【麻雀】7/27の雀ゴロ
恒例の5ピンの日。睡眠は相変わらず十分とはいえないけど、体調はまあ悪くないといった状態で到着。
先週と同じ、俺、雀ゴロ2号、オッサン1号、オッサン2号というメンツ。
1回戦。東2局、字牌のトイツが4つというすごい手がきた。なのに、まったくポンできないまま中盤に。親はすでにダブ東をポンして1個チーしてる。遅まきながら、俺もようやく1個ポンできて、5s6sか7p8p
か、2つあるリャンメンのどっちかを落とすことになった。ドラが9p
だってこともあって、積極的に5s6s
落としを選択。親にはピンズの上は通り、5s
も通るけど、6s
は危ない。
この6sが親に刺さって5800点。そのあとの局にもマンガンに放銃。そのまま、まるで回復できずにラス(´;ω;`)ブワッ
やばいよ。手が入らん。こりゃ気楽に5800に放銃してる場合じゃねーぞ。先週の反動か? 最悪のスタートだわ。
2回戦。東場のうちにダブロンを含めて4回の放銃。わずか4局のうちに4回ですよ。俺は叩きあい上等ってタイプではなく、むしろ守備型の打ち手。なのに、安手が多いとはいえ、東場のうちに放銃4回とか今年初なんちゃう?
やばいよ。このままズルズルといってしまうん?(´;ω;`)ブワッ
ここからどうやって回復したのかまったく覚えてないんだけど、もしや俺って鉄板強者なんだろうか、こんな展開から2回戦はトップを取ったのだったΣ(´□`☆ノ)ノおぉ!!!!!
そこから怒涛の連勝街道に入る俺。毎回、東場の親でマンガンかハネマンをアガり、あとは安定した状態で逃げ切る。先週とは違って、安い手はほとんどアガらなかった。また、ロックな鳴きはほとんどせず、鳴いた手をろくにアガらなかった。ツイてるときはメンゼンリーチツモだけで勝てちゃう。メンゼン派の人って、こーゆー状態を理想化して、それが無理なときは工夫せずにズルズル負けちゃう人たちなんじゃねーの。イージーな麻雀だな。
8回打ったところで席替えになるんだが、そのときまでの着順は、41112231という申し分ないもの。高い手をアガったときはだいたい祝儀つきのツモアガリで、この時点で10万円くらい勝っていた。
ただね、内容は微妙。痛烈なミスが3回ほどあった。普通のミスならいいけど、痛烈なやつ。
1回目は、オーラスに、ダントツから雀ゴロ2号の親リーに一発で振り込んだこと。
俺もくそ手でテンパってて、雀ゴロ2号の親リーを受け、一発目で持ってきたのが9s。10巡目あたりのリーチで、やつは序盤のうちに7s5s
と切り出している。
5s7sの順で切ってるときは6s9s
待ちはありえるけど、7s5s
の順に切ってるときは6s9s
待ちはない。なぜなら、5s7s7s8s
とあるときは、5s7s
の順に切り出すから。それを「飛び筋」という。なので、上級者は5s7s7s8s
とあったら、読みを外すべくあえて逆に7s5s
の順に切るべき。それができてない人は上級者とはいえない。
これは、今はなき父である福地泡介が、すぐる30年ほど前に何度かコラムで書いていたことだ。もちろん、手の都合によって逆になるケースもあるし、逆切りすることで簡単に裏をかけるから、それほど当てにならない。そんな事情もあって、他の人の本で「飛び筋」という用語を見たことはない。
今はなき父のことを思い出して・・・ってわけじゃないんだが、このとき雀ゴロ2号が序盤とはいえ5s7sの順で切ってたら、9s
は切らなかった気がする。3万点以上も差があって、俺は打ち込みさえしなきゃトップなんだもん。
次局、俺がくそ手でようやくテンパったところで、雀ゴロ2号がまたも親リーにきた。もう五分なので、ここは勝負するしかない。そもそも、安全牌なんて1枚もなかったし、持ってきた7sをノータイムでツモ切りしたら、リーのみカン7s
に一発で振り込みだった。こうして3万点以上も差があったのに、悪夢の2着転落。これが痛恨のミス1号で3万円ほどの損(´;ω;`)ブワッ
しかしまあ難しいね。アガれるときにアガって勝負を決めちゃわないと、もつれ込んでしまうことも事実。こっちもテンパイしてるからさ。でもまああの9sは切っちゃいけないんだろうなぁ。
