本】ユニバーサルデザインに

【レビュー】 これだけで勝てる! 麻雀の基本形80 (福地誠・著)が掲載された。

まずまず好評価って感じだけど、いろんな麻雀本を扱ってるブログだって考えると、比較してる相手のレベルが低すぎるので、中くらいのようにも思える。
麻雀の実力はともかく、本を作るスキルという点では、プロのバックダンサーと俺のダンスを比較してるようなもんだから。

反省点としては、麻雀の部分の詰めがちょっと甘かったな。
自分で気をつけようというのは無理なので、誰かに見てもらって、意見を聞いてみたほうが良かった。

あと俺の癖として、やさしい内容にしてても、どうしても難しい問題も少しは混入させてしまう。
1章は本当にやさしい問題だけにして、4メンツ1雀頭問題でも難しいやつは4章に入れたほうが良かった。
難しいやつは、まとめて収容してしまうほうがいい。

このレビューで良かったなぁと思うのは、
このおねえさん、とっても素敵ですよ。
という箇所。
一番意識をつかった部分なので。

今回の本はしんどかった。
コンビニ本って、裏とかタブーとか、あやしい方向のものが売れるマーケット。
そこで初~中級者用にするって明らかに逆方向。
しかし、そっち方向に進むしか、俺が作る麻雀本の未来はないとも思っていた。

どうやっても売れる気がしねーと思いながらも、そっちに行くしかねーという旧大日本帝国海軍の対米戦線布告みたいな。

コンビニ本って下品なほうがいい。
そっちが求められてる。
でも、今回の本では、できるだけユニバーサルな作りを意識した。
ユニバーサルデザインってのは、子どもや老人や障がい者まで含めて、誰でも使えるようにってこと。

132ページに、「使えるスーパーの御用聞きみたいなものですから、うまく飼いならしましょう」という、くそつまらん一文がある。
これ、以前だったらアッシーとかメッシーとか書いてただろうし、今回は最初、使える古女房って書いていた。
でも、そう書くと、女性高齢者の読者で、むかつく人がいるだろうなと思って、変えたんだよね。

できたら健康麻雀の人も読者対象にと。
どーせ、女性高齢者の読者はほとんどいないだろうけど、その少ない人を不快にさせないようにと。

つーわけで、今回は今までのに比べたら売れねーと思うんだが、ねーちゃんが素敵という評価はホント良かったと思う。

ユニバーサルにって点では、博打っぽい話もないほうがいい。
それは間違いないんだけど、雀ゴロ日記で、ゼニの話が出てくるやつも入れてしまった。
俺はそーやって生きてきたんだから、許してくれよぅって感じで。

出版人としてはまじめにやるからさ、雀ゴロくらいやらせてくれ。

しかし、麻雀の本なんて、どんだけ役に立つか、どんだけ強くなるか、それがすべてのものなのに、作り方がどうとか、いかにも負け犬の遠吠えで嫌になっちゃうな。
これじゃ、まるでジジイの言い訳じゃねーか(= =) ウム

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コメント

赤犬~キャイーン~

投稿: | 2014年7月14日 (月) 12時01分

赤犬=駄犬

投稿: | 2014年7月14日 (月) 12時03分

じっさいのトコ、
むずかしい話だと思うよ、麻雀の実力は

麻雀の実力の養成は、
はやければ1-2年で完了するけど、それはあくまで、「いいコーチが指導している場合だけ」の話


連盟プロとか老人プロとかは、
何十年も麻雀やってても、かなりのドヘタなのが多いし、雀鬼流とかいう宗教連中も、それとおなじ

オカルト麻雀を打ってきた人間たちが、若年層よりも、ずっとヘタクソなのは、それが理由

麻雀ってゲームは、打ちっぱなしだと、
絶対に実力が伸びないから、経験が無意味なゲーム 

経験して、それを論理的に検討し、
次に生かす、ここまで出来て、成長可能

考えるな、感じろ、
なんてコンセプトでやってたら、
いっしょう、モリヤマとかコジマとか、オカルト老人プロたち、雀鬼流の開祖レベルのヘタクソなゴミコッパ麻雀しか打てない


