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2006年9月 8日 (金)

【教育】また書評が

『週刊ポスト』に書評が出た。ページ3分の2。けっこう大きな扱い。今売ってる号で、評者は与那原恵さん。

じつは、京都新聞とか、神戸新聞とか、地方紙の一部でも書評欄で取り上げられており、それも与那原さんによるものだった。

どちらも内容は近くて、子どもの受けられる教育には親の経済力によって格差がつきつつあるけど、どちらにしても虚しいもんじゃないか。そこには学ぶ楽しみがないって内容。まったくその通りだと思う。

では、子どもが学ぶ楽しみを持てるようにするにはどうすればいいか? それは教育の脱‐競争化しかないだろう。受験制度を改めることだ。

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コメント

いまひとつ分からないんですけど、教育の脱競争化って具体的には何をどうするんですか?
受験組と非受験組をわけるってこと?
あと、受験競争は親たちの経済競争の反映だと思うんだけど、その経済競争ってグローバルじゃん。その現実を措いて一国内教育だけを非競争化しようとしてもちょっと目端の利いた親なら子どもにグローバルスタンダードな武器を持たせてやりたいと思ってやっぱり学歴レースに参戦しちゃうんじゃないかな。

投稿: 黒糖焼酎 | 2006年9月10日 (日) 00時41分

>黒糖焼酎さん

レス遅くてすみません!
日本の教育システムは、高校受験→大学受験→就職試験と、何度も選抜をリセットしては繰り返すところに特徴があるじゃないですか。最近はそこに中学受験まで加わっています。

たしかに就職試験と理系教育については、グローバリズムもあって緩和できないと思います。ですが、高校受験や大学受験は、国際的に見て一般性のない内容を、ただ国内でのイス取りゲームのためだけに試験ゲーム化しています。今となってはあまり機能しなくなった、競争のための競争だと思うのです。

投稿: 福地 | 2006年9月26日 (火) 06時18分

>国内でのイス取りゲームのためだけに試験ゲーム化しています。今となってはあまり機能しなくなった、競争のための競争だと思う

そのイスが増えて経済力さえあればイスに座れる確率がかなり高くなった現代の学生たちの学力低下はどうお考えになりますか?
少ないイスの時代(第二次ベビーブーム世代など)はその競争が学力の底上げをしていたように思えます。
やっぱり問題はイス取りゲームに参加できるが学力があったとしてもゲームにすら参加できない子達が増えている、ということでしょうか?

投稿: とまと | 2006年9月28日 (木) 14時06分

>とまとさん

学力低下については、まだ結論は出し切れないのですが、おそらくたいした問題ではないんじゃないかと思ってます。今までの大人が、学齢期に身につけてしばらくたってから忘れていたものを、今の子どもたちは最初から身につけないだけだと思うんですよね。

今の子どもたちも、必要なものはだいたい身につけているんじゃないかと思うんですよ。つまり、分数のできない大学生はいても、小数のできない大学生はあまりいないのではないかと。分数は日常的には使いませんからね。

投稿: 福地 | 2006年10月 6日 (金) 03時59分

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