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2007年8月11日 (土)

【教育】公立中学も格差の時代に

久しぶりに教育の記事を書いた。書評。

『塾不要 親子で挑んだ公立中高一貫校受験』

一言でいうなら、フツーの子がフツーの中学に行き、だんだん分化して別々の高校に行くって姿から、ますます遠ざかっているということ。

こーゆー現状に対して多くの人は、中学までは多様な子が集まるのが本来だと総論反対するけど、いざ自分の子のことになると摩擦の少ない集団を選ぶ各論賛成となる。それが現状。「公共性」の復活はあるのか?

公立一貫校は全国にいっぱい作られてるけど、本格的なヤツはほとんどなくて、この点でも今のところは私立中学以上に東京一極集中だ。

この本の著者(日経新聞記者)がけっこう嫌なヤツでさ。自分は公立派で私立を敵視してるけど、その一方でフツーの公立に対する差別意識はしっかりあって、要するに我が子自慢でしかないという。私立を敵視してる理由はまったく書かれてないし。

一般に公立の問題点はマネジメントにある。理想はぶち上げるけど、現場のマネジメントができないという。九段中学はそこらへんどうなんだろう? まだ答えを出せる段階じゃないと思うけど。

日比谷高校だって卒業生からボロクソ言われたり、とにかく役所仕事はトップダウンで、現場コントロールが弱いもの。

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