1月からネット麻雀の天鳳をやっている。東風戦で430回も打った。
一般、上級、特上と3ランクあり、上級は初段以上、特上は四段以上じゃないと打てない。
天鳳は独特なシステムで、ラスを引くとドカッとポイントを引かれる。なので上位を狙う打ち方よりも、ラスを回避することが大切だ。2着なら十分で、3着でもまあよろしい。ラスを引くと、ポイントでも精神的にも大ダメージを受ける。この点が普通の麻雀とは違う。競技麻雀の101(いちまるいち)と似ている。
ぼくはようやくR2000になったが、まだこのシステムに特化した打ち方はできていない。普段の攻撃的な麻雀からシフトできず、ラスが多い。
そして思うのは、麻雀は反射神経のゲームだなあということ。
リアルの麻雀でも、ゆっくり考えたら切るべき牌は違うのに、サクサクと進める場のペースに乗って、うっかり間違った牌を切ってしまう人は多かろう。ぼくもよくある。麻雀は頭のゲームではなく、指先のゲームなのだ。
それが天鳳になると、クリックで切る牌を選ぶから、もっと簡単に間違える。制限時間の短い卓で打っているから、なおさら。
さっきやってしまったケースでは、南家がドラの9筒をポンしていて、役牌は南以外すべて切れていた。南だけは場1で、たぶん南待ちなんだろうと思っていた。ぼくはクイタンでテンパイしていて、南を持ってきたらオリなきゃ、嫌だなあと思っていた。そしたら本当に南を持ってきたのだ。そして、当たる可能性のある牌はこれしかないというのに(いちおうトイトイの可能性もゼロではなかったが)、この南を1秒後には切ってしまっていたのですね。当然ながらマンガンの振り込み。そしてラスになった。老化現象だなあと思う。
また、こんな失敗もあった。
他からリーチがかかっている状況で、自分はダンラスの親。こんな手牌となって(5筒の1枚は赤)、
34445555689p南南 ツモ6p
(リーチに相当怖い牌ではあるが)ここから5秒あまりで5筒を切れず(南を切った)、逆転を逃した。次のツモは7筒で、6000オールだった。チンイツの4面待ちになったものの、そのあと1筒を持ってきてリーチに打ち込んだ(14筒待ちだった)。ダンラスなので5筒を勝負するしかない局面だった。
麻雀の勝ち負けに与える影響は、頭の中にあるノーガキよりも、指先の実行力の方がはるかに大きいと思う。意思統一に支えられた頭と体の一体化が必要になる。
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