痛恨のミス2号は、オーラスの2着目でメンホンをテンパイしていながら、3着目から出た当たり牌を見逃したこと。トップとツモか直撃でトップを逆転できるから。ただねえ、このときトップ目がダブ南と中をポンしてて、ホンイツ濃厚。俺はマンガンまでは打ってもいいが、ハネマンに打つと3着に落ちる。ダブ南・中・ホンイツともう1ハンあったらやばいので、ここはアガってしまうべきだった。
俺はこーゆー見逃しによる失敗を何度となくしている。いい結果になったことはほとんどない。なのに繰り返す。これは、見逃してからトップ目を直撃して逆転トップになるという、古いタイプの競技麻雀というか、麻雀漫画的なドラマというか、昭和麻雀のかけらを捨てきれないからだろう。やっちゃいけないってわかってるけど繰り返す。これは見逃してトップ目からデバサイを取りたいというドラマ願望が弱い人には、愚かな自己満にしか見えないだろうな。これが痛恨のミス2号で、このあとダブ南・中・ホンイツ・チャンタのハネマンに打ち込んで2万円の損(´;ω;`)ブワッ
痛恨のミス3号は、雀ゴロ2号が切った当たり牌をぼんやりしてて見逃してしまったこと。それがすごく重要な場面だった。3本場でリー棒も何本か。積み場が1本場1500点だから、3本場になるとでかい。俺の手はクイタンのみ。リーチを受けてから、粘ってテンパイに取ったのだが、俺が7mを切ってカン4mのテンパイにした直後に4mをスパッと切りやがって、それがノータイムだったため見逃してしまった。打牌は速いほうが見逃しは起きやすくなる。
このとき、雀ゴロ2号は親で、持ち点が残り8000点くらい。俺に1000点は5500点を打ち込んでいたら、飛び寸だった。そして4万点くらい持ってた俺は、これをアガるとトップを固めることができていた。
この見逃しにはクラクラきた。まずいよ。これはまずい。さすがにここまでのミスは俺もめったにしない(´;ω;`)ブワッ
こーゆーところからメンタルが崩れて、焦ったり、弱気になりすぎたりして、転落してくものなんだ><
次局、クラクラしながらも、それでも普通に打てたと思う。リーチしたオッサン2号が、俺と雀ゴロ2号にダブロンを打ち、それがマンガンと親マンで、4本場だったから、あわせて2万6000点の放銃。一撃で飛んでしまった。この失敗は一番クラクラしたけど、裏目には出なかった。
雀ゴロ2号は飛び寸になるはずが、2着で終了。俺はどこまでこいつを助けてるんだ?><
これだけ大きなミスをして、順位が2回も落ちているにもかかわらず、前半8回で10万勝ってるんだから、俺がどれだけツイてたかわかると思う。
そして好調さの2番手は雀ゴロ2号だった。雀ゴロ2号が調子よくアガったとき、オッサン1号が聞いた。「これが仕事なの?」と。
雀ゴロ2号「ええまあ、他に仕事してないですし」
オッサン2人はドン引き。一人は麻雀にくる前はいつもカジノに行って100万は刺さってくる人だし、もう一人は毎日パチンコやってて「もう嫌になるほど出ないよ」って言ってる人。2人とも麻雀で10万や20万負けてもまったく問題ないんだが、気分として、仕事されちゃってるのは嫌になるよな。
俺は出版系の仕事をちゃんとやってますよって言ってるんだが、雀ゴロの俺が弟子を連れてきたって思われてる気がする。弟子じゃねーのに><
オッサン1号は、来週からしばらく休むという。フォームが崩れてしまったと。彼はメンゼン打点派の打ち筋で、最初のころはそれで勝ってたんだが、俺だけならともかく、雀ゴロ2号が来るようになってからは、鳴きに翻弄されて、自分も鳴くようになって長所がなくなってしまった。
俺はくそ鳴きもするけど、鳴かない局も多い。ふだん打つ東風にくらべて、この場ではかなりスピードを落として、打点と守備にウエイトを置いている。雀ゴロ2号はほぼ全局鳴くって感じで、圧倒的にスピード優先。
鳴き派・スピード派が1人ならいいけど、2人になるとそっちが優位になる。俺は雀ゴロ2号を紹介料も取らずにここに連れてきたことをマジで後悔してたんだが、メンツハーモニー的に、じつは得してるのかもしれない。一番スピード優先の雀ゴロ2号は振り込みも多いけど、俺はそこそこ鳴きながら振り込みは少ない。雀ゴロ2号が来るようになってから、俺はむしろ勝つようになった気がする。
