【つぶ】絶対悪――辻正信
新聞を読んでて驚いた。
名前は知ってたけど、ここまでのやつだったとは。
悪名高い大本営とはこいつだったんだな。
俺もそこまで詳しいわけじゃないんだが、だいたい理解したことを書くと、以下。
戦前の陸軍というのは、学校を首席卒業すると、そのまま一直線にエリートになれた世界。
こいつは、秀才から始まってエリート街道を進み、軍部ではノモンハン、マレー、フィリピン、ポートモレスビー、ガダルカナル、中支戦線、ビルマ戦線などで、数々の作戦立案を失敗。
途方もない兵士を死なせた。
終戦と同時に潜伏。
究極の戦犯でありながら、極東軍事裁判をまぬがれる。
数年してから帰国し、その経緯を臆面もなく本に書いてベストセラー作家に。
そして故郷から選挙に出て、国会議員に。 ←マジか!
約10年後、ラオスで行方不明となった。 ←天誅を受けて殺されたわけでもないらしい。
わかりやすくいうなら、リアル鷲巣様か。
より詳しくはwikiを。
正確には、愚参謀だと確定してるわけではなく、こいつの評価に関しては真っ二つに分かれる。
作家の司馬遼太郎や半藤一利は完全に切り捨ててるようだ。
昭和史にはすげー悪人がいるもんだわ。
ナチスの高官で、終戦と同時に南米に逃れて、現地で農場を営んで悠々と暮らしてたけど、20年近くたってからイスラエルの秘密警察に捕まって、イスラエルに連行されて死刑になったアイヒマンみたいなすげーやつが日本にもいたんだなーって話。
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コメント
評価が分かれてるなら絶対悪じゃないじゃん?
投稿: | 2013年10月17日 (木) 18時38分
エリートっち言われても作戦失敗しまくってんなら雑魚なんじゃねーのと疑問が
この人関連のおすすめ書籍教えてよ!
うむ!これからもこういう福地個人の趣味どんどん発信してくれよな おれは吸収しまくってんだよ
投稿: ラヴァー | 2013年10月17日 (木) 21時16分