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2011年8月 5日 (金)

【麻雀】アカギ 入門の闘牌

この7月から9月にかけて、竹書房がアカギざわざわフェアなるものをやっている。関連本をいっぱい出したり、グッズプレゼントをやったり、書店でフェアやったり、渋谷駅前で映像流したり、コミケの企業ブースでグッズ売ったり、てな感じ。

俺も竹書房の犬として、関連本の一冊を手がけた。

アカギ 入門の闘牌アカギ 入門の闘牌

著者:福本 伸行,近代麻雀編集部
販売元:竹書房
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俺は麻雀ライターとしてベテランっちゃーベテランなんだけど、入門書を書いたことはない。なので、いろんな入門書を読み比べて研究した。

麻雀本を斬る!麻雀ゲームを斬る!!にこの本のレビューがすでにのっている。そこに指摘されていることでいうと、

点数計算の教え方がうまくいってるとするなら、それはバビロンズの黒木君のおかげ。俺の原稿が遅すぎて、そこは先に黒木君が書いた。あとからかなり変えちゃったけどw

『点数計算の本来の仕組み』が中途半端なのはおっしゃる通り。これは失敗したな。

また、連風牌のトイツが何符なのか分からないと指摘されてるけど、それは省いた。それ以前に、もっと重要なことで省略したことはいっぱいある。つか、不思議な話だが、他の本でも、びっくりするくらい重要な要素が抜けてることは多かった。連風牌トイツの符なんて瑣末な問題だと思う。

P98のダブルリーチ1ハンは間違いですね。2ハンす。

最後のチェックのとき、黒木君が間違いをいっぱい見つけてくれて助かったのだが、そのとき発見された間違いがすごかった。緑一色の例で、発が南になってたりとか、鳴いたメンツを入れると手牌が16枚になってたりとか、唖然とするようなのがいっぱい(゚〇゚;)マ、マジ

俺は出版ゴロとして、校正のプロでもあって、麻雀とは関係ない本の校正などたまにやってるですよ。本気で読んだときは、「あれ、“確かに”って、20ページくらい前は“たしかに”だったよな」と気がついたりするわけですよ。仕事の校正ではそのレベルまでチェックできるのに、それが自分の本になったら、緑一色の手に南のアンコがあるんだもん。そりゃ驚くわ(゚〇゚;)マ、マジ

この本を作るにあたって俺が考えたこと、意識したこと。

麻雀のルールを本で理解して覚えようって人は少ないと思われる。一般的な使い方としては、暗記本だろう。『試験に出る英単語』と一緒。だから、暗記項目がわかりやすくなってることが大事。大きな方針として、説明本よりも暗記本に。

まず、長い文章では説明しない。文章での説明は、パッと見に理解するには冗長で、記憶に残りにくい。なので、説明事項はすべて箇条書きに。

できるだけキャラに説明をかぶせる。たとえば、フリテンの規制は、(1)通常のフリテン、(2)同巡内見逃しのフリテン、(3)リーチ後見逃しのフリテンと3つあって、その(1)には、2-5ピン中の3メンチャンだったとき、2ピンを切ってたら中でもアガれないという、現物以外もフリテンになるってルールがある。この説明を書いてて、この神経質な決まりは異常だと思ったので、「鷲巣様の磐石の人生は、万全の上にも万全の保険をかけて築き上げたもの。フリテンもそれと同じ」ってな鈴木のセリフをつけた。まあ、そんなところに気づく人もいないだろうけどね。作る側ってのは、そんなことを意識したりするもんだ。

説明する事項には、できるだけ、そのルールが登場してる『アカギ』内の絵をつけた。そーゆーのが記憶の助けになると思うので。

麻雀の入門書って、どれもこれも、すごく似てる。たぶん前例を破らないからだろう。でも、俺の考えで、外れてもいーんじゃねーかと思った箇所は、勝手にやった。

たとえば、役の説明にはかならず手牌の例がつくんだが、天和とか、リンシャンカイホウみたいな、形は関係ない役でも、かならず手牌の例があるのが普通。でも、そんなのは意味ないと思ったので、全部「手牌の形は関係なし」って言葉だけにした。

