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2007年8月の2件の投稿

2007年8月11日 (土)

【教育】公立中学も格差の時代に

久しぶりに教育の記事を書いた。書評。

『塾不要 親子で挑んだ公立中高一貫校受験』

一言でいうなら、フツーの子がフツーの中学に行き、だんだん分化して別々の高校に行くって姿から、ますます遠ざかっているということ。

こーゆー現状に対して多くの人は、中学までは多様な子が集まるのが本来だと総論反対するけど、いざ自分の子のことになると摩擦の少ない集団を選ぶ各論賛成となる。それが現状。「公共性」の復活はあるのか?

公立一貫校は全国にいっぱい作られてるけど、本格的なヤツはほとんどなくて、この点でも今のところは私立中学以上に東京一極集中だ。

この本の著者(日経新聞記者)がけっこう嫌なヤツでさ。自分は公立派で私立を敵視してるけど、その一方でフツーの公立に対する差別意識はしっかりあって、要するに我が子自慢でしかないという。私立を敵視してる理由はまったく書かれてないし。

一般に公立の問題点はマネジメントにある。理想はぶち上げるけど、現場のマネジメントができないという。九段中学はそこらへんどうなんだろう? まだ答えを出せる段階じゃないと思うけど。

日比谷高校だって卒業生からボロクソ言われたり、とにかく役所仕事はトップダウンで、現場コントロールが弱いもの。

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2007年8月 3日 (金)

【教育】公立中高一貫校

『塾不要 親子で挑んだ公立中高一貫校受験』という本を読み、書評を書いた(8月10日に掲載予定)。著者の長男と次男が受検し入学した九段中学は、どうやら素晴らしい学校のようだ。

文字から得た情報で判断する限り、京都の堀川高校や東京の九段中学は、本当に魅力ある学校を作っている。

堀川高校は普通だと思うけど、九段中学は年間3億円超というとんでもない予算を使っている。都立でなく千代田区立である強みだ。さらに千代田区にある大使館や大企業などを総合学習に利用している。

考えてみると、国立の筑波大附属駒場や筑波大附属がスーパー進学校なんだから、実験校という弱みのない公立一貫校がそれ以上の評価になってもおかしくはない。

卒業生が出るようになっても、進学実績では当面は開成や桜蔭には劣るだろうけど、いずれそれ以上の評価を得るんじゃないか。

もし、自分に小学校高学年の息子や娘がいたなら、もっとも入れたい学校は九段だと思う(小石川や両国など、他の公立一貫校のことは判断できない)。開成や桜蔭よりもはるかに魅力的だ。教育内容では、私立以上の公立が出つつあるのが最近の状況じゃないかと思う。ただ、公立というのも、お役所バックならではの短所があるから、そこまで高く評価するのはまだ早すぎるかもしれないけど。

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