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2007年6月30日 (土)

【つぶ】魂の救済はどこにあるのか?

規制緩和が進み、新自由主義が全盛となりつつある。子どもですら、中学に入るときには自分は勝ち組になるのか負け組になるのか、うっすらと感じ取るようになってきている。

さらには、人生の規制緩和も進み、男女差も薄れつつある。個人のライフコースでも、就職や結婚などのライフイベントが誰にでも訪れるわけじゃなくなりつつある。

専業主婦という夢。一戸建てという夢。そういう夢を見られない人は増えている。

それでは魂の救済はどこにあるのか? 本当にどこにあるんだろう?

「今」にある。「消費」にある。「セックス」にある。「子ども」にある。「新興宗教」にある。それくらいしか思いつかない。

今の日本人にとって、あらゆる社会問題よりも、魂の問題のほうが大きいんじゃないか。宗教は麻薬だから、魂で社会問題を語るべきじゃないが、魂の不在がすべての不幸の根本に横たわっていると思う。

本来なら宗教がカバーすべき場所があいてしまい、魂のよりどころをなくしてしまっている。それが今の日本人だ。「人はなぜ生きるのか」という問いの答えがもっとはっきりしていれば、多くの人は今よりもずっと幸せなはず。

『1万円の世界地図』という本に、日本人の幸福度は世界90位というデータが載っている。上位で北欧や中欧以外には、5位のバハマ、8位のブータンが目につく。これは宗教の力だろう。われわれは倫理と宗教こそ語るべきなのかもしれない。

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