【麻雀】質疑応答

前々回のエントリに対するコメへの返答。

◆１
をいをい、「実際」とか結果論者もいいとこ。
とあるトイツ好きの宇宙人は牌の語りかけを聞き、ピンフ、リャンペーコーを捨て七対子のみに受け、一発でツモったそうですが果たしてそれが正解なのでしょうかね。

こーゆーの、麻雀やる人の意識がずいぶん変化したなーって思う。
昔は結果論がすべてだった。
いくら理屈を言っても、「んで結果はどうだったの？」で引っくり返された。

麻雀がギャンブルからゲームになったんだって思うわ。
たとえばさ、オリンピックって一発勝負でしょ。
いくら理屈はいいはずでも、オリンピックの場で結果として敗因となった戦術は評価されないよね。
それと同じ感覚だった。
結果がすべてで、それを当てられるのが強さだという。

俺は結果論の尻尾を引きずってて、実戦でも、そのときどうだったかが気になる。
それでも、ずいぶん理屈のほうにシフトしてると思う。
同じ状況が100回あったら…って考えるからさ（これは20年前からそうだったけど）。

麻雀プロの語るハウツーが最近の読者に評価されないのは、ここに大きな原因があると思うわ。
読者は結果よりロジックを求めるようになってきている。
でも、ベテランプロは結果論のパラダイムで生きてて、この1回はこの1回だけって考えるからね。
一発勝負のタイトル戦を根底に考えてると、そうなるのかなって思う。

◆２
こういう正解が微妙に分からない問題って出版社に苦情来ないのかね。

確かに間違うのは良くない。
だから俺の立場としては、申し訳ありませんとおわびするのが筋。
以下は理屈。

確実に正解が出るような問題にすると、受験の問題集みたいになる。
そーいう問題にしたかったら、プロ団体の試験問題みたいなやつにすればいいんだよね。
牌効率とか。
異論がまず出ない。

ただ、問題としては面白くなくなるよね。
まだ評価が確定してないような戦術は扱えなくなる。
戦術を扱っても、当たり前な問題になってしまう。

面白さ＆役立ち度は、確実な正さと背反の関係だ。
つーわけで、編集部としては面白さや役立ち度を重視してる。
俺もまたミスしまいとするよりも、そっちを重視。

最前線ってのは、ミスなしではありえない。
ミスしたときはその情報を公開し、自分の考えを更新してくほうを意識してますね。

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