また、オープンリーチが説明されてる入門書ってたぶんない。たしかに正式な役としては微妙だが、それでも採用してる人もいっぱいいるし、アカギ自身も浦部戦でオープンリーチしてる。なので、オープンリーチ、人和、流しマンガンも、役としてのっけた。正式な役かどうかはともかくとして、存在してるものを無視するほうが初心者にはやさしくないと思ったので。

※本当は、完先も説明だけはしておきたかったけど、それをすると話が複雑になりすぎるので省略。でも大きな勢力として存在してるものを無視するのはどーなんだろうって気持ちはかなりある。

あと、初歩的な戦術ものせときたかったけど(真ん中の牌はつながりやすいから大事にしろ、とかそのレベル)、それもページ数的に無理だった。

てな感じで、まあそれなりに考えて、前例から抜け出したような部分もあるんだが、自信があるかといったら、そうでもない。

俺はたとえば近オリの連載を書くときに、どんな戦術を扱うかってだけじゃなく、それをどう書くのがいいかって麻雀プロの100倍は考えている。自分が思ってることをただ書く人とは姿勢が違いすぎるので、俺のほうがわかりやすいのは当たり前だ。でも、入門書を書くのは今回が初めてで、初心者に教えた豊富な経験があるわけではなく、しょせん頭の中で考えただけ。なので限界があると思うんだよな。

アカギに沿った本なので、アカギに沿って説明してればしてるほど、わかりやすく、覚えやすいんだろう。キャラに関する部分や、デザインフォーマットを作ってるのは、デザイナーと竹書房担当者様なので、うまくいってるとするなら、それは彼らの力だね。まあ正直、俺は発売日を遅らせただけだ((´ω`;))スンマソーン

この本を書いてたのが、少し前の労働厨の中身ですわ。

「入門の闘牌」ってフレーズを思いついたのは俺で、もしドラ風の表紙にしたのは担当者様。

つーわけで、どーぞよろしこ。

なお、間違いを見つけた方はコメ欄に書いてください。増刷時(あったら)に直します。

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コメント

そんなことより5ピンはどうした?

投稿: | 2011年8月 5日 (金) 18時29分

『試験に出る英単語』>>

先生この具体例は昭和すぎます><

投稿: 北海道 | 2011年8月 5日 (金) 19時16分

>ななしさん

そのうち書くお!

>北海道さん

今は「DUO」とか「速読速聴英単語」だって知ってるお!
ただ、大人も含めた一般的な知名度では、出る単のほうが上だと思うお!

投稿: 福地 | 2011年8月 5日 (金) 19時27分

間違い

原稿→黒木プロ
校正→先生  にすべきww

投稿: | 2011年8月 5日 (金) 20時22分

何で?何で東大出れたんですか??

投稿: | 2011年8月 5日 (金) 20時57分

その鈴木の説明でフリテンは絶対つもれるものだと勘違いしてしまうよWW

投稿: | 2011年8月 5日 (金) 22時30分

東大に入るのはチョット努力が必要だけど、でるのはチンコの中だしと同じレベルでしょ。ただ学校にイケばイケます。出る単世代はマスター英文法と英標も必須だった昭和世代より。やっぱり、雀ゴロでなく出版ゴロ?やライターゴロ?としてしっかり生活できるスキルを持ってますよね!

投稿: | 2011年8月 6日 (土) 13時20分

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 株の入門 | 2011年10月20日 (木) 17時50分

もっとまともな内容にして下さい。
間違い多すぎ。

【クソ本】 アカギ 入門の闘牌 中2編 (福本伸行/近代麻雀編集部)|麻雀本を斬る!麻雀ゲームを斬る!!
http://ameblo.jp/mj-book/entry-11566091481.html

投稿: | 2013年8月 1日 (木) 14時23分

>ななしさん

中2編は俺の仕事じゃねーw

投稿: 福地 | 2013年8月 1日 (木) 14時29分

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