【つぶ】器と調理法
文章を書くときに、媒体や企画の内容によって、どんな風に書くかすごく考えてしまう。それは仕事であってもなくても同じこと。文章は絶対的なものではなく、場によって変わるのだ。
たとえば、ぼくはミクシィでは顔文字使いまくりだが、ブログでは使わない。ミクシィはおしゃべりの場だが、ブログは文章の場だとなんとなく感じているから。
ただ、気にしすぎということはあるもので、仕事の場合には意識しすぎたと反省することが多い。今連載している「日刊ゲンダイ」では、新聞という媒体でジャーナリストという肩書きであることから、事実関係ばかりの淡々とした文章にしすぎた。
1回目を見たとき、そのことに気づいたけど、すでに7回目まで渡してしまっていたので、修正できなかった。残りのわずかな回数は、もうちょっと主観的なタイプの文章にしよう。
「器」に収まった姿を見たときに、「調理法」が違っていたといつも気づく。反省することばかりで、これが俺なんだという開き直りの境地には、いつまでたっても至らない。
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コメント
はじめまして、こんにちは。
昨晩、日刊「ゲンダイ」で連載
7回目分を初めて読みました。
(夫が駅売り新聞を持ち帰る事はあまりないので)
「教育は消費財」
「親の眼力と経済力が子どもの学歴を決める」
現在中3の子どもがいますので
この言葉を実感です。特に後者の部分は
子どもに「ごめんね~」の気持ちもあったりします。
(遺伝子もごめんね、なんだけど)
どうにかならないのかなぁー、と思いつつ
でも時代の流れに逆らえず・・・、
「もう時間と手段で(受験)乗り切るしかない!」
と開き直るこの頃です。
「教育格差の絶望」単行本読みます。
これからも執筆活動、楽しみにしてます。
投稿: にゃあ | 2006年9月 6日 (水) 09時24分
>にゃあさん
ありがとうございます!
本に繰り返し書かれているんですが、親のテクが圧倒的に重要なのは子どもが小さいときなんですね。高校受験にもなると親がすべてということはありませんし、高校に行ってからは子どもが全部決めるようになります。
受験を無事乗り切れるといいですね! 都道府県はどちらなのでしょうか?
投稿: 福地 | 2006年9月 6日 (水) 09時59分
こちらこそ、ありがとうございます。
「親がすべてということはない」
そんなふうに言って頂けるとホッとします。
(もっと言って~)
話が(ゲンダイ7回に)戻りますが
「鉄緑会」ってそういう意味があったんですね。
噂は耳にしていましたが
ネーミングの由来を初めて知る事ができました。
(東大も鉄緑会も無縁の世界)
千葉県在住です。
投稿: にゃあ | 2006年9月 6日 (水) 20時21分
>にゃあさん
千葉ですか。ハードな地域ですね。千葉・埼玉などは人口が多いから、他県より高校受験はハードなんですよ。
お金の面は別として、受験で親と子のどちらに比重があるかという割合は、小学受験(親10)、中学受験(親8、子2)、高校受験(親3、子7)、大学受験(子10)くらいだと思います。努力や責任という点ですね。なので、高校受験からは本人の受験なんですよね。
投稿: 福地 | 2006年9月 7日 (木) 06時21分