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2008年9月 9日 (火)

【つぶ】新刊出ました

左側に出てる「教育格差が日本を没落させる」っていう、どこの左翼論客だよ?ってタイトルのやつ。
これが自分ではすごく納得いかない。

本ができてはや1週間、本屋に並び始めて数日たつのですが、これまで紹介する気にならなかったという。普通は本のあとがきに「前著の焼き直しです、まったく謙遜じゃなくて」なんて書かないと思うんだが、ま、しょーがない(´д`)

なぜ、そうまで納得いかないのか? 自分でも十分に整理つかないけど、つらつら考えてみるに…。

・紹介してる情報のセレクションが甘い
・前著の焼き直し70%
・文章の流れ(情報の順番)が悪い
・実例(取材)不足
・情緒or人生or文学性っぽい部分が弱い
・図式が通俗的
・著者(自分)の思想的根拠が弱い
・現状を批判しながら、向かうべき方向を提示せず
・「教育」という枠の中で、勉強の占める比重が大きくなりすぎ

以前、知人から「自分の本が出たときってどんな気分なんですか?」って聞かれたことがある。そのときは「別に」って答えたけど、ホントは、自分のヌード写真集が出て、それを百万人の男どもが見てて、彼らから「今晩さっそく使いますぜ!うしゃしゃしゃしゃ」って言われてる気分なんだよな。それが今回は「殿方のみなさま、どうぞ素通りしてくださいませ」って気分ですわ(´д`)

納得いく内容にできなかった理由として、子どもが大きくなり、この問題が感情面では他人事になりつつあるのが大きいかなと思う。「理」じゃ本は書けないんだよな。俺は自分の教育現場を持たず、親としてのポジションしかないから。

あと、社会派の文章を書くのは、俺には合わないのかもしれないとも思った。

最近は見かけないけど「売文」って言葉がある。たとえば、麻雀こうすれば勝てますよって本を書いて売るのは納得できる。でも、世の中こう変革すべきだって本を書いて売るのは変じゃないか。

社会正義を唱えるのって商売なのか? 現状を調べてレポートするのは立派な労働だが、正義を唱えるのは労働以外の“何か”だろう。そんな居心地の悪さを感じる。

今回の本は、今の教育制度にケチをつけながら、根拠も薄弱だし対案もない。批判のための批判であって、「週刊現代」の記事みたいなもんだ。週刊誌はそれが商売だけど、じゃあ俺はこれが商売なのかって考えると、嫌な気分になる。といっても無料奉仕で書くかといったら、書かないけど。

しかしね、いつまでも愚痴愚痴しててもしょうがない。すでにこの本について日記に書いてくれたミクシのマイミクさん2人。また、この本に取り上げた機関に携わった方がくださったメール1通。たまたま見つけたんだと思うけど、これにはビックリ。なんというスピードか!

本は本屋に並んで以降は、著者のものではなく、社会的な存在になる。いつまでも愚痴愚痴してても意味がない。てなわけで、ようやく報告or宣伝しようという。著者紹介に入る予定の「麻雀の腕はプロ級」っての、編集者に削った案を見せられて、これでいいかと尋ねられ、麻雀の腕はプロ級だと入れてくれ!と言えず、何もなしに(;´∀`)

読んだ数人の人からは、そんな言うほど悪くないとおほめの言葉(?)をいただく。俺って福田首相言うところの自分を客観視できないヤツなのか。そーゆーのは自信あったんだが…。

こんな愚痴愚痴書くのも自己満足、しかも自分を客観視できてない。もう何がなんだかわからんけど、これもシステム操作か?(´д`)

まーいーや。愚痴で終わる日もあるさ。いずれ真面目に宣伝しよう。そうしよう。

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コメント

「今晩さっそく使いますぜ!うしゃしゃしゃしゃ」
しかも図書館で借りてな!うしゃしゃしゃしゃ

投稿: おまーん | 2008年9月10日 (水) 10時24分

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