昨日ちょこっと書いたけど、このブログの一部(3分の1くらい?)を有料サービス化しようと思っている。守銭奴!ふざけんな!って人は、そのままこのブログを読んでくれりゃーいい。全部をそっちにする気はないので。
単に一部を有料化ってのじゃ説得力ないから、自分にとって義務的みたいな気がしちゃうものはそっちで書く。書くのが大変なやつなど。
たとえばさ、この前の十段位戦ついて、プロ連盟の森山さんに電話して話を聞くとするでしょ。それを書くって、やっぱ仕事じゃないと、やろうとは思えないわけですよ。俺だって、どなられたりすると嫌だしさ。でも、そういう取材は求められてると思うし、またそういうものを掲載するメディアもない。なので、個人が有料サービスで仕事だという意識を持ってやるのは成立するんじゃないかと。
近麻でやってる記事の解説も、義務的みたいな気分になる。とはいえ、これはクライアントである竹に対するサービスとして、このまま無料でやるかも。
つーわけで、これから麒麟児の記事について毎号解説します。俺の知り合いの天鳳プレイヤーたちは、「麻雀小僧」と麒麟児のためだけに近麻を買うって人が多いみたいなので、ならば解説にもニーズがあろうかと。
【俺が出会った麒麟オヤジ】
俺が行ってる茶室でいつも一緒に打つ社長の話。
3月からこの場に行くようになり、最初のころ、彼のメンゼン打点派の麻雀にやられたわけですよ。俺がリーチドラ1とかリーのみのカンチャンリーチをすると、他の2人はオリてしまい、彼だけ押してきて追いかけリーチ。そして俺がハネマンに放銃。そんなパターンが続いた。
俺はかなり対応の麻雀なので、どうもいかんなと思ってカンチャンリーチを減らした。「この打ち方で理屈は正しいはず(キリッ」みたいには考えず、すぐ信念を変えるわけだな。これまでメンゼン打点派の麻雀には勝った記憶しかないため、けっこうショックだったんだけど。
しかしね、毎週打つうちに社長のフォームがすっかり崩れてしまい、よく鳴くようになり、結果、いつも俺が勝つようになっている。俺の鳴き&スピード打法が勝ったわけだ。最近はよく「この手は福地さんだったら、すぐアガってたはず」なんて言われるようになった。俺みたいにドライな鳴きをして、先付けも辞さないタイプとは打ったことがなかったみたい。長く打つうちに、格付け的に俺が勝ってしまったわけ。
それでもね、社長が自信を取り戻したら、手ごわいなと今でも思っている。いさぎよい打ち方も含めて、人生で勝負してきた人はやっぱ違うなーと思わされたので。
【堀内・超速の鳴き】
最初、この問題を見たときは、マジかよ?と思った。でも、9ソーがドラだという設定に気づいたら、かなり普通の鳴きだ。
ホーリーは異常な鳴きをするイメージで、こんな記事を書いてるとそう思われて当然なんだけど、じつはフーロ率はそんなに高くはない。ロン2のデータで30%台。どういう手で鳴くかっていうのと、どういう順番で鳴くかっていうのが、従来の人とは違ってきてるので、それがこの記事のキモなわけですな。
この手で、9ソーがドラじゃなかったら鳴くのかって聞いてみたら、鳴かないと。そんな点は普通だ。表面的にまねして鳴きまくると、手がはちゃめちゃになるので注意。
関係ねーけど、にゅうえみプロの証言では、街中でホーリーを見かけて声をかけようとすると、速攻で逃げていくらしい。女からの逃げ足も超速だって話だ。
【渋川・魔神の守備】
最近、文章にドヤ顔感がただよう渋川。今回も、同じ雀荘で働く人たちを動員して、気合を入れて問題を作ってきたわけだが、それがドヤ顔問題だった。
問1はいいですよ。普通だ。問2、これが難問。実戦でこんな読みができてるやつが日本で何人いるのかと、リライトしながら思ってしまった。まあ少なくとも俺には無理だわ。
俺は高度なテクニックは使わず、ひたすら安全運転を続ける主義なので、こういうときは西を切る。それで当たったらしょうがない。
ただね、この手に西がなかったとしたら、そんなときにはこのテクが大事になる。4センチとか7センチからオリるときのために、「関係ない色のリャンメン大通しの法則」は覚えておこうと思ったわ。
誰か渋川と打つやつは、わざと関係ない牌を残したりして、罠にはめて、渋川のドヤ顔を崩してやってくれ!
【福地・最新デジリー】
まあ、はっきり言って手抜きですね。渋川が増量したので、半ページに追いやられ、テケトーに考えますた。
つかね、このコーナーのコンセプトが揺らいできてる。つーのは、麒麟児たちはカンチャン即リーみたいな当たり前のことは、なかなか書かないわけですよ。当たり前だから。なので、そういった新常識だけ取り出したコーナーにしようと思って作ったコーナーなのだが、最近は、新常識コーナーにすると当たり前でつまらなくなるので、麒麟児たちの打ち方を浮かび上がらせる質問をしようとしてるわけですよ。配牌からどんな順に切っていくかとか、どれくらいシャンテン押しするかとか。
そんな方針が、最新デジリーってタイトルとはずれてきてる…かも。
編集部からは、まとめページと呼ばれていて、3人のまとめを求められているのだが、それぞれ違うこと書いてるやつらのまとめって何だ? そんな悩みで揺れ動く、多感なオヤジ心を反映した迷えるコーナーてむ(´;ω;`)ウッ
【アサピン・鬼の場況読み】
はっきりいって、今回の問題はあんまたいした話じゃない。いい手のときは、ドラメンツにこだわらずに、メンツ選択しろってだけ。
ただ、ドラメンツを切るって発想にならない人もけっこういるんじゃないかと思う。なので、この問題を使用。
他のリャンメンの外側がワンチャンスになってて、使えない牌なんだけど、それに対するアサピンの判断がドライ。いっぱい生きてるかもしれないし、誰かに固められてるかもしれない。なので判断できずと。こーゆー考え方は参考になる。
このコーナーを読んでると、アサピンの判断基準がすげーこまかいな!って気分になると思うんだけど、実際そうなんだよね。すごくいろんな要素について、彼は自分の中で言語化してて、こういうのはこっち、こういうのは判断できずなど、整理している。それがあいまいじゃなくて、わかる部分と判断できない部分にきちっと分けられている。そんなところに彼の打ち手としての特徴があると思う。よく言えば精密だが、悪く言うとルールやメンツへの適応に時間がかかる。
あとね、今回の問題の局面になる4巡前が面白かった。すべてがいいリャンメンって状態で、彼はここ↓から七万を切っている。この七万切りは面白いよね。

この↑卓画にも彼の打ち手としての特徴が出てると思うけど、そーゆーのは俺は解説できない。なんてキャラかも知らんわ。
ちなみに、このコーナーはアサピンから聞いて俺がまとめてるのだが、それを確認してもらったときのアサピンの返信は、「嫁嫁言ってて痛いですけど渋で了解てむw」だった。
巻末のJyan-Pachi広告で、アサピンが顔をさらしてる。見てるほうが恥ずかしくなってしまう羞恥プレイ的なドヤ顔 (〃ω〃) ポッ
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