後半戦になって、俺は2122と相変わらず好調だったが、前半みたいに圧倒的な勝ち方ではなくなり、カスカスの2着が多かった。そのあとは424ときて、勝ちが溶けつつあった。とくに15回戦のラスは飛びラスだし祝儀もいっぱい取られ、トップ1.5回分くらいのラス。勝ってるうちにもう止めたいわ(´;ω;`)ブワッ
そして最終戦16回目。東場の親で俺が親マンをツモってトップ目に。しかし、そこからデバサイを打って転落し、今度は雀ゴロ2号がトップ目になった。そして東ラス、今度は雀ゴロ2号が俺とマスターにダブロンのデバサイを打って、かなり平たい状態になった。
南場の親を迎えた俺に、楽勝の手が入って、6000点オールの4000円オールをツモアガリ。その次局、こんな不気味な捨牌で俺がリーチ。
このカン7pに雀ゴロ2号が飛び込んで、裏も乗って親マンの2枚。俺は大トップになり、勝負は決した。
俺が2巡目に6pを切ったときは、こんな牌姿からだった。
ここからは3p切りか6p切りになるよね。
そして南3局、残り700点しかない雀ゴロ2号の親で、俺は南のみ1300点をテンパイして即リーチ。ダマでもツモ直で飛ばせるから、リーチは必要ないんだが、どうせならリーチしておいたほうが儲かるだろうという、なめたリーチ。
必死で無筋を切ってくる雀ゴロ2号。しばらくして俺が持ってきたドラで、雀ゴロ2号にチートイドラ2を放銃。
ガビーン。よみがえる悪夢。ダントツからのなめた打牌1つで、トップを失ったことを思い出す。いかん。いかんよ。なめてはいかんのだってば(´;ω;`)ブワッ
なめてはいかんと自分に言い聞かせながら、次局の配牌を取ったら、9種9枚だった。なんつーラッキー。これで雀ゴロ2号の親を流せば、あとはオーラスだけじゃん。
だが、いくら自分にそう言い聞かせても、雀ゴロというのは、持ってるものを守るよりも、攻めを考えてしまう人種なんだよ。だってしょうがないじゃないか。流すなんてつまらなすぎる。
いやいや、じつはそんな愚かしい理由じゃなく、俺の雀ゴロとしての押し引きセンスが、ここは押しだと叫んだのだった。どーせトップは確定してるし、ここは役満の狙い得だと。こーゆーときこそアッサリできるもんだと。
一直線に国士に向かう俺。すると順調に手が進み、中盤にテンパイ。待ちは絶好で、おそらく3枚生きている中。テンパってから2巡目にツモった。
雀ゴロ2号は、前局の必死の頑張りが無になり、親っかぶりして飛んでしまった。役満祝儀の1万円まで取られて、さっさと飛んでしまったほうが傷はずっと浅かった。
役満はでかい。俺はふだん打ってるルールでは、役満をアガっても1勝は1勝ってことが多いので、役満に対しては冷淡だ。ほとんど興味はない。だが、この場では、祝儀がツモって1万円オール。素点も1万6千円。飛び賞も入る。役満のぶんだけで、通常のトップより大きい。さらにこの回は4千円オールも引いたから、最終戦は10万円近いトップとなった。通常のトップが3万円弱なので、その3倍以上になる。
こうして、先週の最高勝ち額をわずかながら更新することになった。
5ピン 1万点-3万点の順位馬 東南戦 赤3枚入りメンゼン祝儀千円
41112 23121 22424 1(6‐6‐1‐3)
対人+222000
場代-016000
合計+206000
この場でもトータルで平均順位2.41の男になった。今月は30万負けて心折れて一週間ほど引退したというのに、終わってみたら17万勝ち。なんちゅーアップダウンの激しさだよ。
しかしあれだね。麻雀ってほんとツキだけ。先週はロックな鳴きを駆使して勝ったので自分でも上手かったと思ったけど、今週はいい手がきて自動的にアガれただけ。自分ならではの工夫なんてないので、喜びも先週よりは少ない。流れを持ってくるのが腕だろ(キリッと思いたい人は思うんだろうけど、俺はそこまで自己満気質じゃない。むしろ腕が完璧だったら、あと5万ほど勝ってたわ。
今月の前半に負けまくったのだって単なるツキだし、後半になって勝ちまくったのだって単なるツキ。麻雀をどう打つかってまじめにいろいろ考えるのって、ほんと馬鹿馬鹿しくなるよな(* ̄m ̄)プ
俺なんて、5万、10万の勝負だから冷静にやってられるけど、何百万の勝負をしてたら、流れのことしか考えなくなるのも当然って気がするわ(* ̄m ̄)プ
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