【麻雀】使用ずみテンガ

電話がかかってきた。

「竹書房の○○ですが…」

はい、なんでしょ。

「じつは企画対局に出ていただけないかと思いまして…」

『近代麻雀』では、なんとかって新米漫画家とゲストが麻雀で勝負して、漫画家が勝てば原稿料が倍、負ければ０って勝負をやってて、それを漫画にして掲載している。それにゲストとして出ろという。

どーせノーギャラだろうけど、面白そうだからまーいーか。でも、俺が勝ったときと負けたときの条件はどうなんだろう。原稿料倍プッシュじゃなく、10倍プッシュして、その9倍ぶんを俺が出すってんじゃ駄目なの？

「福地さんが負けたときは、自腹でTENGAを読者プレゼントしていただくのはどうでしょう。テンガがお好きだと聞きましたんで」

は？

俺の使用ずみ非処女テンガを読者プレゼント？

そ、そりゃ確かに、それをテンガ茶にでもして飲めば、天鳳で八段くらいにはなれるけど、それでいいのか？　公衆衛生法とかに引っかからない？

それに、俺がいずれ巨万の富を築いて死ぬときに、身に覚えのない子どもがでてきて相続を主張されても困るんですけど…。あ、俺は別に困らないか(￣w￣)プッ

つーわけで、誌上対局に出ることになった。

相方に天鳳の十段様でも呼ぼうかと思ったら、それじゃさすがに戦力的に差がありすぎるってことで、麻雀アイドル系の美人が呼ばれた模様。今回は美人のネーちゃんと打つよりも、腕の立つやつを呼んで万全の態勢を引いて完封したいんだけど、まーいーか。

つーわけで、究極の非売品、俺の使用ずみテンガがほしい人は、その号だけ近代麻雀を買うといいと思うよ。

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