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2011年6月24日 (金)

【麻雀】部分と全体

部分と全体という哲学的なテーマがある。

たとえば、人体ってすべて物質で構成されているわけだが、じゃあ、たんぱく質や脂質などを同じ割合で集めてきて、同じように組み立てることができたなら、その人体は心を持つのかってことだ。

全体というのは部分に分割しうるのか? あるいは部分を集めてくれば全体になるのか? そんな話だ。

あるいは、1億2000万人の個人が集まって日本という国ができているわけだが、じゃあ、国というのは個人に分割しうるのかという問題。

世界中の国々の人間をシャッフルして、ばらまいたとしよう。近場に住む人間が寄り集まってきて、ふたたび国を形成し、司法や警察などの機能はすぐできるだろう。だが、その国は歴史や伝統を持たず、宗教もない。われわれは数千年前から続く宗教的な儀式などに包まれた生活を送っているわけで、そういうものなしの国家や社会集団って存在しうるのか。

なぜそんなことを思うのかっていうと、例によって麻雀の話ですよ。

6/23の雀ゴロ
@新宿
24111 22341(4‐3‐1‐2)
対人+39000
場代-05000
合計+34000

けっこうツイてて勝ったわけだ。んで、不思議に思ったという。

この店では、けっこうみんな苦戦してるわけですよ。トータルでプラスの客は見たことないとホーリーも言う。なぜ、強いやつがみんな勝てない中で、俺は勝てているんだろう。

この店ではまだ300回弱しか打ってないので、数字は当てにならんけど、悠遊では4000回以上打って平均順位2.41だ。

点5や普通のピンの店では、平均順位2.3台の数字を出してって話はたまに聞く。でも、新宿や渋谷のピン東風で、俺以上の数字を出したって話は聞いたことがない。「いや、俺もそれくらい勝ってるよ」と言う人はたまにいるけど、そういう話はよく聞いてみると、ちゃんと記録してないんだよね。そーゆーのは、ほぼ間違いなくいいとこどりで脳内補正されてるから、意味がない。せめて勝ち金額くらいは正確に記録してないと。それすらも自称の数字にすぎないわけだが。

旧ジパングの木原さんが店での成績を記録してたことがあったそうで、聞いてみたら2.4台前半だったという。2.4台前半といったら2.41~2.44まであるわけで、そのアバウトさに絶望を感じて、それ以上は聞かなかった。俺も数字には興味ないタイプの人間で、数値の話は駄目なのだが、麻雀プロは俺以上に駄目な人が多くて、数値の話は基本的にできない。

若い人と麻雀の話をしてみると、麻雀の強さを個別の能力に分割して、具体的に考えていることが多いと感じる。メタは手出しをどれだけ覚えているかという記憶力を重視し、ネギは形についての知識と理解の比重が高い。そういう個々の能力では、俺は若い人にはかなわない。

たとえば、渋川の日記に書かれてるこーゆー判断は、トラップをかける側としても、かけられる側としても、俺には無理。スペック勝負では、明らかに彼らのほうが強い。でも、結果の数値としては俺のほうが良くなるんだよね。

天鳳の高段者でなら、たとえばakinari0元九段と俺だったら、セットで何回か打った感触から、彼には悪いけど俺のほうが強い。彼の場合は、まだ自分の打法を研究中という感じで、今現在の完成度をあまり重視してないイメージ。でも、闘志☆渋川老十段やちくき元十段と比べると、スペック勝負では負けてると思う。

じゃあ、俺はどんな能力で勝ってるのか? その答えが自分でもわからない。

もう一度、部分と全体の話に戻ると、サッカー選手の能力は、個々の能力に分割できるのか? これは、ドリブル力とかパスコントロールみたいな部分には分割できないだろうけど、総合的判断力という言葉でだいたい説明できそうな気がする。

それじゃあ舞台俳優は? これは個々の能力にはまったく分割できないけど、勝ち負けの世界じゃなく、表現力の世界になると、個々のスペックの比重が低くなるのは当たり前な気がする。

