【麻雀】八段までの軌跡

昨日、八段になった。通算で（たぶん）51人目の八段。天鳳全体から見たらたいしたことない。すでに九段が3人いるし。

でも、かなり嬉しい。俺って多少は麻雀が強かったんだな。もしかしてそうなんじゃないか、そうであってくれ！と願ってたけど、良かったわ(^。^;)ホッ

感情的にはそんな感じなのだが、その一方で判断としては、じつはそんな遠くないうちになれると思っていた。今回は急いだから上卓東南戦でポイントを稼いだけど、そんなことせんでも時間の問題でなれるだろうと。

以下その理由を説明しよう。天鳳の特上東風でどう打てば高段者になれるかだ。

まずは、ぼくの月別の成績。

これを見ると、去年の夏までと秋以降で順位バランスが大きく変わっている。

9月までは、1位＞＞2位＝3位＞＞4位　というバランスだった。平均順位型のバランスだ。

じつは、これでも以前のぼくに比べたら、ずっと丁寧にラスを回避していた。フリー雀荘で打つときは、もっと攻撃型でトップラス麻雀だった。4～5月ころにそれじゃ駄目だってことで、ラス回避を意識するようになった。それでも、まだ今から見れば全然だった。

それが10月からは、2位＞＞1位＝3位＞＞＞4位　というバランスになった。1位と2位が入れ替わり、稼ぎがかなり減った。と同時にラス率も下がった。

これが天鳳打法だ。高段者は1位が多くない順位バランスが多い。

1位＝2位＝3位＞＞＞4位　バンボロ、メタ型

2位＞＞1位＝3位＞＞＞4位　bakase型　←俺(oﾟДﾟ)ﾉﾀﾞｰｯ!

2位＞＞3位＞1位＞＞＞4位　クドー型

2位＝3位＞＞＞1位＞＞4位　グッペ型

などなど。

これだけ天鳳を何千回も打ちながら、秋まではまだフツーの麻雀を打っていた。しかし、8月の超絶確変でも八段になれなかった経験のあと、これじゃあかんな～と思い、そこでようやくデータを研究し始めて、天鳳に魂を売ったわけですな。

若いやつはすぐ適応してるみたいだけど、こっちは年齢のぶんだけ「麻雀ってこーゆーもんだろ！」という思い込みが強く、本格的な適応までに2000回ほどを要した。

それでは、どういう打ち方をすればこういう順位分布になるのか？

5～8月と10～1月を解析データで比較してみよう。どちらも1000回以上打っていて、平均順位的には大差ないんだけど、中身がどう変わったのか？

まず5～8月から。
和了率　0.245
和了素点　5409
放銃率　0.128
放銃素点　－5311
リーチ率　0.176
副露率　0.362

和了率は高いけど、放銃率も高かった。さらに放銃素点は高すぎた。

これが10～1月（直近1000回）にはこうなった。
和了率　0.244
和了素点　5223
放銃率　0.124
放銃素点　－4873
リーチ率　0.170
副露率　0.373

和了率は変わらないけど、和了素点は下がっている。リーチ率が下がって副露率が上がっているからだ。打点を捨てて早和了を目指した。

そして、放銃率が0.128→0.124と下がり、放銃素点が5311→4873と激減した。天鳳の本当のトップクラスは放銃率が11％台なので、これでもまだ放銃が多い。たぶん、安い手に振り込みすぎなんだろう。だから本来なら5000点くらいになるはずの放銃素点が不自然なほど低くなっている。

ぼくの放銃素点の高さは最大の弱点の表れだった。高い手に打ち込みすぎていた。そこで、基本的にリーチには勝負しないことにして、それだけでここまで下げることに成功。

他に改善しようと意識した点は以下。

・めくりあい関係
追っかけリーチ率　→下げる　→達成
追っかけ放銃率　→下げる　→達成
流局時ノーテン率　→上げる　→達成

・愚形リーチ関係
リーチ時愚形率　→下げる　→やや達成したが、まだ改善の余地あり
愚形聴牌時聴牌とらず　→上げる　→達成したが、まだ改善の余地あり
追われ時放銃率　→下げる　→やや達成したが、まだ要改善

・リーチの中身
好形聴牌時リーチ率　→上げる　→達成できず

・放銃関係
１副露時放銃率　　→下げる　→達成できず

つまり、追いかけリーチを減らし、愚形リーチを減らし、好形のときはリーチする。そしてできるだけ放銃を減らす、と。

秋から変えたといっても、この方針が最初から立っていたわけじゃない。最初はとにかく放銃を減らさないとどうにもならんなと思っただけだった。

12月から、追いかけリーチを減らし、ドラなし愚形リーチを減らすことも意識するようになった。

そして最近気がついたのだが、親のときは成績がすごく悪い。放銃率が高すぎるのに、和了率は高くない。無理してるのだ。これはこれからの課題だ。

まだ課題はあるけど、高い手に振り込みすぎという最大の欠点を解消したことで、順位率の順番は大きく変わり、平均順位は変わらないのに「天鳳的な実力」は劇的に向上した。安定段位は出してないけど、5～8月は六～七段エレベーターの実力だったのが、10～1月には七～八段エレベーターの実力になったんじゃないかと思う。だから、いずれ八段になれるはずだと思ってたんだよね。

さらにいろいろ改善していけば、八段維持の実力まで達するかといったら、それは無理だな。すでに最大の欠点を克服してしまっている以上、のびしろが小さい。天鳳力以前の麻雀力が大きく向上するかといったら、それは無理だから。

もうひとつ改善すべき大きな欠点は、疲れてるときに打たない、眠いときに打たないってこと。でも、これは無理だわ。天鳳は仕事じゃなく遊びなので。

八段から落ちる日はそんなに遠くないと思う。でも、そのあとまたなれるはず。七～八段エレベーターの実力には達してると思うから。

つーわけで、あるオッサンが八段になるまでの物語ですな(￣w￣)プッ　もしかして俺って、これまで八段になった人の中で最高齢なのかな？

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