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2006年6月29日 (木)

【教育】アメリカで階層別住み分けが進む理由

『教育格差絶望社会』では、「教育における地域・階層・格差」がテーマになっている。日本はアメリカみたいな方向に向かっているとして、アメリカの事例をけっこう取り上げている。

今朝がた、アメリカでの教育体験記みたいな本を読んでいたら、この分野におけるまったく知らなかったことが書かれていて、びっくり!

アメリカにはゾーニングという地域ごとの法律があって、居住形態や土地の用途などを縛っているという。たとえば、家を建てるときには1エーカー以上(相当広い)の庭がないといかんという決まりがあれば、その地域にはアパートなどは作れなくなり、金持ちしか住めなくなる。また、核家族じゃなきゃ住めないという決まりがあれば、三世代同居などできなくなるから、これまた階層や人種を制限する。こうした規制によって、その地域に異分子が入ってくることを拒んでいるというのだ。だから、すさまじいまでの住み分けが起きることになる。

ネットで調べてみたら、ゾーニングというのは、アメリカの都市計画における根本的な特徴らしい。階層別の住み分けを促進するためのシステムというような狭いものではなくて、まさに国土計画の根本に結びついている。なるほどなあ。直訳すれば「ゾーンの仕方」だもんな。世の中って、こういう表面的には見えないもので規定されているもんだ。

こんな話は見たことも聞いたこともなくて、連想するものといえば、バスケットボールにゾーン・ディフェンスってあったなってくらい。アメリカに住んだことある人なら知っているくらいの知識なんだろうか?  →その後、数人に聞いてみたところでは、そんな一筋縄でいくものではないようだ。多様性の国アメリカということもできるし、単純に階層化を進めるという狭い目的の法ではなく、多面的な存在であるため、単純化しにくいという側面もあるようだ。

それからもうひとつ、アメリカにはチャータースクールという新しいタイプの公立学校があるのだが、これは階層の問題から登場してきたものだという。

貧困地域にある公立の学校は、住民税もちょっとしか集まらないから、教育の質は低くなる。そういった地域に住みながら、子どもに高い教育を受けさせたいと願う家庭は、地域の公立校には行かせず、チャータースクールに子どもを行かせる。運営主体は教育ビジネスを行う多国籍企業など。つまり、学校に行かせるかわりに塾へ行かせるようなもんだ。ちょっと前から、これも公教育として認められるように制度変更された。

アメリカでは、教育熱心で公教育に不満を持つ家庭では、下層はチャータースクールに行かせ、中層は家で親が自分で教え(これも公教育として認められる)、上層は私立に入れるとか。いやはや、まだアメリカの現状についての認識が甘かったと痛感する。

教育に関して専門家でもないし、知識の量ではまったくおぼつかない。教育って分野は途方もなく広くて、専門家の世界も、幼児教育とか教育行政学とか教育史とか分化している。

だからしょうがないことだけど、知らないことってホント多い。教育委員会って何か?とか、いまだにさっぱりわからん。やはり日頃の勉強って大切だ。教育の本も、それが仕事に結びつくと思って読んでたわけじゃないから、帰ってくるあてのない稚魚の放流みたいなもんで、今回はそれがたまたま本になった。こういう循環を作り出すのがノンジャンル評論家ってものなのだが、はてさて、そこまで勉強家じゃないからな~。

まあそれはそれとして、今日こそ麻雀の勉強とキャッシュバックの勉強に行ってこよっと。

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