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2006年6月20日 (火)

【つぶ】読書のプロ

どんなことにもプロはいるもんで、読書にもプロは存在する。

ライターに必要な能力は取材力と表現力だが、その取材力の一部として、高い読書力を持っている人もいる。たとえば立花隆などはその典型で、毎日膨大な本を読んで暮らしている。評論家と呼ばれる人にはこういうタイプが多い。

もっとはっきりしたものとしては、大学の文系教官が挙げられる。彼らの研究室に行ってみると、部屋中に本があふれている。これ全部読んでるのかよ、はったりじゃねーの? と思ってしまうが、彼らの専門に関する知識というのはすさまじいもので、全部読んでるかどうかは知らないけど、読書のプロであることは間違いない。

以前「大学教授になる方法」みたいな本を読んでいたら、こんなことが書かれていた(要旨)。

最近は、国家公務員、新聞記者、芸能人など、異業種から大学の教官になる人が多い。彼らは普通の研究者にはない経験を持っていて、大学を活性化させるのだが、ひとつ問題点として、2年くらいでネタが切れてしまう。年に何十コマも授業するというのは大変なことで、若いときからそのストックを作っていないと、なかなか厳しいものがある。

なるほどなーと思ったもんだ。たとえば、ぼくは麻雀の本ならけっこう読んでいるのだが、もともとロクな本がないことも大きいけど、もしハウツー系以外の授業をやったとしたら、すぐにネタが尽きると思う。

世の中に読者家というのはいるもので、例えばぼくの知り合いに毎日2冊を読むヤツがいた。そういう人がプロになるかといえば、かならずしもそういうものではない。プロは読書をアウトプットにつなげるからプロなのであって、ただ娯楽として読んでいる限り、量がいくら多くても関係ない。

バートランド・ラッセルだったと思うけど「目的のない読書は散策にすぎない」というフレーズがあって、この言葉通り、何かを知るという目的を持って読むのがプロの読書だ。ちなみに、この知り合いはぼくと一緒にフリーライターをやっていて、途中で実家に帰って印刷屋を継いだ。

子どものころ、評論家みたいな人の本しか読まない父親(読書に関してはまったくのパンピー)に、なぜそんな本ばかり読むのか聞いたことがある。

「お話を読んだって何にもならないからね」

その答えに、なんちゅー情緒のない!と思ったものだが、ぼくも大人になって、評論家みたいな人の本ばかり読むようになった。

とまあそういうわけで、読書にもプロは存在するし、ぼくの読書力はプロには遠く及ばない。麻雀を覚えなかったら、あと千冊くらいは読んでたんじゃないかね。

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