【麻雀】天鳳杯プレマッチ
天鳳杯プレマッチつーもんが発表された。
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「天鳳杯プレマッチ」
http://tenhou.net/cs/200901pre/
現役プロによる麻雀バトルの最前線がオンラインに!
【大会名】 天鳳杯プレマッチ
【日程】 2009年1月10・17・24・31日(土) 22:00~
※対戦が終わり次第終了、対戦間に5分休憩
【参加選手】 最高位戦日本プロ麻雀協会 浅埜一朗・水巻渉
日本プロ麻雀協会 鈴木たろう・吉田光太
【ルール】 4人打ち東南喰あり赤あり全16戦
【観戦費】 無料
【会場URL】 http://tenhou.net/0/?00112233
※Windows版では"メニュー"⇒"ロビーの移動"
⇒"天鳳杯プレマッチ"から入場
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これは「プレ」マッチで、そのあとに壮大な規模の(何も決めてない?)ユーザ参加型の大会へとつながっていくみたい。俺がやる(はずの)公開対局を何も進めなかったら、その位置づけはあるのかないのかよーわからんことに。公開対局は後悔対局に?(´д`)
このプレマッチ、人選がよーわからん。プロとしての実績を天鳳風に表すなら、鈴木たろう→九段、吉田光太→八段、水巻渉→七段、浅埜一朗→五段ってとこだと思う。鈴木は誰が選んでも入って当然だし、吉田は入っても自然で入らなくても自然だし、水巻は実績はそんなでもないけど世間の評価的には納得いく。浅埜だけ明らかに浮いている。←これ、俺の意見じゃなく客観評価だから! 恨まないで!(´д`)
ここに入ってない人で、実績的には、小倉孝→九段、尾崎公太→八段、村上淳→七八段エレベーターなども候補者になりそうだけど、どーなんだろう? まあ、尾崎、村上はPCスキル的に無理そうな(≧∇≦)
天鳳では人気の筋肉拳バンボロ(田中太陽)は四段で、以前の公開対局にきた木原浩一さんは六段かな。団体的に無理そうだけど、人気の佐々木寿人は七段かね~。
個人的に興味あるのは、吉田光太の打ち方とその結果。つーのは、俺が持っている仮説だが、流れ派はリアルでは強いけどネットでは弱いんじゃないかと思っているから。
これは、理屈ではどう考えても変なんだけど、これまで観察してきた実例からするとそう思えるという。そんな現象が本当にあるのか? あるとすればなぜなのか? ってことに非常に興味がある。
多くの人は、ネット→リアルへの移行は容易だけど、リアル→ネットへの移行は難しいと語る。でも、これは両立している人だけが出した結論じゃないかと俺は思っており、どっちもそう簡単じゃないように思うんだよな。
また、ネット派には(多少の問題はあれども)ネット麻雀で麻雀を代表させられるって意見が多く、その一方で、リアル派はネット麻雀を麻雀じゃないと斬り捨てている。現状では、ネット派は両方やっている人も多いのに対して、リアル派はネット麻雀しない人が多くて、やってもまっとうな結果を残している人がほぼいない。両方とも経験ある人はネット派ばかりだから、ネット派の意見が優位になる。
俺の興味を単純化するなら、リアル麻雀派&流れ派の人たちは自分では理屈を説明できないので、彼らの意見が抜け落ちてしまうから、彼らの立場からも考えてみたいって感じですかね。
ネットでは流れ派って馬鹿にされるし、実際に成績も悪いけど、リアル麻雀では彼らは決して弱くはない。その証拠は簡単で、高い金を賭けてるんだから、負け続けたら淘汰されちゃうでしょ。麻雀でしのぐってすげー厳しいことで、勝って儲かることはないのに、負けて消える人だけはいるって感じ。淘汰されてない以上は(他によっぽど収入ある本業がない限り)相当強いから!
