【つぶ】上から目線
「近代麻雀」で「麒麟児(きりんじ)なんちゃら」って俺の連載が始まった。3人のプロが登場して語るやつ。プロ本人が書いてたり、俺が書いてたり。
その記事を始める前に、すごく感心した担当者の言葉があった。それはキンマのいろんな記事について、彼の個人的な意見を聞いたときに出てきた。
彼はそんなに麻雀マニアじゃないので、麻雀濃度はそんなに重要じゃない。
「タミーラクイズはどう?」とか個別の記事について聞いていったら、いくつかについて、「あれは読んでて上から目線になれて、気分がいいんすよ」ってのがあった。
その上から目線に関して、聞き込んだところでは2方向あった。
①他の人は知らなそうな知識が書かれてて、麻雀で負けたときも「こいつわかってねーくせに」って相手を馬鹿にできる系
②当たり前のことが書かれてて、「その程度のことは知ってるぞ」と、自己満にひたりながら読める系
リサーチによって浮かび上がった理想の記事とは、馬鹿にしながら読めて、他人を馬鹿にするのに役立つという、かなり困難なものだった。
とくに②はけっこう難しくて、「その程度のことは誰だって知ってるだろ、クソが」じゃ駄目で、「俺は知ってるけど、他のやつらは知らねーだろうなあニヤニヤ」じゃないと駄目。それを中級くらいの人が感じられること。
馬鹿にしながら読めて、他人を馬鹿にするのに役立つってのは、半笑いさんによれば、「それテレビ番組と同じ構造ですよね。長年続くクイズ・雑学ブーム、その両者がバランス良くある番組が成功してると思います。」とのこと。
今回の連載が、そーゆー基準をクリアしてるかといったら、まあ無理な気はする。「近オリ」でやってたカラーの連載のほうができてたんじゃないか。大の大人が、マジで麻雀やってること自体、ギャグみたいなもんだし。
昔は○○評論家みたいな存在は、情報をたくさん持ってて、その意見を参考にされる立場だった。しかし今は「こいつ、わかってるな」みたいに、読者の代弁者を求められている。おおげさにいうなら、知識人から芸人へ。
こーすれば勝てるようになりますって記事だって、知るだけで強くなる知識がそんなにあるわけないし、あったとしても知識を得ることと使えることは別物。戦術系のコラムは「強くなったような気分になれる」のが一番なんだろう。
どうすれば強くなった気分になれるのか? どうすれば上から目線になれるのか? そんなことを考えながら記事を作ってます。
そんなの当たり前じゃねーか。文章を読んで、麻雀が強くなるわけねーだろーよ( ´,_ゝ`)プッ
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コメント
コメントが荒れると、その記事を必死に埋めるべく更新しまくるチンコ、ウケるW
投稿: | 2011年9月 8日 (木) 20時03分
んなこと言っちゃっていいんか(笑)
…まあ俺はそんなの分かった上で楽しませてもらってるんだけどね( ̄w ̄)ドヤッ
投稿: | 2011年9月 8日 (木) 20時33分
堀内さんの鳴きは凄いと思った。
あれは、東風か、金5が入ってないと真似できないよね。大手ピン雀の上がり連チャンでギリ。点5でやったら逆に負け組の可能性すらありますよ。
投稿: | 2011年9月 8日 (木) 22時28分
麒麟読んで強くなったつもりでピン東風に一週間ほどかよったんだが、結果15万程負けたよ!
あんなもんもう読まね〜YO!
投稿: 負け犬 | 2011年9月 9日 (金) 09時03分