【教育】書評が2つ出た
先週の金曜発売の『週間金曜日』の書評欄に、『教育格差絶望社会』が紹介されている。評者は雨宮処凛さん。プラス評価だ。
また昨日発売の『プレジデント』でも書評されている。それが丸々1ページ。雑誌の目次にまで書名と著者名が出てるほどの扱い。評者はオバタカズユキさん。内容も、最高と言っていいくらい絶賛されている。
うれしいなあ。これは追い風が吹いてるかも~。
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先週の金曜発売の『週間金曜日』の書評欄に、『教育格差絶望社会』が紹介されている。評者は雨宮処凛さん。プラス評価だ。
また昨日発売の『プレジデント』でも書評されている。それが丸々1ページ。雑誌の目次にまで書名と著者名が出てるほどの扱い。評者はオバタカズユキさん。内容も、最高と言っていいくらい絶賛されている。
うれしいなあ。これは追い風が吹いてるかも~。
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「麻雀@」(まーじゃんあっと)という雑誌で、連載を始めました。
http://www.ma-janat.net/
「恋の花咲くネット麻雀」というコラム。
本邦初のネット麻雀恋愛論です。ネット麻雀がいかに恋愛に満ち満ちているかは、知る人ぞ知る、知らない人はまったく知らない事実です。
この雑誌は月刊化を目指してるそうで(現在は隔月刊)、回数が増えるとネタが切れちゃうんですが、そうなったらそれはそのとき(笑)。
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駅のキオスクなどでよく売っている新聞「日刊ゲンダイ」で、28日(月)から1週間ほど、教育格差について連載します。『教育格差絶望社会』に書いたこととまったく同じ内容です。
日本の教育はこれでいいのか!
せめて学費だけでも一気に下げるべきじゃないか!
そんな論争が起きないもんでしょうか。
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ぼくの本の多くは消耗品なので、アマゾンやミクシィでほとんどレビューなどつけられてないんだが、それでもいくつかある。
ちょっと前にミクシィで『アカギ悪魔の戦術』についてボロクソ書いているレビューがあった。
自著についてボロクソ言われたとき、ふつーはどーゆー反応をするもんなんだろう? ぼくの知ってる何人かの人はムキになって反論する。編集者もそう。みんなとやかく言われるのが嫌みたい。
で、ぼくはというと、こうしてボロクソ書かれてるのを見ると、いや、ホントおっしゃる通り、すいません、と思ってしまう。お代は半分返しましょうか?と言いたくなる。
といっても、それで凹むかといったら、そんなことはない。書かれる程度の欠点はすでに自分で考えてる。考えてもないこと書かれたら、パソコンの前でさらに頭を下げてしまうけど。
同じくミクシィに『2時間でわかる決算書 簡単読みこなし編』で、ほめられているレビューもあった。
この本、じつは自分でも、できばえにすごく満足している。証券会社とか銀行の新入社員には、まずこれを読めよ、こんなにわかりやすく、こんなにコンパクトで、大事な部分だけに絞り込まれてる本なんて他にないぜと、マジ言いたいと思っている。
会計については素人のぼくだが、プロにちょこちょこっとアドバイスしてもらって、内容はほぼ全部自分で考えたので、他の分野でも勉強すれば既存の本以上のものはできるんだと自信を持った1冊だった。
だから、このレビューもすごくうれしい。この本があまり売れず、今でもたいして売れてないだろうと想像すると、ちっと悲しい。内容の良し悪しと売れる売れないは別問題だ。
あと、マンガの『楽しく生きる年収300万円時代』につけられたレビューは、原著(字の本)に向けられたものなので、ぼくには関係ないな。通訳の役目は果たしたということで、それでいいのか。
とまあそーゆーわけで、ボロクソ書かれても熱くなって反論したりせず、けっこうクールなのであった。まったく反応がないよりも、ボロクソ書かれる方がなんぼかマシなんだよな。
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半年ほど前のこと。ぼく、K君、いたる君が点5フリーで同卓し打っていた。
