【つぶ】自著の評価
ぼくの本の多くは消耗品なので、アマゾンやミクシィでほとんどレビューなどつけられてないんだが、それでもいくつかある。
ちょっと前にミクシィで『アカギ悪魔の戦術』についてボロクソ書いているレビューがあった。
自著についてボロクソ言われたとき、ふつーはどーゆー反応をするもんなんだろう? ぼくの知ってる何人かの人はムキになって反論する。編集者もそう。みんなとやかく言われるのが嫌みたい。
で、ぼくはというと、こうしてボロクソ書かれてるのを見ると、いや、ホントおっしゃる通り、すいません、と思ってしまう。お代は半分返しましょうか?と言いたくなる。
といっても、それで凹むかといったら、そんなことはない。書かれる程度の欠点はすでに自分で考えてる。考えてもないこと書かれたら、パソコンの前でさらに頭を下げてしまうけど。
同じくミクシィに『2時間でわかる決算書 簡単読みこなし編』で、ほめられているレビューもあった。
この本、じつは自分でも、できばえにすごく満足している。証券会社とか銀行の新入社員には、まずこれを読めよ、こんなにわかりやすく、こんなにコンパクトで、大事な部分だけに絞り込まれてる本なんて他にないぜと、マジ言いたいと思っている。
会計については素人のぼくだが、プロにちょこちょこっとアドバイスしてもらって、内容はほぼ全部自分で考えたので、他の分野でも勉強すれば既存の本以上のものはできるんだと自信を持った1冊だった。
だから、このレビューもすごくうれしい。この本があまり売れず、今でもたいして売れてないだろうと想像すると、ちっと悲しい。内容の良し悪しと売れる売れないは別問題だ。
あと、マンガの『楽しく生きる年収300万円時代』につけられたレビューは、原著(字の本)に向けられたものなので、ぼくには関係ないな。通訳の役目は果たしたということで、それでいいのか。
とまあそーゆーわけで、ボロクソ書かれても熱くなって反論したりせず、けっこうクールなのであった。まったく反応がないよりも、ボロクソ書かれる方がなんぼかマシなんだよな。
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コメント
初めてコメントさせていただきます。
N氏と申します。
福地さんの著書を
拙ブログで紹介させてもらいました。
こういう著書は もっと危機感を持って
評価されないと 困るはずなんですが、、、
どうも そうはなっていないようですね、、、
危機感そのものの感じ方にも、既に格差があるのかもしれません、、、
素晴らしい本を、ありがとうございました。
投稿: N氏 | 2006年8月21日 (月) 21時03分
>N氏さん
ありがとうございました! 大変嬉しいです。
多くの人が思っている以上に事態は悪化していると思います。
せめて学費だけでも安くなるといいんですが、それすらも果てしなく遠いのが現状です。国会で大問題になったりするといいんですが。
投稿: 福地 | 2006年8月24日 (木) 05時00分