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2013年1月11日 (金)

【ダンス】家畜と野生

天鳳ダンス部が始動した。
昨日、代々木のレンタルスタジオで1回目の練習をやった。
2月始めの撮影→投稿に向けて。
メンツは、10代後半1名、20代前半2名、30代後半1名、40代後半1名(俺)。

S
後ろのほうにいる赤シャツが俺。

じつは半年ほど前に1回挫折している。
俺が練習しなかったのが最大の要因だな。
その反省を汲んで、今回は簡単な振り付けにして、ちゃっちゃっとやっちゃうのかと思ってた。
とにかくゴールすることが優先だと。

そしたら、それでもある程度の水準じゃないとやっても意味ないとのことで、全然簡単じゃなかった。
「パドブレと三歩ステップだけでつないでもしょうがないじゃないですか」と。
はえー。とにかくはえー。

でも、まあ、練習すればいずれできる…気もするし、相当厳しい気もするし、まあわからん。
ふだん、ジムで俺がやってるダンスより数段速く難しいことは確か。

楽しいね。
すごく楽しい。
説明を聞きながら、そういうふうに考えるのかって、すごく勉強になった。

リーダー(ハウス担当?)のユーチー君の作ってきた振り付けを練習しながら思った。

俺はダンスを始めてちょうど1年。
ものすごくいっぱいやってるから、半年前とはけっこう違うはず。

…なんだけど、半年前に挫折したときの練習と比べて、俺の向上よりもユーチー君の向上のほうが大きいんじゃないか。
これはちょっと驚きだった。

考えてみたら、俺は家畜の豚ですよ。
イントラさんに言われるまま、決まった振り付けを何度も繰り返して覚え、踊るだけ。
ジムのエクササイズ用のダンスだから、そんな難易度の高いことはしない。
自分で踊りを組み立てるってこともない。
つまり「生徒」だ。

それに比べて、ユーチー君は野生の猪ですよ。
自分で自分の踊りを組み立てて踊る。
一人前の「プレイヤー」だ。

技術はともかくとして、そういう姿勢の差なんじゃないかね。
野生のやつはすげーわ。
そう思った。

俺が家畜を脱出して、野生のプレイヤーになる日がくるかわからんけど、そうならない限りは「ダンサー」とは言えないんだろーな。

2時間弱の練習が終わったあと、ジムに行って多少筋トレし、そしたら1月から始まったヒップホップのレッスンがあったので、それも受けてきた。
げろ疲れたわ。
最後は疲れて集中できんかった。
でもなんつーか、ふだんやってるバイラやハウスに比べて、ヒップホップには明るい透明な感じの魅力がある。

バレエももうちょいちゃんとやりたいし、エアロもできるようになりたいし、ヒップホップも魅力ある。
できるよーになりたいもんがいっぱいあるわ。
ふだん一番やってるのは、そのどれでもないし。

数日前、ダンスのダチが、このヒップホップについて書いていた。
3ヵ月で1つの曲をやって、また次の曲に行く。
せっかく踊れるようになった曲は、もう踊る機会はなくなる。
それでいいの?
ずっとそういうのを繰り返していくだけなのって。

この疑問には共感した。

やっぱね、自分なりの舞台を持つべきなんだよ。
それが何かってのは人それぞれだけど、コンテストだっていいし、この天鳳ダンス部もそう。
踊れるようになったら撮影して、それをニコ動にアップする。
発表会みたいなもんだ。

舞台は野生への第一歩。
舞台があったら野生になるわけじゃないけど、舞台のないダンサーはないんじゃないかね。

ダンスの根本は技術じゃない。
これが「私」ですよというスピリットがないと、ダンサーにはなれないんじゃないか。

俺の中に、これが私ですよという思いがムクムクとあるかといったら、そうでもないので、俺がダンサーになる日が来るかはわからない。
どっちかって、「生徒」のままで終わりそうな感じのほうが強い。
でも、いずれ「生徒」から脱却する日がくるといいなあ。

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