むかし、麻雀プロvsネト麻というエントリで、

ネト麻トップ>ベテランプロトップ
ネト麻トップ≒中堅プロトップ
ベテランプロトップ>中堅プロトップ

という不思議なトライアングルが成立してる気がすると書いた。ネト麻トップ>ベテランプロトップ>中堅プロトップ≒ネト麻トップという不思議な関係があるのだ。

ベテランプロの強さって、部分的な能力では説明できないことが多い。ロジカルな説明になってないものは、説明したうちに入らない。俺もそういう領域で勝ってるのかもしれないけど、ツキを操るみたいなことは意識してないし、どんな能力をどう使っているのか、自分でもさっぱりわからないのだ。

よく「引き出しを増やす」って表現する人がいる。それが能力アップにつながると。

しかし、これって一番大事なことが説明されていない。机に引き出しが5個ついてるなら簡単だが、それが50個に増えたら、どこに何が入っているかわからなくなって、不便になるだけ。

つまり、「引き出しを増やす」って言ったときに、どんな状況でどの引き出しを開けるかの判断力は、考慮されていない。「体で覚える」というのと同じ職人用語みたいなもんで、何も説明されていないに等しい。

どんな状況で、どの引き出しを開けてどの道具を取り出すか。その思考系統こそ一番大事なのに、その部分は手つかず。

5個の引き出しがあって、その中がよく区分けされて整理されていて…っていうのはモノ的な考え方で、コンピュータ的に考えるなら、状況に応じて必要な道具をすぐ引き出してくる検索エンジンが重要ということになる。道具の整理なんて不要だ。感覚としては、こっちのほうが近そう。

てなことを思う。

麻雀の強さって、そのコアのところを探し当てることすら、いまだに難しい。

←理由は説明できないけど俺は強いよって話? 説明できない自慢ってなめてんの?って人はクリック!

追記:その後、本人の申告があって、木原浩一さんのジパングでの成績は、ほぼ2年つけてた時期で2.41、理不尽大王が2.38だったと。ただし1Gあたりの収支は、木原さん-50円、理不尽が-100円で、逆転していたと。

客が違うので正確な比較にはなりませんが、悠遊でのぼくの1Gあたりの収支は-76円でしたね。客なので、そこに懸賞の期待値379円が乗っかって、合計+300円になる感じ。

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コメント

渋川さんのとかそうだけど、相手依存の戦術や読みする人って多いですよね。
相手が最高の手順で打ってる前提の読みとか。

雀荘1回しか行った時ないからよくわからないけど、
ある程度メンツ固定されてたらそういうのも大事になるんですかね。

プロのトップレベルはそういうの上手そうなイメージあるけど、ネトマ専門はそういうの下手そうな気がする。

投稿: 合体 | 2011年6月24日 (金) 15時22分

よくわからんぞ福地六段君wwww

投稿: | 2011年6月24日 (金) 16時06分

結局、今日の名人戦デモって配信するんですか?

投稿: | 2011年6月24日 (金) 17時35分

長くて、しかもイマイチ纏まってねぇ・・・!!

投稿: ひらりん | 2011年6月24日 (金) 19時18分

先生はアウトプットの能力が
一般市民とは違うってことですかww

投稿: | 2011年6月24日 (金) 20時47分

ホントに東大でてんのかよwwwww

投稿: | 2011年6月24日 (金) 21時23分

でも福地さんの成績より、
「長期で」「ゲームあたり金銭収支」
が上の成績ってみたことないな。

投稿: | 2011年6月25日 (土) 00時22分

中盤から後半意味わからん

投稿: | 2011年6月25日 (土) 17時13分

凄く納得できました。
どんなに大きなデータベースを持っていても、打牌を考える数秒の間に必要な知識を引っ張ってこれなかったら無意味ですよね。
私もその部分が足らないと思うので勉強します。

しかし悠遊の懸賞期待値凄いな・・・

投稿: かずっち | 2011年6月27日 (月) 00時26分

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