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


たぶん、
フクジが悩んでるのも、そこの部分なんだと思うよ

麻雀って、ヒトー知能によって、
成長のレベルが違いすぎるゲームだとおもう

50年麻雀やってました、っていうオカルト老人より、

おそらく、3カ月、
天鳳10段におそわって、みっちりデジタル麻雀をやりました、ってひとのほうが、ずっと強い


大切なのは、質であり、時間ではない

年月によって、初心者か上級者か、まったく識別できないゲームって、そうとうレアだと思うのよ


雀鬼流の開祖とか、モリヤマとかコジマとかも、いちおう、「自称:上級者」だからね じっさいには、かなりジャンリョク低いから、初心者~中級者モドキなんだけど


たぶん、フクジのなかで、
麻雀において、「よわいひとと、つよいひと」のイメージが安定してないのが、曖昧さの理由なんだとおもうよ

赤犬さんとしても、安定してないからね

たとえば、次の天鳳位の予測って、
相当むずかしいと思わない? スズメも、太くないおも、昔は、ただのコッパ8~9段だったわけで


予測がむずかしく感じるのは、
誰が強くて、だれが弱いか、そもそも、重要な要素ってなにか、イマイチ、掴み切れてないからだと思うわけ

投稿: 赤犬さん | 2014年7月14日 (月) 12時13分

北海道の田舎のコンビニにも今日入荷したので買ってきました。
ウザクさんのレビューと誤植情報とツッコミ参考にしながら読み進めます。
福地さんの「麻雀卓の妖精」…どう見ても咲の原村さんが持っている
「エトペン」にしか見えないんですが…拝借したんですか?

投稿: ななしさん | 2014年7月14日 (月) 12時15分

赤犬は自称上級者

投稿: | 2014年7月14日 (月) 12時45分

やっぱ、むずかしいなあ

麻雀つよいひと:

シブカワ、コバゴウ、キハラ、あたし、天鳳10段、天鳳位

まーじゃん弱いひと:

雀鬼流の開祖、特上民、上卓民、連盟プロたち、オカルト老人たち

基本がぜんぜん出来てないのが、よわい打ち手の特徴 

よわいひとたちは、イメージしやすい

強い打ち手とは、「基本が完璧+αの打ち手」なのだろうか

しかし、かといって、
麻雀つよいひと同士で、キッチリ序列きめてください、って言われると、そうとう難しい


麻雀の実力っていうのは、
あるていど「上」になると、切磋琢磨の範囲になってしまって、あんまり序列とかを決められない世界観なのか

そう考えると、ツジツマがあうかんじもする('ー'*)フフ・・

投稿: 赤犬さん | 2014年7月14日 (月) 12時53分

ユニバーサルデザインっていうんだね(勉強になります)

ふくぢ先生すごい!

てか、麻雀ライター第一人者の先生には立場的にそういう本を出すのを求めてたね

麻雀がもっと普及するといいな

カジノ法でついでに賭博に違法性がなくなればダークなイメージが払拭されると思うんだけどね

投稿: | 2014年7月14日 (月) 13時33分

本としておもしろくなければ自分は買いません。小説は別として文章として押し付けがましいところや理解不能な部分があれば読む気にはならないので。
技術書をおもしろくわかりやすく書くってハイレベルな技術だと思っています。
(タイトルみたとき表紙がユニバーサル?と思ったけど中味のことでしたが。)

投稿: とんたた | 2014年7月14日 (月) 15時52分

そのうち健康マージャンや場末の雀荘のおぢいちゃん、おばあちゃんも
「カンチャン、即リー!」「鉄鳴き!!」とか言い出すようになるのか・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

投稿: へむへむ( ´∀`) | 2014年7月14日 (月) 17時05分

前回の本は買ったんですけど
なぜか今回の本は近所のコンビニに入荷せず

流通数絞られてたりしませんよね?

投稿: | 2014年7月15日 (火) 00時57分

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