たぶん、俺が興味あることって、10年後には意味がなくなっちゃうことじゃないか。麻雀のシステムが変だから起きてくる揺らぎみたいなもんで、システムがちゃんとしたら消え去ってしまう現象じゃないか。以前にも書いた、システムがにごっているから起きてくる現象だろうと。
たとえば、レートが変われば場も変わるって現象。こんなのどう考えたって変で、どっちも麻雀なんだからベストの打牌は一緒でしょ!ってことになる。でも、現実に見てる限りでは、変わらないこともあるけど、変わることもあるように思う。
これって、昔のプロレスで金網デスマッチとかネイルデスマッチをやったようなもんじゃないかと。リングの外に釘が敷き詰められてても、プロレスの中身で影響を受ける部分はそんなにでかくはないはず(いや、でかいかw)。でも、心を揺らすシステムを強引に設定することで、勝負を歪ませ、純粋な実力判定がつきにくくしているわけだ。
今までの麻雀にはそういう部分が多かった。20年間無敗ってキャッチコピーがインパクトを持つことからして、他のジャンルではあり得ない。そーゆー人をモデルにしたレンタルビデオが大人気で20巻以上も出るわけだから、まだ麻雀は特異なんだと思う。
まー、そんなことはプレマッチとは関係ないか( ̄w ̄)プッ
このプレマッチで、審判システムを練習してみるのもいいかも。どんな感じになるのか、やってみないと俺も見当つかないし。クドーとかいししんとかゲンドウとか素人とか、この対局にそれだけの興味を持ってくれたらだけど。
プロにおそれ多いとか遠慮するとか、そういう必要はないよ。どの業界だって、アマに叩かれるのはプロの仕事だからさ。「ふざけんな」みたいなことを言う段階で、その人は金を取る資格がないですわ( ̄w ̄)プッ 問題は、審判員がこの対局に、それだけの興味を持てるか、共感できるかってことだと思う。
あるいは、sideや('(ェ)'o)を100点としたときに、彼らは何点だったか評価してもらうのがいいかも。いや東南戦だから、六分儀とか市川寛子とか東南の強豪を100点に設定したほうがいいのか。←これ、けっこういい思いつきじゃね?( ̄w ̄)プッ
とはいえ、自分が点数つけようと思ったら嫌だよな。そんなんよくわかんねーし( ̄w ̄)プッ
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コメント
>天鳳では人気の筋肉拳バンボロ(田中太陽)は四段
八段なってる人が実績で四段ってのは、理屈としておかしいですw
投稿: | 2008年12月24日 (水) 04時08分
プロとしての実績でしょ?
天鳳で何段になろうが関係ないよ
バンボロの実績なんてMJで対局数こなしてるくらいだから四段でも仕方ない
投稿: | 2008年12月24日 (水) 07時32分
浅埜一朗さんは、副露率と和了率が他のプロに比べて極端に高く、最高位戦の中では稀有なタイプの打ち手だと思います。
強さは保証しますよ~。
観戦時には副露のタイミングなどに注目すると面白いと思います。
投稿: 須田良規 | 2008年12月24日 (水) 08時43分
須田さんがおっしゃるように
浅埜さんの強さは個人的には保証してもいいくらいです。
プロとしての実績には欠けるので、
対外的なインパクトはありませんが
クドーさんに近いタイプの打ち手のようなイメージです。
審判のアイデアはいいですね。
質疑応答や意見交換の場があればいいのですが。
投稿: omoteura | 2008年12月24日 (水) 10時19分
リアル→ネットでしたけど、すんなり入りましたねー。
むしろ最近ではネットのほうが場が見えるようになってます。
投稿: | 2008年12月24日 (水) 11時25分
10年後には、ネト麻の長期成績のよーなシステムがさらに整備
(にごりを取り除く)されることによって、純粋な実力判定の精度が
あがるかもしれない(あるいは「流れ派」の人を含めて世間一般で
そのように認知されたり、権威化されたり)、とゆーよーな解釈で
よいのでしょーか?
だとしたら天鳳の未来は明るいし、つのさんの責任は重いですね!