われわれの会話を聞いた対面のメガネ君。
(@_@)「もしかして近代麻雀の関係者の方ですか?」
ぼく「そーだよ」
(@_@)「うっわー、ぼく近代麻雀の大ファンで、全部買ってるんですよー」
ぼく「へー、何が一番好きなの?」
(@_@)「ゴールドですねえ。ぼく雀鬼の大ファンなんですよー」
ぼく「雀鬼だぁ?(゚Д゚)ハァ」
(@_@)「もしかして雀鬼会の方ですかー? サインしてくださいよー」
ぼく「おめーは下北に行け! この店は出禁だ!」
(@_@)「えー、そんなこといわないでくださいよー。大ファンなんですから~」
K君「福地さんだってゴールドの執筆陣じゃないですか(・∀・)ニヤニヤ」
(@_@)「すっげー! 絶対サインしてください!」
ぼく「ゴールドって捨牌読みクイズだけだよ」
(@_@)「あ! もしかしてタミーラですか? うっわー、タミーラに会ったってみんなに自慢しちゃいますよー」
ぼく「ちげーよ! そんな年寄りと一緒にするな!」
K君「この人は福地さんといって、近代麻雀で活躍してるライターさんなんだよ、もちろん知ってるよね?(・∀・)ニヤニヤ」
(@_@)「あ、ロン! 親マンです。うわー、近代麻雀の福地さんから親マンをアガたって、もうみんなに自慢しちゃいますよ」
ぼく「早く下北に行け! もう二度とこの店に来るんじゃないぞ!」
(@_@)「そんな淋しいこと言わないでくださいよー。あ、そこの近代麻雀とってください。福地さんはどこに載ってるんですかー?」
K君「頭のいい人、悪い人の麻雀といってね…(・∀・)ニヤニヤ」
(@_@)「えーと…」
K君「お前、読んだことないだろ!(・∀・)ニヤニヤ」
(@_@)「そんなことないですよー。でも、それどこに載ってるんですかー?」
ぼく「早く下北に行け! タクシー代はビタ一文出してやらないけど、今すぐ歩き出せ!」
K君「まず目次を見て、ああ、ほらかしてみ、ほらこのページだよ。キンマの人気連載なんだけど、1回くらい見たことないか?(・∀・)ニヤニヤ」
(@_@)「ああ、このページですか! うわー、すっげー!」
ぼく「今すぐ町田に行け!」
(@_@)「福地さんはこの漫画を描いてるんですね。すごすぎ~!」
K君「福地さんはライターさんだから、漫画家は別の人だよ(・∀・)ニヤニヤ」
(@_@)「すっげ~!! 近代麻雀の福地さんって言ったら超有名じゃないですか。絶対あとでサインしてくださいね。もう宝物にしちゃいますから」
ぼく「……」
最後まで、素なのか、おちょくられてるのか、わかりませんですた(T▽T)
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少し前のこと、娘1号から聞かれた。
「あたしって文系?理系?」
おお、こいつもそんなこと考える年になったのか。学校で何かいわれたのかと思ったら、とくにそういうわけでもないという。 そこでまともに答えた。
文系か理系かっていうのは、科目でいったら英国か数学かってよく考えちゃうんだけど、それは違う。それは入試で大事ってだけ。適性でいったら社会か理科かの方がずっと当たる。
理系というのはモノを対象とする。文系ってのはヒトor世の中を対象とする。たとえば、新しい孫の手を開発しようとしたとき、人間工学による振動なんちゃらってことを考えるのが理系、ネーミングをどうして見かけをどうしてってことを考えるのが文系なんだ。
「くだらないこと考えるのが文系?」
まーそーゆーことだな。けっこうそっちの方が売れるんだけど。
「で、あたしはどっちなの?」
どっちかっていったら文系だな。つーのは、数学物理化学生物地学のなかにとくに好きな分野がない。興味があるのはどっちかって人間の方。ただし、文系科目の中にことさら好きなもんがあるわけでもないし、消極的文系って感じか。
「テストは地理とか歴史の方がまだマシだけど」
それは暗記が簡単なだけで、好きっていうのとは違う。わしゃ理系をすすめたいけど、でも文系になりそうな感じだね。
「文系の方がめんどくさいって聞いたけど」
それは入試科目に暗記が多いとかそーゆー話でしょ。今の段階では関係ないね。
「ふーん」
とまあそーゆーわけで、娘1号に人生を語ったりしたのだった。で、これって人生なのかな?
