【教育】モンスターペアレント
『バカ親って言うな!』(尾木直樹、角川oneテーマ21)
『親たちの暴走 日米英のモンスターペアレント』(多賀幹子、朝日新書)
『凶暴両親』(成松哲、ソフトバンク新書)
という、モンスターペアレントを扱う新書3冊を読んでいる。
2番目の本では、アメリカのヘリコプターペアレント、イギリスのフーリガンペアレントが紹介され、イギリスの話がすごい。
日本で問題になってるのは苦情で、アメリカでは過保護だが、イギリスの場合は、まず暴力だ。親からいきなり殴られて骨折した教師(ちっとも珍しい話じゃないらしい)、そして、自分の家族といるところを車で襲われ、家族ぐるみでひき殺されそうになった教師など、まさに命がけ。イギリスでは、社会全体で暴力事件がものすごい勢いで増加しており、1995年から2005年にかけて10倍になった。それが学校にも押し寄せてきている。
また、雪の日に生徒たちを遊ばせていたら、ある子が転んだ。怪我してないことを確認し、そのままにしておいたら、後日、学校に弁護士から分厚い訴訟書類が届いた。賠償金を要求しており、このように最初から金狙いのケースも増えている。
いやはや、とんでもないですわ。話せばわかるってレベルを、とっくに通り過ぎてるんだもん。
日本もいずれそうなる…とまでは言えないけれども、似たような傾向は出てくるんじゃないかね。安倍教育改革はイギリスを見本とする面が強かったけれども、その愚かしさがわかるな。サッチャー改革以降に暴力事件が激増したようだし。
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コメント
お邪魔致します。
>日本もいずれそうなる…とまでは言えないけれども、似たような傾向は出てくるんじゃないかね
私もその様な気がします。
ただ、例えば「教育改革の影響でそうなった」式の単一原因による説明はなかなか難しいな、とも思いました。
安倍政権の政策の功罪ってどの程度整理されて議論されてきたんでしょうね。私は阿部晋三も「愛国」とやらも好きではありませんが、彼らが日本の制度に与えた影響ってどんなものだったのかな、という疑問は湧きました。
話は変わりますが、ラス回避型とトップ優先型の打ち筋が段位やレートに及ぼす影響って意外と大きいのでしょうか?私は自称防御型なのですが、特上では勝ちきれないでいます。細かい技術の拙さも有るでしょうが、打ち方を変えたら少しは勝率上がるかなあ、なんてw
その辺り、フリーと天鳳で打ち分けておられるハカセさんとしてはいかがですか?
投稿: おまーん | 2008年4月25日 (金) 23時37分
>おまーんさん
安倍教育改革の総括は聞いたことありません。
システム的には、Rは総合成績で決まり、段位はラス率の低さで決まりますよね。
ぼくの知り合いでラス回避型のヤツは、R2080くらいを維持しながら、天鳳をやりすぎるとリアル麻雀では勝てなくなると言ってました。なので、Rの面でも天鳳ではラス回避型がいい成績を残しやすいんじゃないかなーと思ってます。
投稿: 福地 | 2008年4月26日 (土) 12時14分