投稿: ゆう | 2008年12月24日 (水) 11時25分
まともなのは鈴木たろうだけだろ
あとは馴れ合いが得意なやつばっか
投稿: | 2008年12月24日 (水) 17時32分
ある母集団相手に無限試合打ったときに平均順位x(x<2.5)の人がy試合打った時に、そのy試合のうちどこの連続するz試合を抽出しても2.5よりは成績がいい確率α・・・とすると・・・
人間の感覚ってやつは、(特に対象が自分だと)αを高くみつもってしまいがちですからね、そして麻雀一本でしのぐような人にとってこそαの値ってかなり大事なんだろうけど、所詮運ゲーなんともならんってことで「流れ」をひっぱりだすんでしょうけど。
なんか昔の人がこの大自然なんともならんってことで宗教を作ったのににてますよね。
審判制によって数試合で、少ない試合数でxが近似的にでも求まる精度が上がるならすばらしいことですねえ。
あと、リアル強者でネト麻やらせたらそんなに強くないだろうなって人は周りにいますけど、そういうのが普通というか気持ちはわかりますけどね~。やっぱお金がかかってるかどうかと目の前に人がいるかどうかの2点によって変わるモチベーションの変化量って人によるとおもうんです。
長文失礼しました~
投稿: いししん | 2008年12月25日 (木) 01時00分
全く興味が沸かないです、この企画。福地先生の様に自分なりの興味や角度を持って見た方が生産的だと自分でも思っているのですが。
ここ数日考えていたのですが、自分の場合競技プロというと、自分も少し将棋を指す関係で、プロ棋士をまず想起するんですね。
将棋のプロは明らかに強いわけです。アマチュアの方でも「プロ並み」と思える方も複数いらっしゃいますし、飛車落ちなら竜王に勝てるアマチュアもいますが、特定の条件が揃った時にそういったアマがプロに勝ち越せるかどうかは自分の印象から言えば甚だ疑問なわけです。まあトップアマとトッププロの平手指し自体前例が少ないので、今後は分かりませんが、今までの所ごくごく一部の例外を除いて(残念な事に)プロがアマに勝ち越しているわけで。
翻って麻雀プロはどうかと言えば、強いかどうか不透明だ、というのが現状だと思います。ピンキリあるとは言え、強い人はうじゃうじゃ居ると思う。でも、ネット雀士の上澄みの部分と比べて、プロの上澄みの部分が明らかに上と言えるのか、と問われたら私は「分からない」と答えます。今の麻雀プロのタイトル戦にトップアマが半数入ったらアマが上位に食い込んでも不思議ないでしょ。短期戦だし。
プロレスに変わって総合格闘技などが脚光を浴びるようになった理由は、あるルールの元でどちらの選手が強いかをはっきりさせる事が出来たからでしょう。特定の条件を設定し、その中で優劣を明確にする事に成功したからではないかと。麻雀でもそういった事をしない限りは自分は興味が持てない。将棋や格闘技と違って、麻雀は短期間で実力の多寡をはっきりさせる事は出来ないでしょう。メンバーを固定した上で最低5000局は打たないといけない筈です。多分w
それが現実的かと言えば、色々と無理が有ると思います。自分でそういった企画を実現させる事を思うと、想像するだけで気が遠くなります(笑)。だから観念的であることは認めますが、とりあえず多くの人が(少なくとも論理的には)納得せざるを得ない様な雀力の判断基準を設定し、それに則って実力が有ると思われる打ち手が勝負するのでもなければ、自分はプロの打牌に、特にプロだからという理由では興味が湧かないんす。別にbakase クドー おさむらビッグ が同卓してるの見てりゃいんじゃね?とか氷室さん辺りを見てりゃいんじゃね?とか凸本でも読んでりゃいんじゃね?と思っちゃう。
「麻雀プロの実力を明確にしたい」と思う麻雀ファンは少なくないと思うので、どっかで誰かがやってくんないすかね、実力派プロアマ混成オールスターで参加者一人5000局。10年位かけて(笑)。そもそも最強を競うメンバーの選抜に5000局(ry 何にせよ自分は基本、金も暇も雀力も無いんで完全に他人事ですけどw
長文ご容赦
投稿: おまーん | 2008年12月27日 (土) 00時55分
>ななしさん
天鳳の場を評価するとおかしいんですけど、プロ団体はアマと混合の場の実績をまったく認めませんからね~。
>ななしさん
そーそー、そーゆことですね~。
プロとしてはそんなもんです。
>須田良規さん
それは珍しいタイプですね~。
強さを保証してくれるとあれば期待できそう。
>omoteuraさん
さくらこさんもご存知の人でしたか~。
質疑応答の場はあるといいですねー。
>ななしさん
ぼくはネットのほうが場が見えると思ったこと一度もないですわ~。
>ゆうさん
そーそー、そーゆーことです。そういう評価システムを不透明なままにしすぎているから、プロは信頼を失ってる感じしますね~。
>ななしさん
なぜ馴れ合いなのかよーわかりませんけど、実績の面ではタロウがダントツですね。つか彼以上の人なんていませんが~。
>いししんさん
審判には、実力評価の面とエンタメの面がありますよね。むしろ後者のほうが大きいかも。この人の実力評価なら確かって人を選ぶことは普通できないので~。
>おまーんさん
非常に参考になる書き込みありがとうございます。いずれ、この件については改めて日記を書きます。プロと実力評価システムについて。
投稿: 福地 | 2009年1月 3日 (土) 12時34分
ネット麻雀の場合、強さごとに振り分けられますよね。
天鳳で言うならば一般、上、特上の様に。
そして強い人は特上という強い人のカテゴリの中で打ち続けなければ良いレートを残せないシステムになっています。
リアル麻雀の場合はピンだとしても一般卓レベルの人、上がいっぱいいっぱいの人なども多数存在すると思います。
個人的にリアルでは結果を出せるけど、ネットでは結果を出せない人は、この差でリアルで結果を残していると思っています。
投稿: pepin | 2009年1月11日 (日) 11時35分