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大晦日のこと、地元のダチと連絡がついて会うことに。
半年ほど前に会ったとき、彼は9年間勤めた出版社を辞めたばかりで麻雀ばかりやっていた。溺れているという感じではなく、どうすれば金を稼げるのかギリギリまで追い求めるスタイル。かなりの麻雀オタクで、この前の最高位決定戦を見に行ったそうだが、自分は地元のピン雀でしか打とうとしない。
会ってみたら、今はもう麻雀はまったくやっていないという。この数ヶ月やっているのはパチンコだと。パチスロが美味しいという話はよく聞くけど、パチンコが儲かるという話は聞いたことがない。どうなんだろう。
それが話を聞いてみると、ここでもすごく「プロ」っぽかった。彼がやっているのは羽根モノのしかも1機種だけだという。これなら攻略できるという機種を見つけてそれに絞り込み、その機種が設置されているホールに出勤する毎日なのだと。
そんなに遠くないエリアに、その機種があるホールを何十軒か見つけ、そこに通っている。その機種でも、釘の閉め方、バネの状態など、条件はいろいろあるから、満足いく台に座ることは難しい。玉を出す前に、その台に1日座っていられたら、それだけでもうれしいくらいだと。
儲かるのかと聞いたら、勝つときは最大1日5万、負けるときは最大1日1万5千だというから、そこそこ儲かるということなんだな。しかし、時給千円の水準は遠いという。こんなに苦労してもロクに稼げるわけじゃないし、普通のバイトした方がずっといいんだけどね。そう言って笑った。
彼とはずいぶん前からの知り合いだが、ずっとこんな感じなんだよな。いつも納得いく働き方を追い求めている。ただ稼げればいいわけじゃなく、自分が熟知している範囲で、自分の納得のいく技術を根拠として金を稼ぎたい。そんな志向がすごく感じられる。
その気持ちはよくわかる。どこまで「納得」がほしいかは、その人のこだわり気質による部分だろうけど、いかにして金を得るかはいかにして生きるかに重なるから、「納得」いかない稼ぎは「納得」いく人生にはつながらない。
彼の姿勢には昔から職人気質と呼べるような部分があって、それは麻雀でもはっきりしていた。以前、彼がリーチに地獄待ちを止めたと喜んでいたのを見て、そんなの打っちまえよと思ったりした。ぼくにもこだわり気質はあるけど、ぼくが偏差値60のこだわり人間なら、彼は偏差値70のこだわり人間なのだった。
こうして彼は、小さな世界で納得いく稼ぎ方を見つけ出しているのだが、とはいっても、その機種がホールからなくなってしまったらそれまで。そんなはかなさの上に立脚する「世界に一つだけの花」だ。
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何年か前のこと、とある麻雀漫画誌で「教えてハカセ君」というQ&Aコーナーを連載していた。
読者からの麻雀に関する質問に答えるコーナーで、ルールとか、戦術とか、雑学とか、内容は様々だった。Q&Aという特性上、人気は中位安定で、高くもなく、低くもなかった。
だがあるとき、突然変異のように読者アンケートで1位となった。その翌月には元に戻ったから、突然変異としかいいようがなかった。
その内容はなんだったかというと、前号と前々号のミスを認めて、それを訂正するもの。そのページでは毎号3つの質問に答えていたのだが、その号に限ってそのうち2つがミスの訂正となった。
たしか、ひとつがオープンリーチの話で、もうひとつは110符の話だったと思うけど、ぼくが前に書いた解説が間違ってたのですね。それをもう一度取り上げたってわけ。
それも、きちんとおわびするというスタンスじゃなくて、前にこう書いたけど、こんな指摘がいくつも来ちゃって、あららら、確かにおっしゃる通り、いやー、間違っちゃいましたわ、わはははは、すんまへんってくらいの感じだった。それを2問続けてやったんですね。そしたら、メーターを振り切るよーな人気爆発となったのだった。
そのとき思ったのは、これから毎号おわびを続けようかなってことではなくて、雑誌ってここまでミスを認めないと思われてるんだなってこと。だってそうでしょ。ミスを認めたら人気爆発ってことは、こいつらそーゆーこと絶対しないって思われてるからだよね。出版社とか雑誌とか著者って、そこまで人格面で信用されてないらしい。
それだったら「前号の懺悔」というページを作ってもいいし、いっそのこと、表紙にでっかく「またやっちまいました!」と入れたら売れるんじゃないか。そんなことを思ったりした。
世の中の人って、そこまでミスを認めないんでしょうか?
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